世の中には、引っ込み思案な人がかなりいます。
先天的に引っ込み思案の人もいるでしょうし、後天的に何らかの理由で引っ込み思案になってしまった人もいるでしょう。
そもそも当たり前のことですが、引っ込み思案ではなくても、よほどのことが無い限り、多くの人が進んで表舞台には出たがりません。
また、引っ込み思案は、多かれ少なかれ、全てが「対人」と言うことへと繋がっていきます。
そこで、ここでは、なぜ引っ込み思案になるのかと言う理由を探り、その改善策をお伝えしていきます。
失敗を恐れる心が生み出す
引っ込み思案になりやすい人は、失敗を異常に恐れます。
こう言った人は最高値を目指さずに、失敗するなら平均値で良いと考えてしまう人です。
引っ込み思案ではなくなり、積極的になれば失敗する確率が高くなると考えているのです。
しかし、どれだけ慎重であっても、人生の中で失敗せずに過ごすことは不可能です。
しかも、ある意味、引っ込み思案になっていること自体が、人生の1つの失敗とも言えます。
失敗はしても良いもの、失敗はついて回るもの、そして、失敗は成功の母なのです。
低い位置を目指して失敗するよりも、高い位置を目指しての失敗の方が、むしろ許されるものなのです。
固定概念は捨てる
引っ込み思案な人は、自分は積極的になれる人とは違うと考えています。
積極的になれる人は、積極的になれるだけの根拠があると思ってしまっているのです。
極端に言えば、生まれつき恵まれた人だけが積極的になれる、自分はそれだけの能力や見栄えがないと判断しているのです。
しかし、努力や勇気無くして積極的になれる人間にはなれません。
引っ込み思案にならずに積極的に生きている人も、何もせずにそうなれているのではないのです。
努力次第で、引っ込み思案は治ることをシッカリ頭に入れておきましょう。
最後になることが問題
引っ込み思案は、何かを発表する際に障害になります。
引っ込み思案な人は、積極的に順番を取ることができずに一番最後になることが多くなります。
みんなの前での発表は、一番始めと、一番最後が最も目立ちますし、引っ込み思案な人でも積極的人でも、みんなが認識していることです。
中々前向きにはなれませんが、引っ込み思案で一番最後になることが、とてつもなく目立つことを認識し、常に真ん中辺りを獲得することを考えましょう。
人と普段話すことに意味を持たさない
引っ込み思案な人は、「対人関係」に困難さを感じています。
結局は、対”人”がなければ、引っ込み思案も積極性も何の関係もありません。
初めての場で、知人や友人を作ることができないのも引っ込み思案の人の特性です。
その思考には、必ず「変なことを話してしまって、おかしな奴と思われたらどうしよう」と言った様なものが多いはずです。
ですが、基本的に普段話すことに大した意味はありません。
雑談と言うほどですから、それほど考えて話す必要はないのです。
特別な人はいない
引っ込み思案な人は、引っ込み思案な自分も特別、間逆の人も特別と考えがちです。
ですが、この世に特別な人などいません。
自分が感じている緊張なども、他人も同じく感じているのです。
それをどう転化していくかだけの問題で、何も感じないと言う人はいません。
誰もが同じ条件で、同じものを見ながら、同じ様に感じていると考える様にしましょう。
前提条件を作る
引っ込み思案の人の多くが「緊張したらどうしよう」と考えます。
しかし、これは逆に自分自身にプレッシャーをかけるだけで、メリットは全くありません。
「どうしよう」や「駄目」と言う言葉は、引っ込み思案な人にはむしろ良くない考え方なのです。
自分自身の性格や性質を考えた場合、否定的な思考は逆手にとるべきなのです。
つまり「緊張はいつも通り」と、緊張することを前提に全てを準備するのです。
普段通りなのだと考えることで、その瞬間が平凡な状況であると転化するのです。
考え過ぎるなら完璧に
引っ込み思案な人の特徴として「考え過ぎ」と言うことも挙げられるでしょう。
そうではない人は、あまり思考していない人です。
ただ、その考え過ぎも、実はそれほど考えてはいないと言えます。
考え過ぎるのなら、もっともっと念入りに考え過ぎて、その思考が行き着くところまで考え抜きましょう。
すると、ある時点でその考え過ぎた物ごとに対して、達観することができるようになります。
この考えが浅い状態で続けていると、どうしてもマイナスイメージしか出て来ない状態にしかならないのです。
どんなことでもやり切れば、それなりにできるようになり、できるようになると言うことは自信に繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
引っ込み思案は、別に悪いことではありません。
積極的でないと、周囲からは認められないかも知れませんが、本来は、人にはそれぞれ特性があるのですから、ことさら騒ぐことはないのです。
人づき合いが少ない人もいれば、多い人もいます。
だからと言って、どちらが良いかとは一概には言えないものです。
まずは、自分自身を認めるところから始めることが重要です。