催眠とは私たち誰もが日常において何度も体験しているごく当たり前の状態です。
催眠とは睡眠に近い状態のことを言います。
朝起きたばかりの状態、酔っ払っている状態、テレビに夢中になっている状態、これはどれも催眠状態であると言えます。
誰もが催眠術をかけることが出来るし、かかることが出来ます。
催眠術というと怪しげなイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、催眠術とは心理学を主とした技術です。
欧米では治療として利用されていますし、日本でも大学では学問として学ばれています。催眠術を正しく理解し習得することが出来れば、より満たされた生活を送ることが出来ると言われています。
催眠術はかけ方のコツさえつかめば誰でもかけることが出来ます。
そこで、今回は初めての催眠術のかけ方7ステップについてご紹介します。
催眠術のかけ方を学んで、仕事や恋愛、人間関係など様々なことに活用してみましょう。
あなたの人生をより豊かにしてくれるかもしれません。
相手に催眠術をかける了承を得る
催眠術のかけ方を学ぶ上で、これは大前提です。
催眠術とは掛け手と掛かり手の信頼関係において成り立ちます。
催眠術や掛け手に対して、掛かり手が不信感を抱いていると術はかかりにくくなります。
拒否する相手に催眠術を掛けようとすることはせず、相手の理解と了承を得たうえで取り組みましょう。
催眠の前暗示をかける
催眠術は暗示が基本です。
催眠術でどんなことをさせるのかどんな状態にさせるのか、それを具体的に指示する文章を作ります。
必ず暗示文は事前に用意してしっかり暗記しておきましょう。
暗示文をスムーズに相手に伝えることで、催眠術のかけ方も大きく変化していきます。
催眠術をかける前の準備を済ませる
相手の催眠術のかかりやすさをチェックするという名目で被暗示性テストを行います。
そのままの流れで催眠術を始めるのが良いでしょう。
催眠に誘導する
催眠術の導入として催眠状態に入らせます。
より深い催眠状態へと導くために深化法がおすすめです。
「右腕の力が抜けてリラックスしていきます」などと体の各部についてリラックスを促すことで掛かり手をより確実に催眠に状態に導くことができます。
催眠の刺激を与える
催眠術のショーを見たことがある方なら検討がつくと思いますが、3つ数えて指を鳴らしたり手を叩いて音をだすことです。
毎回同じ刺激を与えるほうが効果的です。
催眠状態に入る
暗示で示した通りになった状態です。
この時に暗示通りであることを相手に理解させるのが大事です。
そうすることで自分は催眠術にかかったという事実を受け入れ、術のかかりやすさが増します。
運動や感覚を支配する暗示をかけてみる
催眠術のショーでよく見かける、手が動かないとか立っていたら体が倒れるなど体の自由が効かなくさせる催眠術を運動支配、味覚を変化ささえるなどを感覚支配といいます。
催眠術のかけ方の基本として行います。
自分でやりたい暗示をかけてみる
運動支配や感覚支配が成功して、催眠術にかかりやすくなったら、自分でやりたい暗示をかけてみましょう。
もちろん、催眠術のかけ方に慣れるまで最初のうちは運動や感覚支配の暗示でかまいません。
暗示の解除の指示をする
催眠術にかかったとい事実を受け入れたら催眠術を解除します。
単に
「3つ数えて指を鳴らしたらこれまでかけた全ての暗示が解除されて戻ります」
というふうに暗示するだけで十分ですから必ず忘れないようにしましょう。
催眠術は解除の指示をしなくても時間が経つと解けるものです。
解除をしていない状態で術が解けてしまうと、催眠術者の指示に反したという事実ができてしまい、相手は催眠術の効果を疑いだしてしまいます。そうなると、次から術がかかりにくくなってしまうのです。
同じ相手にまた催眠術をかける予定があるのでしたら、
「また催眠術が解けた後でも、私が同じ暗示をかけるとあなたは再び催眠状態になります」
と伝えておくとよいでしょう。
また、暗示の解除をしておかないと掛かり手は催眠術が残っていると勘違いしたまま思い込み、後々トラブルにもなりまねません。
催眠術の最後は必ず暗示を解除するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めての催眠術のかけ方9ステップについて紹介しました。
催眠術と聞くとすごく難しい、何か特殊な能力が必要と思う人も多いかもしれません。
ですが、今回ご紹介しましたように、催眠術のかけ方には何も特別な力は必要ありません。
催眠術を上達させるためには、とにかく実践あるのみです。始めから上手にできる人はいません。
今回ご紹介した催眠術のかけ方を実践してスキルアップをはかりましょう。
催眠術のかけ方を十分に習得できたとき、あなたの人生がより豊かなものへと変わっているかもしれません。
この記事が少しでもあなたのお役に立てることを願っています。