感受性が豊かな人のメリット・デメリット５つ

感受性が豊かな人というのは、人の気持ちだったり、目には見えない「想い」というのを敏感に察知する人の事をいいます。

芸術面での才能に恵まれている人は、この感受性が強い人とも言えます。目には見えないそういった空気や温度を感じる心が、創作などに活かされていると言ってもいいでしょう。

そうした感受性豊かな人にとって、メリット・デメリットとは何なのでしょうか。

自分もしくは身近にいる人が感受性が豊かなために悩んでいる事を解決したい、またはしてあげたいと思っている人もいるかもしれません。感受性が豊かでない人にとっては、感受性が豊かな人はどう感じるのだろうと思うでしょう。

そこで、メリット・デメリットについて５つご紹介します。

人への配慮が出来る

感受性が豊かな人のメリットは「人への配慮が出来る」事。

人の気持ちが手に取るように分かりますので次に何をして欲しいのかが分かります。逆にこのことでデメリットと言えば、感じなくてもいい相手の気持ちが見えてしまうという事。知らなくてもいいことというのは世の中に沢山あります。それは人の事なら尚更です。

なぜなら人はいつも成長途中だから。失敗をして成長していく過程で学びや気づきがあるので感受性が豊かな人は、その他人の成長途中の入り混じった感情を受け取ってしまうことでマイナスになってしまう事もあるのではないでしょうか。

そういったものを感じてしまい、悩んでしまうのは感受性豊かな人のデメリットであると言えるでしょう。しかし、こうした人の気持ちは自分とは関係ないということで割り切ったり、他人の成長を願えるような器に自分を成長させて行くのならこのデメリットも必ずその人の役に立つことでしょう。

感受性豊かな人のメリットは「人の気持ちを救ってあげられる特別な人」だという事。

感受性が豊かなために人一倍悩んで苦しんでしまう人もいて、感受性が豊かな自分を嫌に思っている人もいるのではないでしょうか。

そんな自分自身をデメリットとして、脳天気に何も考えずに上手く行っている人を見て羨ましいと思ってしまう人もいるかもしれません。感受性が豊かな人は、普通の人よりも精神性が高いので、波動が高い人と言えます。そのため、思春期は波動が高い人の方がいじめられやすいと言われています。

感受性豊かなために、相手の事がわかるから相手を優先させてしまって自分を大事に出来てこなかった時期を過ごした人もいるでしょう。そんな人へこれから大事にしてほしいのは「人の気持ちが分かるが故に救うことが出来る特別な存在」の自分です。

これをメリットとし、あなたを受け入れ、大事にしてくる人の側で大いにその感受性を活かして見てください。きっと今までの自分のセルフイメージが変わってくる事でしょう。

感受性豊かな人のメリットは「些細な事に感動出来る」という事です。

感受性が豊かな人の中でも何に感動するかは人それぞれですが、「心が揺れ動く」という事は意識して自分で出来ることではないので、感受性が豊かな人ならではの特別なメリットと言えるでしょう。

逆にデメリットは良い事も悪いことも吸収しやすいという事。

自分にとって合わない所、空気の悪い所にいくとその場の空気をそっくりそのまま吸いやすいため具合が悪くなったりします。

感受性が豊かな人は勘が鋭いので自分が「嫌だな」と思った瞬間、どんな理由があろうとそこからすぐに立ち去ったり、急用を思い出したなどといってそこから離れるようにしましょう。

春夏秋冬の訪れを教えてくれる「風」や、音楽などを聞いていればその「音色」を繊細に聞き分ける力など、感受性が豊かな人は、あらゆる場面で自然と一体化し、多くの豊かさを感じ取る事が出来るメリットがあります。

あなたが、それを感じる事によって、仕草や表情に現れてきますから、他人はその変わりようをみて、あなたが感じている事を目で見て、心で感じるようになります。感受性豊かな人が、その些細な変化や感動にどんどん鋭くなってそれを表現出来るようになると、自分自身も潤いますし、他人も幸せにする事ができます。

逆にデメリットは、そういった繊細さから心が弱くもなりがちだという事。

色々なものからの影響を受けやすい人なので、メンタルを持っていかれる人が多く心身を鍛えておかないと、持久力を必要とする仕事などが困難になりますので、その点注意しなくてはいけません。

感受性が豊かな人のメリットは「愛情深く心が豊かである」事。

色々な事に感動出来る人なので、常に心の中は楽しい事、嬉しいことでいっぱいに出来るイメージ力を持っているでしょう。

逆に愛情深いが故に相手のことで苦しんでしまう事がデメリット。

自分の事を理解してくれて受け入れてくれて、ある程度の器のある人との付き合いの中で自分の才能を活かしていける人なので、人選びをしっかりと行いましょう。

いかがでしたでしょうか？

感受性が豊かであることで良い事も、そうでない事もあるけれど、その全部が自分の一部であり、個性であることを受け入れる心の器が出来て初めて、感受性が豊かな人は、自分というものをそのまま愛して行けるのではないでしょうか。

人より少し多めに悩んで疲れてしまいがちな人ですが、その分、人よりも繊細なその感性が良いものと出会った時に、心が震えるほど感動できる素晴らしい「勘」を持っているとも言えます。全ての人があなたのように感じられる訳ではありません。

どうか善し悪しを自分で判断せず、ありのままに受け取って感謝してみてくださいね。きっとそのままのあなたを受け入れてくれ見守ってくれる人は必ずいます。