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打たれ強い人になるための心の鍛え方

打たれ強い

あなたは、自分にとって不利なことが起きた場合、どう対応しますか?

数は違えど、どんな人にも、どんなに避けようとしても避けられない出来事、意図しない困難や挫折、災害や事故が降りかかってきます。

その困難に、あなたは今までどう立ち向かってきましたか? それとも、立ち向かえずに後悔ばかりが残っている状況でしょうか?

もし、今、あなたが「何があっても負けない、打たれ強い人間になりたい」と思っているなら、ぜひ、このまま読み進めて下さい。

「絶対反対する人と絶対賛成する人が必ずいる」と考える

そもそも、『打たれ強い』とは、どういうことなのでしょか?

大辞泉では

反対者からの批判や避難、または逆境に耐える強さがある

と示されています。

あなたにとって反対者とは、あなたが何かを発言した際に、「その意見は…」と難色を示す程度の人から「絶対、嫌だ」という人まで、あなた特有の基準があると思います。

唐突ですが、「2・6・2」の法則をご存知でしょうか?

これは、人が集団やグループになった場合に、上位2割が優秀、中位6割が普通、下位2割が劣等という内訳になるという法則です。

「2・6・2」の法則は、賛成する人・反対する人の割合にも使うことができます。

どんなに素晴らし提案だったとしても、2割の反対者、2割の賛成者が必ず出ます。

なぜなら、人は自分に不利益が生じることや意味が分からないことには「とりあえず反対」するタイプの人が存在するからです。

大抵の人は、この必ず反対する2割の相手に対して、どう対処しようか考えたり、落ち込んだりして、悩むわけです。

しかし、残りの8割は、2割は賛成で、6割は「考えているか迷っている」人です。

だとしたら、この6割の人を、自分の味方に付けることを考えた方が得策です。

こういう場合は、「その意見は・・・」と難色を示した人を相手にするのではなく、その人の後ろにいる、迷っている6割の人へ向けて、判りやすい言葉で、あなたの意見を伝えるように心がけましょう。

その方が、前向きで、あなたの人生が動き始めます。

失敗しても次があると考える

誰でも、失敗をした時に笑われたり、責められた経験をすると、自尊心が傷つき、同じ経験を二度としたくないと考えます。

しかし、なぜか、失敗したときと同じようなシチュエーションが繰り返しやってくることがあります。

怖いし傷つきたくないと考えてしまうのはわかりますが、失敗した過去の書き換えをする機会を与えられたと頭を切り替えて、もう一度トライしてみましょう。

同じ失敗を繰り返すことは、成長したあなたにはないはずです。

失敗して傷ついた分、慎重に準備して、物事にあたる事になるでしょうし、前回とは違う角度で必然的に対応するでしょう。

失敗してしまった、傷ついたと思ったら、「次は失敗しない」と考えて、「未来を自分で引き寄せる」くらいの気持ちで構えていきましょう。

気持ちを切る変える方法を見つける

仕事で上司に怒られたり、クライアントとトラブルが持ち上がることは、誰にもある事です。

そんな時は、起こった事実を受け止め、誠意をもって対応し、その後は気持ちのスイッチを切り替える努力をしましょう。

気持ちの切り替えができないまま帰宅すると、深酒をしたり、不眠になり、更に負のオーラを発して、上司の叱責やクライアントからのクレームの原因にもなります。

起きてしまった事実は、変えられません。変えていけるのは、あなたの未来です。

負のオーラのまま未来を考えると、負の未来を引き寄せてしまいます。せっかくなら、楽しい未来を描きましょう!

気持ちのスイッチの切り替えは、努力をしないと身に付きません。

たとえば「3分間は思いっきり上司の悪口をあげつらう時間」と決めて、タイマーをセットし、タイマーがなったら違うことに集中する訓練をしてみてはいかがでしょうか?

「私はこう思う」を伝える

あなたは、傷つくことや反対される事が怖くて、沈黙を守ったり、誰かの意見に合わせてはいませんか?

その姿勢を繰り返すうちは、打たれ強くなることはできません。

また、自分自身に何かが起こった時の決断力も身に付きません。

誰かに何か意見を求められたら、「私はこう考えます」とメッセージを伝える努力をしましょう。

もし、あなたの意見に講義や攻撃的な言葉があったとしても、「私の個人的な意見です。」と伝えて、その後の判断は、相手に任せます。

自分の意見を伝えたことに対して、相手が攻撃する方が反則です。あなたは、あなたの意見を伝えただけなのですから、その「意見」を客観的に扱うべきでしょう。

「私の個人的な意見です。」は、とても便利な言い回しです。

打たれ強い人間になりたいのであれば、次の機会に「私の個人的な意見です。」を使ってみましょう。あなたの反応の変化に、周囲もまた変化していきますので、すごく気持ちが良くなるはずです。

一つの事をやり通す

あなたは、仕事や私生活で、自分の思い通りにいかなくなると「もうだめだ」「やっても無駄」と、マイナス思考であきらめる癖がありませんか?

うまくいかないことに、敏感になりすぎると、人生を楽しめる機会を失うことにつながりやすくなります。

そんなあなたには「一つの事をやり通す」意思を持つ事をおすすめします。

物事は、うまくいかないからこそ、出来上がったときの喜びや、思った以上のものが手に入る可能性を秘めているもの。

また、頑張ったあなたの姿は、周りの方の心を動かすことにもつながります。

小さな目標や仕事でも、最後までやり通してみましょう。

その後の自分は、今のあなたより打たれ強くなっています。

一人が平気になる

打たれ強い人は、仲間といても、一人でいても、同じ自分を持っています。

一人でいられる強さがあるから、仲間や職場でも、自分を失わずに過ごすことができます。

あなたは、職場でも私生活でも、知らずに誰かを頼っていませんか?

その「頼る」心の底に、「一人でいたくない」「一人は耐えられない」と言った気持ちがあるがゆえに、人の意見に合わせたり、自分の気持ちを言葉にできないのなら、一度、その気持ち捨てる努力をしてみましょう。

人は、一人で生まれて、一人で亡くなる強さがあります。

一人でいる事に耐えられる自分になることは、あなたが誰かに依存しない、打たれ強い人になる一歩です。

一人の時間を、自分が成長する時間であると考えましょう。

なりたい自分をイメージし、言葉にする

あなたは、憧れの人物や、将来なりたい自分を、ビジョンとしてイメージできますか?

将来の自分が「リアルに想像できる」「言葉にできる」人は、その姿に向かって行く勇気と打たれ強さも兼ね備えています。

一度、とことん自分の将来を考えてみましょう。

その中で、「ウキウキ」「ワクワク」を感じる姿を、文字や言葉にします。

考えを形にすると、自分の意思が更に強くなります。

打たれ強くなりたいあなたは、信頼する誰かに、「こんなことをしたい」「こうなりたい」自分を言葉にして下さい。

言葉には、力があります。

あなたの気持ちを強くし、未来に向けて頑張れる自分になれます。

「守るべき人」「守りたい人」を作る

自分を守ろうとすると、ベクトルはあなたの内側に向きます。

そのベクトルを、大切な人を守る方向に向けることで、自身の内面の壁が広がります。

男性は、もともと、守りたい人や守るべき人がいると、その人のために戦う強さを持っています。

打たれ強くなりたいのであれば、自分と同じくらいに愛せる相手を見つけて下さい。

それは、異性とは限りません。両親や、心許せる友人、自分よりも弱い立場や困った立場の方に向かうこともあるでしょう。

「守りたい人」を守るあなたは、誰よりも打たれ強い心を持っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

打たれ強い自分になりたいと思ったあなたは、すでにその姿に近づけています。

あと一歩の強さを得るために、8つの方法を試してみて下さい。

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