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自己効力感を高めて、意欲を高める5つの方法

自己効力感

自己効力感とは、カナダ人心理学者アルバート・バンデューラの提唱した概念で、外界の事柄に対し、自分が何らかの働きかけをすることが可能であるという感覚です。

端的に言えば、自己効力感は、「やればできる」という感覚です。それは、他への働きかけの概念と結びつかない自尊心と区別されます。

バンデューラの社会的認知理論によれば、人々は、自己効力感を通して、自分の考え・感情・行為をコントロールしているとされます。

低い自己効力感しか持てず「何をやっても無駄だ」と思っていれば、人間は行動する意欲がわきません。

今回の記事においては、自己効力感を高めて、意欲を高める5つの方法を紹介します。

成功体験をする

成功体験とは、自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験です。成功体験をバンデューラは自己効力感を得るために最も重要な要因であると位置づけています。

実際に、周囲から不可能と反対されるようなことを自分でやりとげた成功体験を持つ人たちは自分の能力に自信を持ち、「何をやっても無駄だ」といったようなことはなかなか思いません。

むしろ、そういう人たちは、他人から無理だと言われても、「自分ならばできるかもしれない」と考えるような、強烈な自己効力感を持っているケースが多いです。

もちろん、最初から自分が簡単にできると思っているようなことをやったとしても成功体験にはなりません。

成功するか失敗するかわからないというレベルの目標を、失敗の恐怖に打ち勝って努力し、やりとげた時に、ひとは成功体験を得ることができます。

なお、あまりにも高くに目標を置きすぎると、成功するか失敗するかが最初からあまり気にならなくなってしまい、たとえ成功しても、自分の能力というよりも幸運のおかげと考えがちになり、自己効力観を得られない可能性があります。

他人の成功を追体験する

自分の周囲で他人の成功体験を目撃すること、読書やマスメディアなどを通じて他人の成功体験を観察すること、これらを代理体験と言います。

他人の成功の追体験である代理体験も、成功体験ほどに強烈なものではありませんが、ある程度、成功体験と同じような機能を果たし得ます。その過程は三段論法で説明することができます。

他人がやればできたということは、抽象的に考えれば、人間がやればできたということになります(大前提)。そして、自分も人間です(小前提)。とすれば、自分もやればできるのです(結論)。

特に、自分にとって身近なひとが成功すれば、「あのひとができるのならば、私にもできるはずだ」という発想しやすく、強い自己効力感の高まりを期待できます。

人間観察が上手な人とつきあう

言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし)によっても、ひとは自己効用感を得ることができます。

自分では無価値と思っていた能力が、その利用方法をよく知る他人の目からすると、宝の持ち腐れに映っているというようなことも、世間には多々あります。

本人が気づかなかったような長所を引き出し、相手の自己効用感を高めることは、ひとの上に立つものの重要な資質の一つと言われます。わが国の歴史上においては、戦国武将の黒田如水や幕末の志士の吉田松陰が相手の気づかない長所を発見する名人だったと語られています。

そういう人間観察を得意とするひとが身近にいれば、大切につきあいましょう。

向精神薬の力を借りる(こうせいしんやく)

薬物と聞いて眉をひそめる方もいらっしゃるでしょう。しかし、酒などの薬物やその他の要因について気分が高揚させるという生理的情緒的高揚も自己効用感を高めるための重要な方法とされます。

脳内の伝達物質のバランスの崩れから、「自分みたいな世の中の役に立たない人間が生きていても仕方ない」と思い込むほど、自己効用感が低下することもあります。そういうケースにおいては、自己効用感を高めるためには、適切な薬物投与が必要なのです。

最初から極めて自己効用感が低い場合には、成功体験・代理体験といったことはありえませんし、他人からの言語的説得も無意味です。

向精神薬に対する偏見は、今もなお残っていますが、脳内の伝達物質のバランスが崩れているときは、他のホルモンのバランスの崩れから生じる病気にかかっている場合と似ている状況と考えて、向精神薬の力を借りてください。

やればできると口に出して言ってみる

想像的体験といって、自己や他者の成功経験を想像するだけでも、成功体験・代理体験と似たような効果が得られるという見解があります。

「やればできる」と思うだけでなく口に出して言えば、次に、「どうすれば成功するんだろう? 」という疑念が浮かぶはずです。続いて、様々な成功のための計画を考えるようになるでしょう。

その成功のイメージが想像体験として、自己効用感を高めてくれます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事は、自己効用感の源泉とされる「成功体験」「代理経験」「言語的説得」「生理的情緒的高揚」「想像的体験」を意識して、作成しました。

やってみなければわかないとか言うよりも、まず、やってみようという気持ちが大切だと思います。この記事があなたの自己効用感を高めるのに役に立つことを願っています。

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