成功している人への憧れはありますか?
人それぞれ『成功』に違いはありますが、自分の成し遂げたいことを達成している人は、自信に溢れていて素敵に見えますよね。
自分もそうなりたい、でも自分には無理だ、と考えてしまう自信がない人もたくさんいるでしょう。
しかし、自信がない人でも『成功』を掴むことはできるのです。今回はその方法をご紹介しましょう。
『成功』のゴールを定める
まず、自分にとっての『成功』を定義してみましょう。
自信がある人は、定義がはっきりしていて、すぐにでも実行できますが、自信がない人は、定義が揺らいでいる場合が多いです。
- あの人みたいな成功をおさめたい
- 贅沢な暮らしがしたい
- 好きなことを好きなだけやりたい
このようなイメージを持っているとしたら、要注意です。非常に漠然としていて、『ある状態』に憧れを抱いているに過ぎません。
そもそも『成功』とは、何かを成した結果、気持ちが豊かになることです。
まず何を成したいのか、つまり、『やりたいこと』を具体的に決める必要があります。
- プロジェクトを成功させたい
- コンテストで優勝したい
- 両親を説得して犬を飼いたい
このような『やりたいこと』があるとして、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。例えば、
- 何のためにプロジェクトを成功させたいのか
- どうしてコンテストで優勝したいのか
- なぜ犬を飼いたいのか
『成功』を願う根本には、必ず何らかの願望、欲求があります。例えば、
- プロジェクトによって、困っている人を助けられるから
- 自分の作品、演奏を見てもらう機会が増えるから
- 犬が大好きでずっと一緒にいたいから。両親にも充実した毎日を送ってもらえると信じているから
ここまで掘り下げると、自分が何を成したいのかが明確になります。すると、
- 困っている人の悩みがなくなることが『成功』
- 多くの人に作品、演奏を見てもらうことが『成功』
- 両親と大好きな犬と、一緒に過ごすことが『成功』
このように、何をもって『成功』とするかがわかり、ゴールがはっきりと決まります。
よって、より良い計画を立てることができ、着実に『成功』へと近付くことができるのです。
自己否定感を減らす
先ほど『成功』のゴールを定めたので、あとは実行に移していきますが、自信がない人にとって重要なのは、精神面のメンテナンスです。
自信がない人は、自分で自分にOKを出すのが苦手であると言えます。
したがって、いざ実行に移そうとしても、以下のような気分が襲ってきます。
- 『成功』は自分よりもっと頑張っている人がするもの
- いつも『成功』できなかった、今回もできないだろう
- 『成功』を目指すより、まず他のことをきちんとしなければ
思い当たる節はありませんか?
これらが『自己否定感』と呼ばれるものです。
自分に自信がないからこのような考えになる、と思いがちですが、実は単なる反射的なパターンであって、プログラムされてしまった思考の癖なのです。
つまり、この癖を直し、パターン化したプログラムを外すことで、自己否定感を減らすことができます。上記の例を掘り下げてみましょう。
- 『もっと頑張る』とは? → 自分が思っているよりはるかに大きく
- 『いつも』とはいつか? → 入学試験、就職試験、資格試験などの時
- なぜ『成功』が良くないのか? → 成功した人を見るとイライラするから
ポイントとしては、同じような気分になった過去を思い出すことです。すると、根本にある原因が見えてきます。
- すごく頑張ったのに、学校の先生から『もっと頑張りなさい』と言われた
- 進路選択の度に『成功』を思い描いてきたが、毎回できず落ち込んできた
- 人の『成功』している姿を見るのが悔しく、同じ側の人間になりたくないから
これはあくまで例ですが、自信がない人には、過去のちょっとした出来事によって深く傷ついている場合が多いのです。
原因を認識することで、『実はそんなことを感じていたのか』と、腑に落ちる感覚が得られます。
あとは、癖として表れるものを少しずつ減らしていくことで、自信を回復させていきます。
- 癖だから、『できるわけがない』と思っているだけ
- 反射的に『いつもできない』と思っているだけ
- 頭が勝手に『自信がない』と反応しているだけ
このように、自信のなさをカギカッコで括ってみましょう。
自分の気持ちを客観的に捉えることができ、単なるプログラムだから振り回される必要はない、と割り切れるようになっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
自信がない自分を一旦受け入れることで、間違いの少ない道のりを歩むことができるでしょう。
一生懸命取り組む自分を邪魔するものは、案外自分の中にあるものです。
いきなり強い自信を得るのは難しいですが、少しずつでも確実に、自信を回復させていきましょう。
あなたが素晴らしい『成功』をおさめられることを願っています。