嫉妬は、恋愛のスパイス。
しかし不思議な事に、嫉妬をされ束縛されると、束縛されたくないと考え、嫉妬をされないと嫉妬しないほど興味がないのかなと不安を感じます。
人間である限り、嫉妬は絶対にある感情。にもかかわらず、世の中には、嫉妬しない彼氏がいると良く耳にします。
その彼氏は、本当に嫉妬していないのでしょうか?
もし、本当に嫉妬していないとしたら、なぜ、嫉妬をしないのでしょうか?
きっと、彼女であるあなたは、相手の真意がわからず、悩んでいることでしょう。
そこで、今回は、嫉妬しない彼氏の心理や真意について解明します。
嫉妬しない彼氏、それは興味がないから
嫉妬しない彼氏の真意は?
考えられる理由の1つは、彼女であるあなたに、全く興味が無いから。つまり、相手など誰でも良いと言う心理です。
特定の人物でなければならないと言う考えを持っていなければ、当然の結果として、嫉妬はしません。
また、これは、交際の年月にもよります。
長く付き合って、そろそろ別れたいなと考えている場合は、それこそ、渡りに船です。通常なら嫉妬する様な事が起きれば、それを理由に正当に別れる事が出来ます。
この答えは、嫉妬しない彼氏を持つ女性としては、一番考えたくない答えでしょうが、恐らく一番多いのはこのケースと言えます。
男性心理には、「征服欲」と「独占欲」が強くあります。
それが始動しないという事は、あなたに対して、それを求めていないからに他なりません。嫌であったとしても、この可能性を無視する事は出来ません。
ナルシストな彼氏
ナルシストな男性は、基本的に自分にしか興味がありません。
あなたが好きなのではなく、あなたを好きな自分が好き、あなたと付き合っている自分が好きなのです。
言ってみれば、相手は誰でも良いと言う事です。
真性のナルシストを見分けるには、まずその人が子供やペットなどの弱者に対して『無償の愛情』を持てるかどうかで判断します。
一見、自分自身を良く見せる為に、ナルシストの人は弱者を大切にする素振りを見せますが、本心では全く興味がないのが、ナルシストの特徴なのです。また、自慢にならない自慢や、権威主義であること、立場の高い人を知っている事を自慢するなど、表層上の自分の力とは無縁の自慢をする傾向もあります。
こう言う人は裏切られる事は嫌いますが、それは自分をないがしろにしたと言う思いだけで、相手への想いが関係しているのではないのです。
自分の自由の為に
これも結局はそれほど好きではない、愛していないと言う気持ちから出るものですが、嫉妬は束縛に通じます。自分自身が自由でいたいと考える人は、相手も自由にします。
自由と言うのは、制限されない事を言いますので、嫉妬も余計な感情になりますし、嫉妬もされたくないと考える人なのです。もちろん、感情の問題が一番です。
束縛する程愛していないから出来る事なのです。
嫉妬をしない彼氏は、束縛をされたくない彼氏なのです。
信じている、信じたいが為に
相手を好きで愛していても、嫉妬しない彼氏はいます。
こう言った場合は「信じている、信じたいから」と言う理由によるものです。
ある種、彼女を試しているとも言えます。
ただ、この場合、深層心理下では嫉妬はしているのです。正しくは「嫉妬しないでおこう」と決まりを作っているに過ぎません。
そうする理由はもう1つあり、嫉妬する自分が醜いと感じているからです。
ゆえに、この場合は嫉妬していないようでしているので判断が難しいところです。
意地を張っているだけ
単純に意地を張ったり、逆に拗ねたりして嫉妬をしていない風に見せる人も少なくありません。
これは、ある種、甘えていることになります。子供と大人の関係です。
嫉妬をしている事をアピールしたくない意地が働き、気がついて構ってくれる事を待っているわけです。
こう言うケースは、自己顕示欲が強く、依存心が強い人が陥るパターンです。ですが、このような嫉妬しない彼氏を演じる彼氏は、意外と表面に出るので、わかりやすいでしょう。
このパターンでは、出来る限りあなたから切り出す様にしてあげましょう。
心から信じているから
この場合は、真剣に相手を信じています。
嫉妬しない彼氏と言うよりは、信頼してくれる彼氏と言えます。
本来、交際には信頼関係が必要です。しかし、他人同士の事ですから中々完全に信じる事は出来ません。
とは言え、心が清らかな人や、良好な関係を築く事を主眼とする人は、心の底から相手を信頼します。
こう言う人は、かなり素直な人と言えますので、女性から見れば不満な面もあるかも知れませんが、深層心理下でもシッカリ信頼してくれている人なので、大切にするべきでしょう。興味がない、好きではないと言う事ではなく、好きだからこそ本気で信頼してくれているのですから。
これは、むしろ嫉妬されるよりも喜ぶべき事です。
価値観の相違
嫉妬しない彼氏には、感情を優先する事に価値を見出せない、見出さない人がいます。
確かに嫉妬したからと言って、何かを得る事が出来る有益性はありません。
嫉妬はこじれると、それだけでは済まないなんてケースも多くなります。自分に自信もあり、嫉妬に価値を見出せない彼氏にとって、嫉妬は無駄でしか無いのです。
挙句に、更なる面倒を抱える羽目になるかも知れないのですから、価値を見出せないどころか、極めて意味が無く、合理性に欠けると考えてしまって当然でしょう。
日本人の意識もアメリカナイズされた今日において、感情優先よりも、合理性や論理性を優先する人が増えてきているのも、このパターンが増えてきている理由です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
感情の部分をメインに嫉妬を解明してきましたが、実は、嫉妬は必ずしも感情の産物とは言えません。
社会的規範や、社会的風習にも左右されます。例えば、一夫多妻制の場合です。他の妻に嫉妬を感じたら成立しません。
これと同じで、常識と言うものは、社会性や時代に因っても変化します。その中で普遍的な感情を持つ事は困難な事です。それ故、多用性が生まれます。
嫉妬する人、しない人、これは感情も関係しますが、先述したそれぞれが感じる社会性にも関係します。
その為、嫉妬を表に出す、出さないと言う事だけでは、実は、相手の感情を推し量る事ができない場合があります。
ただ、ここでお伝えした内容は、今日の日本(人)においては、かなり有効な心理分析結果ですので、きっと、お役に立つでしょう。