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打たれ強い子供に育てるための3つの心理術

打たれ強い

「あの人、すごいなあ。打たれ強いよね。」

貴女がそんな風に感心してしまうような人、いませんか?

ピンチにもひるまず、急なアクシデントにもあわてず、あまりの大変そうな状況にこちらが心配になるほどなのに、屈強に、あるいは、しなやかに、そんな場面を飛び超えて、さらに強くなってしまうような人。

最近だと、フィギュアスケートの羽生結弦さんやテニスの錦織圭さんなどがいい例かもしれないですね。

私たちは、そんな打たれ強い人たちに憧れつつ、私もそうなりたい、うちの子にもあんな風になってもらいたい、と思います。

さて、いったいどうしたら打たれ強い人になれるのでしょう?

そして、どんなことに気をつけたら打たれ強い子供に育てることができるのでしょう?

心理学的な側面から、考えてみました。

打たれ強いとは?

逆境でも負けない「打たれ強さ」は、いったいどこから来るのでしょうか?

打たれ強い、すなわち、つらい状態でもぶれない自分があるかどうか? ということのようです。そして、ぶれない自分とは「自分を信じる力」からやってきます。

心理学的な言葉ですと「自己信頼」とか「自己肯定感」という言葉になります。

そして子供は、これを自分で身につけていくことはできないと言われています。とすると、ある程度の年齢になるまでは、親を始めとする周りの大人たちが意識して育てていく必要があるようです。

では、どうすれば自己肯定感を育ててあげることができるのか?

以下で見て行きましょう。

自己肯定感を育てる ①安心を与える

子供が幼ければ幼いほど、その子をまるごと愛して認めて安心させてあげることが必要なようです。

具体的には、

・スキンシップ…肌と肌のふれあいで、お互いが安心する
・気持ちと声と顔と視線をかける…「私の関心はあなたに全て向いています」と示す
・柔らかい表情…微笑みは、する側もされる側も安心する
・いい言葉…いいね、かわいいね、そうだね、といった肯定の言葉を掛ける

等です。

これらは、かわいい赤ちゃんや幼児の頃の方がやりやすいかも知れませんね。子供の自我が芽生えていくと、なかなかこれだけではすませることができなくなりますよね。

そこで、次です。

自己肯定感を育てる ②具体的に諭し、抱きしめる

ついつい親は、子供の行動が自分の意図に反すると、叱るつもりで、怒ってしまいます。親にも生活があり、気持ちがあり、その時その時の都合もあります。また、その子に対しての希望や期待もあるでしょう。

ということは、親が、何も気にせずに子供と接してしまうと、もしかしたら子供に「不安」や「緊張」を与える言動をしてしまう可能性があるということになります。

そして、困ったことに子供は、緊張や不安が多い状態が続くと、自らの自己肯定感を下げてしまうようなのです。

では、子供を不安にさせずに、生活する上での不都合を解消するにはどうするのか?

子供の行動の何かを変えてもらいたい時は、「具体的に」説明して理解を得る方法が効果的なようです。

例えば、「今日やることになっていたトイレの掃除がされていない」ことを指摘して、「これはいけなかったよね」と意思疎通を図り、子供が理解したらそこで話は終了にする、といった具合です。

その後は、子供が満足するまで抱きしめてやるのがよいとされています。

「あなたの、この行動はよくなかった。でも、あなたのことが大好きだよ。」と身体で言っている状態ですね。悪かったのは行動であって、あなた自身ではない、ということをしっかり伝えるのが大切なんですね。

ちなみに、誉める時も、「具体的」がいいそうです。

「今日、誰も頼まなかったのにお茶碗を下げてくれたんだね。ありがとう。助かるよ。」といった具合でしょうか。

自己肯定感を育てる ③「チャレンジ→成功!」を体験させる

親は、いろいろと子供の世話を焼きたくなります。

ここで、試しに「朝起きない子供」を例にして、親側の思いを分析してみましょう。

朝起きない子供
→起こしても起きない
→何度も起こす→腹が立ってくる
→本来7時に起きることになっているのに、と思うとなお腹が立つ
→朝ごはんも片付かない→学校に遅れるかも?
→せっかく早くから起こしているのに遅刻したら無駄じゃないか!とまた怒る
→…

さてここで問題。朝起きないで困るのは、本当は誰でしょう?

朝ごはんを食べそびれたり、遅刻をしてばつが悪い思いをしたりして、困るのは、子供ですね。だとすると先ほどの例で、親はなぜ怒っているのでしょうか?

7時に起きる約束を反故にされた、朝ごはんが無駄になる、学校に遅れないようにしてあげているのに私の苦労を何だと思っているの?等など。

総じて「思い通りにならない」子供や状況に対して、怒っているのではないでしょうか?

すごくわかります。誰も無駄にされることをしたくはありません。でも、肩の力を抜いてちょっと見方を変えてみませんか?

朝起きるのは子供本人の小さなチャレンジなのだと。

子供自身にもそれを伝え、このチャレンジに挑んでごらん? と促してみましょう。そして、愛すべき小さな挑戦者が、このチャレンジに成功できるよう、サポーターとして具体的な作戦を一緒に考えてあげましょう。

そして、何度かの試練をくぐりぬけて成功したとき、最大限の賛辞を与え、一緒に喜びましょう。自分の力で成功したことで、子供はまた自己肯定感を深めることができるのです。

…と書いていると、どうしても松岡修造さんが浮かんでしまいます。が、もしかしたら優秀なサポーターとは、彼のような人なのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

親をやっていると、時々自分の弱い面と向き合ったり感情を抑えなくてはならなかったりとしんどいこともありますね。子供じゃなくて私の自己肯定感をアップさせたいよ!と思うことも。

ぜひ、お子さんに掛ける言葉を貴女自身にもかけてみましょう。貴女ががんばっているのを、貴女は知っているのですから…。

この記事が少しでもあなたのお役に立てることを願っています。

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