お金と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべますか? 成金、腹黒い社長、汚職、癒着などマイナスのイメージを与える単語ばかり出てきますか?
自分には縁遠い、今の世の中じゃお金持ちなんて悪いことをしないとなれない、そんなにがめつくお金に執着するなんてみっともない、と自分とは程遠いところにいて関係ないと思われる方もいるでしょう。
このようにお金はマイナスのイメージを持たれることが多いのです。
今、世の中は貨幣経済です。将来的には貨幣経済が崩壊すると言われていますが、今は嫌でもお金を払って物を買い、サービスを受け、日々生活をしているのです。つまりお金は私たちの生活と切っても切り離せないものとなっているのです。
「今は極端な節約をしなくても十分生活できるのでこのままで良い」、
「お金があれば良いというものでもない」
と思っている方もどこかでお金がもっとあれば良いなぁと感じているはずです。
人は自分にマイナスのイメージを持たれると相手に近づきにくくなります。お金も同じです。お金に対してマイナスのイメージを持っている人のところにはわざわざ寄っていきません。
では、逆説的に考えてみましょう。3つのステップをご紹介します。
お金にプラスのイメージを与える
無理やりお金は良いものだ!と思い込むのは難しいので、想像力を使ってイメージしてみましょう。
あなたが好きなものは何ですか。洋服、バッグ、車、家…人によって様々なので、自分がイメージしてワクワクするものを選んでください。ここでは洋服を例に挙げてみます。
洋服を買いにお店に行きました。どの辺りのお店でどんな店員がいますか。季節はいつですか。より具体的にイメージしてみましょう。
あなたはそのお店で気に入った服を見つけて買うことにしました。どんな柄の何色の服ですか。どうしても欲しくなって、少し予算オーバーだけれど、これを着ている自分を想像するとワクワクする、心地よくなる、そんな服に出会いました。
買うときに店員に対して笑顔で支払いをしました。現金での支払いをイメージしてください。このとき、店員の表情はとても笑顔でした。この店員はお給料でまた自分の好きなものを買います。
お給料には当然、あなたの支払い分も含まれています。あなたが支払ったお金で別の人が喜んでいる。店員が好きなものを買って支払ったお金が別の人を幸せにして笑顔にします。
潜在意識のブレーキを超える
お金持ちになろうとして一歩踏み出そうとすると
「今までだって何かとやってきたんだからこのままでいいじゃん」
「失敗したらどうするの? 」
といったネガティブな考えが湧き出してきます。
これは潜在意識が本能的にあなたを守ろうとしている証拠なのです。ですから、このような思考が出てきたときに「自分はやはりお金持ちになれないんだ」と投げ出してしまうことこそ本能が望む結果なのです。
本能は生命維持のために自然と働くものなので、新しいことに挑戦するより現状維持で生命の危険にさらされないならそのほうが良いと勘違いしてしまうのです。そのため、「お金をもっと手にできるかどうかはっきりわからないことに挑戦するより、今はそのままでいたほうが安全だ」と心にブレーキを必死にかけるのです。
そのブレーキを超えるためには、「潜在意識が抵抗し、阻止しようとしている」と認識し、「自分はやるんだ!」と強く思えば良いわけです。潜在意識の抵抗をはねのけ、継続していくと、逆に続けることが当たり前になってきます。
「英単語を毎日5つも覚えられるわけがない」「毎日2キロ走るなんて辛い」と思っていても、続けていくうちに徐々に楽になり、当たり前になってしまうというわけです。これは潜在意識への新たな刷り込みが成功したことを意味します。その状態になると、今度はやめることができなくなってしまうのです。良い循環が起こり、習慣になっていきます。
お金持ちは億万長者ではないことを知る
これまで潜在意識の面からお金を増やす方法を2つご紹介しました。
しかし、これは大金持ちになる方法ではありません。お金持ちになるという本当の意味は「お金から自由になる」ことです。つまり、必要なときに必要な分だけ、それ以上でも以下でもなく、手元にお金が入ってくる状態のことです。
潜在意識が「必要なお金は入ってくる」と認知していると、いざ近々で100万円、300万円といったまとまったお金が必要になっても、それと同等のお金が臨時収入の形で手に入ります。
こんなに簡単にお金が手に入るの? とお思いになる方、確かに努力するところがゼロというわけではありません。しかし、「お金は汗水たらして働かないと手に入らない」という思い込みを持っていると、どんなに努力してもお金持ちにはなれません。
なぜなら、簡単に手に入ったお金は信用ならず、お金に対する否定的な感情がつきまとうため、お金が逃げていってしまうからです。
まとめ
いかがでしたか?
努力するにしても、まずは潜在意識を塗り替えて、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。