普段なにかを考えたり、決断するときに使っている意識とは違う、もっと奥深い部分にあるのが潜在意識です。
「潜っている」意識ですから、こちらからアプローチしない限りなかなか変えることはできません。しかし、あなたという人を作り上げる上で非常に大切なものの1つが潜在意識であることも事実です。
あなたは潜在意識を上手に使えているでしょうか? ここでは変わりたいと思っている人、もっと自分を高めたいと感じている人に役立つ潜在意識の活用法、「瞑想」についてご紹介しましょう。
お金もかけず、今すぐにでも始められることばかりです(笑)。
瞑想の効能、効果
瞑想というとちょっと難しく捉えられがちですが、じつは結構簡単なんです。
みなさんきっちりやらなくてはと思ってしまって、がんじがらめになってしまう。真面目なのは良いことですが、それ事態がストレスになってしまうこともあって、あいにく瞑想とは真逆の状態です。
平たくいえば、潜在意識に訴える瞑想をすることで、自分を強くすることができるのです。
意思決定のときに無意識に影響している潜在意識を、自分の理想に近づけることができれば、決断の連続である私たちの生活が少しずつ変化して、積み重なって、やがて理想の自分に近づいていけます。脳をだますといったら言葉は悪いですが、実際のところドラッグをやったときのような多幸感を味わう人も多いそうです。
瞑想にベストな場所はあなたのお家
瞑想というと、お寺やヨガクラスのような集中できる場所でないといけないという人がいますが、ようは自分がリラックスできる場所であればいいので、もちろん家でも可能です。むしろ最も潜在意識へのアプローチがしやすい場所といえるのではないでしょうか。
ここで注意したいのが、ほかに何か気が散るようなものがあるのは望ましくないですね。部屋が汚れていたり、周りの道路がうるさかったりすると、慣れないうちはそちらに気を取られてしまってうまく瞑想に集中できません。
交通量が減り、そのあと何も予定のない夜寝る前の時間帯がいいでしょう。
瞑想に必要なものはあるの?
何もありません。あなたの心と身体があればすぐにでもはじめられるのが瞑想のいいところです。
人によっては潜在意識に集中するための音楽(主にクラシック)を流すという人もいますね。もしあなたのお家が雑音の入りやすい環境なら、イヤホンなどでリラックスできる音楽を流すというのもいいかもしれません。
部屋は薄暗い程度の明かりが理想的なので、大きな照明は消して、間接照明やキャンドルを使うのが良いでしょう。
瞑想の基本体勢はだらんとラフに
どのような体勢で瞑想するのか。これも人によって様々で、主に椅子に座って行う方法と、仰向けに寝転がっての瞑想という2点から選べば良いと思います。
椅子を使う場合は安定して座れるように腰掛け、背中が丸くならないようにしてください。奥まで深く座る場合は、背もたれに頼ることのないようにしましょう。手は両脇にだらんと垂らす、もしくはももの上にそっと置く。
仰向けなら脚を肩幅程度に開き、手は身体から少しはなして置く。手のひらを上にすると潜在意識を解放しやすくなりますよ。落ち着かないという人は、おへその下あたりに手を置いてください。
お腹の呼吸と雑念はあるがままに
体勢が整ったら、目を閉じてまずはゆっくり深呼吸をします。これは瞑想をはじめる合図のようなものなので、自分で「よし」と思えれば、すぐにでも瞑想に移って構いません。
ストレスの多い人は普段呼吸が浅くなりがちです。胸で呼吸をしてしまっていることが原因ですから、瞑想の基本は腹式呼吸と心得てください。座っていても仰向けでも、息を吸ったらお腹が膨らみ、履いたらへこむ。単純にこれだけで潜在意識へぐっと近づいています。
するときっといろんな考えがわき上がってくると思いますが、それで大丈夫です。瞑想=無心と思われがちですが、まずは今のあなたが囚われているものを知ることが必要なので、浮かんでくること全てをそのまま考えたり、考えなかったりしてください。
瞑想の最終目標は幸せイメージ
潜在意識を変えるのが目標ですから、上記5つまでのことが慣れてきて、雑念が一通り過ぎ去ったときがチャンスです。
今抱えている不安なことが通り過ぎたあとはぼーっとしてくると思いますので、そのタイミングで幸せなイメージを潜在意識に注いであげましょう。過去の幸せでもいですし、理想的な幸せと思う状態をイメージしてもいいです。
もちろんそのまま寝てしまってもいいんですよ。はじめのうちは呼吸をするだけで疲れてしまう人もいるかもしれないので、そんなときは無理せずそこでやめてください。
瞑想がストレスになってしまうことがないように、あくまで楽しいこととして習慣づくといいですね。
まとめ
いかがでしたか?
というわけで、6つに分けて潜在意識を活用する瞑想法のハウトゥを紹介してきましたが、意外と簡単だなと感じて頂ければ嬉しいです。
瞑想は毎日やらなければいけないというものでもありませんから、週に数回、「ちょっとやってみようかな」というくらいの気持ちでトライしてみてください。