虫には多くの種類があり、飛ぶ虫、土に潜る虫、木に這い上がる虫、植物を食べる虫など様々です。
虫の存在は、「小さくて」、「目立たなく」、「人から好まれない」面がある一方で、幼虫から蝶へと「変身する意外性、発展性」も持ち合わせています。
「夢占い」の「虫」が発するシグナルが意味するところは、虫が持つ幾つかの特徴と、心の奥の潜在意識が共鳴したとき、夢となって表われてきます。
目立たない存在の自分から脱したい
虫の存在は、日常の生活の中では、目立たない存在です。
「夢占い」の「虫」は、職場や学校での生活で、目立たない存在に物足りなさを感じつつ過ごしている、心の叫びの表われです。
目立たない自分から脱したい欲求に駆られていることを意味しています。
「自分の努力を見て欲しい」という強い願いを抱いていることを物語っています。
身体が小柄なことが気になる
人の持つ感覚として、「大きいことはいいことだ」という、大きさで存在価値を判断することがあります。
小柄な人は、こうした風潮を払拭したいと、常日頃、心の中で願っているものです。
「夢占い」の「虫」は、「小さい」ことから脱したいと密かに願い、思い続けている心の現われです。
「見返してやりたい」変身願望
自分を「もっと成長させたい」と心に抱いている、中学生や高校生、学生の中には、自分の存在感で周りの人たちを「アッ!」と言わせたいという願望を抱いている人も少なくありません。
「夢占い」の「虫」は、幼虫がサナギから蝶になるように、自分も成長し変身して、周りの人を見返してやりたいという、切なる願いを抱いていることの現われです。
人から好かれたい
虫は小さく目立たないため、「人から好かれる」存在とは言えない傾向があります。
職場や学校生活の中で、日頃から寂しさや物足りなさを感じていると、「人から好かれたい」という欲求で心が包まれることがあります。
「夢占い」の「虫」は、人との温かい心の交わりを密かに願っていることを物語っています。
自分に自信が持てない
虫の中には、アリや蜂に代表されるように群れをつくって生活している種類も多いです。
自分に自信が持てない人は、単独行動が苦手で、友人たちと集団行動をすることを好む傾向が強い人も居ます。
職場や学校での生活の中で、孤独感に苛まれて自信をなくしている人は、自分が救われる場面として、周りの人たちと「群れる」ことで孤独感から抜け出そうとします。
「夢占い」の「虫」は、「群れたい」自分を「虫」に転化した、潜在意識の表われです。
勝負への拘りが強い
昆虫のトンボは縁起が良いとされています。
特に、勝ち負けに強い拘りを持っている人が、「勝ち」の象徴であるトンボに愛着を抱いている心理を暗示しています。
「夢占い」の「虫」は、人生で成功を勝ち取りたい意欲が強い人の競争心の表われです。
「嫌われている」感で心が包まれている
学校や職場で、孤独感を日常的に感じていると、「私は皆から嫌われている」という、心の悲鳴を上げることがあります。
「夢占い」の「虫」は、自分が周りの人たちから「嫌われている」という被害者意識で、心が疲弊していることを暗示しています。
和やかな家庭を夢見ている
アリの巣に見られるように、アリたちは大きな家族を持って生活をしています。
今の世の中の人間関係には、殺伐とした場面があります。
職場や学校、家庭でも、心が和む雰囲気が失われていることがあります。
乾ききった人間関係を送っていると、「和やかな家庭」に安らぎを求める切実な思いを抱くものです。
「夢占い」の「虫」は、心に安堵感が持てる家族愛を求めていることを暗示しています。
好かれない存在
虫は、「好かれる存在」とは言えない面があります。
学校や職場で日常的に「イジメ」に遭っていると、「自分は人から好かれない存在」と思い込んでしまいます。
この思い込みは、潜在意識の中に「心の傷」として深く食い込んでいきます。
この結果、「自分が虫になった」夢として現われてきます。
コツコツと努力を積み重ねたい欲求
諺にも出てくる、アリとキリギリスの話にあるとおり、働きアリのコツコツと小さな努力を積み重ねることの大切さを心に抱いていることの表われです。
「夢占い」の「虫」は、「努力家」に憧れを持っていることを物語っています。
まとめ
いかがでしたか?
世間には、イジメや人間不信などから、孤独感、寂しさに包まれた日々を送る、子供たちや若者、大人が多いです。
こうした人たちは、救いを求める日々を送る中で、「自分は人から好かれない存在」と思い込んでしまいます。
「虫」の夢は、こうした寂しさ、孤独感が潜在意識に深く根を下ろしていることを物語っています。