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潜在意識とつながるには瞑想が良いって本当?

潜在意識 瞑想

世の中で出回っているいくつもの『成功するための本』を見ると、たいてい、『潜在意識を味方につけて、成功を呼び込もう!』といった主旨のことが書かれています。話題になった『引き寄せの法則』などもそうです。

とは言うものの、自分で意識できないから『潜在意識』なのです。

いったい、どうすれば潜在意識とつながれたり、味方につけたりできるのでしょうか?

……それがどうやら、『瞑想』を使うと、潜在意識とつながりやすくなるというのです。

なぜでしょう?

本当にそうなのか、検証してみましょう。

潜在意識とは

潜在意識とは何でしょうか?

意識とは、本人の支配下にある感覚などを示します。狭義でいう『顕在意識』のことですね。

心理学者ユングによると、人間の意識はもともと氷山のような大きなもので、本人がわかっている『顕在意識』は、まさに氷山の一角。海水の下には、巨大な『潜在意識』があるのだそうです。

さらに潜在意識は、二つに分けることができ、『個人的無意識』『集合的無意識』が存在します。

浅い順番で言うと、潜在意識→個人的無意識→集合的無意識となります。

人は、生まれてからずっと、五感を使い、考え、決定し、行動し、結果を得て…ということを繰り返して生活しているわけですが、これらの情報が、個人的無意識に記録されていきます。まるで、精密なデータベースのように。

その人その人の生活を通して得たものを、それぞれの人の個人的無意識に書き込みをするため、人によって違うデータベースができあがるのは、当然のこと。

成長するにつれ、人はこの自分のデータベースを検索して、感覚や考えや決定を行うようになります。

そして、この個人的無意識データベースとうまくアクセスできるようになってくると、その奥の集合的無意識にアクセスしやすくなる、と言われています。

集合的無意識とは

この集合的無意識は、個々人の固有の経験から得たものを大きく超えた、人類共通の無意識領域であると言われています。

人類全体の智が集結しているデータベースなのでしょう。

ここにアクセスできるようになると、『共時性』=『シンクロニシティ』が起きると考えられてます。

意味のある偶然の一致、と言われるもので、たいていは幸運! としてあつかわれているものです。

瞑想とは

こういった素晴らしい潜在意識から、多くの智をもらって成功したい、幸せになりたいと考えるのは、自然なことです。

では、どうすれば、潜在意識を使えるようになるのか?

そのひとつの答えが、『瞑想』です。

瞑想を日常的に行うことで、顕在意識と潜在意識の間がゆるんで、潜在意識からの情報を受けやすくなると言われているのです。

瞑想にはいくつか種類があるようですが、要は、『思考を止める』こと。

外からのあらゆる刺激、内から起こるさまざまな考えを全て止めてみる時間なのです。

瞑想の効果

一般的に言われている瞑想の効果には、以下のようなものがあります。

  • 熟睡できるようになる
  • 悩み事が減る
  • 心と身体の健康が回復する
  • 脳の性能が向上する
  • 仕事や学習の効率が上がる

瞑想をすることで、あれこれ考えすぎてしまう癖を直していき、明るく穏やかな気持ちを保てるようになれば、これらの効果があがるのは当然と言えるでしょう。

また、さまざまな方法で治らなかった病気や不眠症が良くなった、ストレスが減ったという話はよく聞かれます。

瞑想のやり方

では、そんなスゴイ瞑想。どのようにやれば良いのか?

一番シンプルなやり方をご案内しましょう。

落ち着ける環境と、邪魔が入ったり、眠ったりしにくい時間帯を選びましょう。

時間は、15~20分くらいで大丈夫。タイマーを使うと便利です。

急ぎの用事や、トイレは先にすませておきましょう。

楽な服で座り、目を閉じてリラックス。あぐらでも、椅子でもOK。なるべく動かないでいられる姿勢をとります。

ゆっくり、できれば鼻から息を吸ってお腹をふくらませます。肩や胸は動かさないようにしましょう。そして静かに鼻から息を吐いてください。

この自分の呼吸に意識を集中させます。

息が入った、出た、と心の中で思います。呼吸の数を数えていくのも良いですね。

瞑想をしていると…

瞑想をしていると、本当に様々な『考え』『思い』が浮かんできます。

これ、全て瞑想中は『雑念』として考えます。

あなたの気持ちをざわつかせる思いや考えもたくさん出てくることでしょう。

良いのです。

『雑念』は出てくるものなのです。出るに任せます。が、追いかけないのです。

空の雲を眺めるように、ただ見送りましょう。

それが難しければ、『このことは後で考えよう』と、ちょっと棚上げしておきましょう。

そしてまた、自分の呼吸に意識を集中します。

これを繰り返していると、頭の中が静かになります。

深い意識に入っているのですが、この状態になるのが目標です。

慣れてくると、この状態になるまでの時間が早くなってきます。

瞑想中、こんな時は

瞑想中、白い光を見たり、神様と会話したり、といった幻覚を見ることがあるそうですが、これを『悟りだ! 』などと思い込むと、精神病になってしまう恐れがあるそうです。怖いですね。

もしそんな体験をしたら、いつもの瞑想通り、『雑念』として受け流すのが良いようです。

瞑想後も、『おもしろかったな』程度にとどめ、追わないこと。気をつけたいですね。

潜在意識を整える

瞑想を日常的に行っていくと、どうやら、でこぼこしている潜在意識を整えていくことになるようです。

潜在意識を整え、滑らかにし、アクセスしやすい状態ができれば、人類全体の英知である集合的無意識へもつながりやすくなり、インスピレーションや直観といった形で、今あなたが必要としている情報と出会うことができるようになるのです。

まとめ

いかがでしたか?

瞑想に対して、『なんだか宗教的』『カルト集団みたい』と否定的な印象をお持ちではなかったでしょうか?

瞑想そのものは、あくまで手段なのです。

うまく使って、それこそ、あなたの幸せを、引き寄せることができると良いですね!

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