相手の事を好きなのに、好きじゃないふりをして避けようとすることを、好き避けと言います。なお、好き避けの反対語として、素直に相手のことを嫌いだから避けることを嫌い避けと言います。
女性が好き避けをする心理としては、好きなひとを目の前にして緊張してしまう感覚が辛いからだとか、下手な言動を見せて嫌われたらというネガティブな気持ちに悩まされるからだとか、そもそも男性と接するのが苦手だとか、そういった理由があげられます。
今回の記事においては、女性が好き避けする心理と7つの見分け方を紹介します。
ひとりの時に声をかけてくる
自分が相手のことを好きだということを周囲に知られた場合、恥ずかしい、冷やかされるのが嫌だという理由で『好き避け』をする女性がいます。
そういう女性の場合、意中の相手がひとりのときであれば、上記のようなリスクを感じる必要が少ないので、相手に声をかけることができるようになるからです。
ふとした拍子に目があう機会が多い
相手と目を合わせない理由は、嫌われたらとネガティブなことを考えてしまって怖いからです。
一緒にいるときは目を合わせてくれないのに、なぜか、ふとした拍子に目があう機会が多いというのは、その女性があなたの顔の表情をよく観察しているということです。
そういう場合は、もちろん好き避けの可能性が高いです。
他の男性と仲良くする
経済学において、「すべての財・サービスの経済的価値は、それらのものの希少性に依存する」としてG.Casselは財の価値を規定する重要な概念として『希少性の原理』を唱えました。
心理テクニックにおいて、『希少性の原理』を言う場合には、「何かの機会の価値を高く見せかけるためには、その機会を希少なものであると相手に信じさせればよい」といった内容になります。
直接、意中の男性に話しかけるのは恥ずかしいのだけれども、自分が魅力的であることをアピールしたい女性は、そのような希少性の原理を活用するべく、意中の男性が目の前に来ると不自然なまでに突如として他の男性から人気があるように自己演出しようとします。
そういう避け方は『好き避け』です。
話しかけると笑顔になる
好き避けは、嫌い避けと違って、相手に分かられてもよい、むしろ分かってもらえたら嬉しいという心理が潜んでいることが多いです。
女性から男性に話しかけるということによって、周囲の人間関係に変化が生じる事態に対する不安から、好き避けをしている女性もいます。
そういう女性の場合、意中の男性から積極的に話しかけてもらえた際には、笑顔で愛想よく応対してくれます。
なお、本当にうれしいときの笑顔は、目と口が同時に笑い、作り笑いは口が笑ってから目が笑うまでタイムラグがあるという判別方法は、おぼえておきましょう。
避けられた後のフォローがある
好き避けしたくてしているわけではないので、好き避けした後に、女性がフォローしてくる場合があります。
例えば、自分から挨拶した時に避けられた後、あまり時間を置かずにちょっとした会話をしにくる場合は、たとえそれが必要性のある会話だったとしても、好き避けのフォローとして用意された要件である可能性があります。
そういったことが頻繁にあるのなら、好き避けを疑ってみましょう。
悪口を言われている
誰でも、自分のよく知らないものや、よく分からないものに出会うと、不安や恐れを感じます。
そして、その得体の知れないものによって、自分が不快な気持ちになるのを未然に防ごうとする心理が働くと、人は攻撃的な姿勢をとるのです。
それは、対象が「人」の場合も同じこと。
普段仲良くしていない人の悪口や批判をつい口にしてしまうのは、このためです。心理学では、これを「警戒仮説」と言います。
女性がある男性を避けていて、その男性の悪口を周囲に言いふらしているという場合には、好き避けの可能性はあまり考えられません。
攻撃準備動作が見え隠れする
相手と目を合わせないという理由として、目を合わせていれば攻撃衝動が高まりすぎてしまうからだということもがあります。怒りを抑えるため目を合わせないのです。
たとえ女性でもモメたら肉体言語に訴えようという発想のあるひとは、不愉快な相手が目の前にいれば、無意識に身体が闘争の準備を始めてしまうものです。
目をそらした女性が拳を握り込むような動作や攻撃や防御に適したポジション取りの確認をしているという場合には嫌い避けです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
心理を読まれたくないから目をそらす、警戒のサインである腕を組むといった動作だけからは、なかなか『好き避け』や『嫌い避け』を区別しにくいと思います。
好き避けと嫌い避けを区別するにあたって、今回の記事でご紹介した見分け方を参考にしてください。’