あなたは今、素敵な恋愛をしていますか?
もしそうでない場合、なかでも恋愛に臆病になってしまっているような場合、実はあなたの過去に原因があるのかも知れません。
例えば、過去に支配欲が強い男性と付き合った経験があるとします。
そうすると、その後どんな男性と付き合っても上手くいかないことが多いのです。
もしも、今のあなたにそんな心の傷があるのだとしたら、その傷は早く治して、新しい恋に踏み出さなくてはいけません。
そのためには、再び支配欲が強い男性に出会っても負けないように、その特徴や心理を理解しておく必要があります。
支配欲が強い男性の特徴や心理を検証することで、相手に対して絶対にしてはならないことや上手な付き合い方がわかります。
それを理解すれば、支配欲が強い男性とうまく付き合っていくことができるのはもちろん、そんな男性を利用することさえもできてしまいます。
支配欲が強い男性の特徴
まず、支配欲が強い男性にはどのような特徴があるのかについて考えていきましょう。
支配欲の強い男性というのは、もともと自分が育ってきた環境や親から受けた影響などにより、そのような性格になったと考えられます。
そうした性格というのは見ただけで判断することができないものなので、今からお伝えするような特徴を知っておくと役に立つでしょう。
特別扱いされることが好き
特に恋愛において、女性に対して支配欲が強い男性は「特別扱い」されることが好きな特徴があります。
もちろん、どんな人でも自分のパートナーから特別扱いされたいと思うものでしょうが、支配欲が強い男性は極端にその思いが強いのです。
このように、特別扱いされることを好む男性は総じて嫉妬深い傾向にもあります。
恋愛のパートナーであるあなたが他の男性と少し話をしているだけで機嫌が悪くなってしまうのです。
特別扱いされたいという思いが強い男性は、自分が心を許している恋愛のパートナーには特に特別扱いされたいと思っているのです。
上から物を言われることを極端に嫌う
支配欲が強い男性は、仕事においてもそうした感情が表に出てしまう傾向にあります。
つまり、とにかく自分が優位に立っていたいので、誰からも上から物を言われることを極端に嫌うのです。
ですから、支配欲が強い男性ほど仕事で上司とトラブルになっている…なんて話を耳にします。
人から指図されることを嫌うため、上司や先輩などとトラブルになってしまう状況、簡単に想像できますよね?
公の場である上司や先輩とでもそのような関係になりがちなのですから、気心が知れている恋人になると大変です。
少しでも上から物を言って注意などしてしまうと、途端に不機嫌になってしまうのです。
完璧主義者で負けず嫌い
ここまでお伝えした特徴からも分かるように、支配欲が強い男性は他人に負けることを嫌い、完璧を好みます。
完璧を好む人というのは、自分が理想だと考えている物事をしっかり持っており、それに当てはまらないと気が済まない性格なので支配欲が強くなってしまうと言われています。
ですから、恋人に対しても「自分の恋人は○○でなくてはならない」という理想を持っており、あなたがその理想に当てはまらないと支配欲を発揮してしまいます。
自分の理想の恋人に近づけるために、あなたに対して様々なことを指図してくるような男性からは、支配欲の強さを感じずにはいられないはずです。
何でも他人のせいにする
支配欲が強い男性ほど恋人や周囲に対して完璧を求めるものなのですが、だからといって全てのこうした性格の人が優秀な人材という訳ではありません。
ですが、完璧主義である上に他人に負けることは嫌いな負けず嫌いな特徴を持っているので、自分が失敗した時には何でも他人のせいにしてしまう傾向が見られます。
上から物を言われることも嫌うので、恋人から指摘されても素直に聞き入れることができません。
むしろ、そうした失敗や指摘を隠すために、より他人のせいにしてしまう特徴を持っているのです。
支配欲が強い男性の心理
支配欲が強い男性には先程述べたような特徴があるのですが、そうした特徴を持っている人はどんな心理でいるのでしょうか?
この項目では、支配欲が強い男性の特徴から読み取れる心理についてお伝えします。
常に不安感がある
支配欲が強い男性を観察して見た時、最初は自信家でプライドが高い人だと感じるのではないでしょうか。
ですが実際には、支配欲が強い男性ほど自分に自信がなく、常に不安感を抱いていると言われています。
もちろん、多少の不安感は誰もが持っている感情です。
しかし、自分を他人から受け入れてもらう経験が少ないと、不安感が強いまま成長してしまいます。
そうすると、どんなに今が幸せな状況であっても心理的には常に不安を感じてしまうのです。
常にそうした不安感を持っている男性は、自分の心理的不安を解消するために恋人に依存します。
つまり、恋愛のパートナーである彼女…あなたに対して精神的に依存しているため、彼女を自分のものにしたいという心理が働くのです。
ですから「彼女に自分を支えてもらいたい」、「彼女の気持ちが他の人へ向いているのではないか? 」という不安感を常に抱えており、そこから支配欲が働いてしまうのです。
自己肯定感が低い
先程述べたように、支配欲が強い男性ほど不安感を持っているものですが、こうした心理を抱えている男性はなぜそんなに不安なのでしょうか?
不安感は、例えば幼少期などに両親から自分の存在を認めてもらえず育ったり、会社などで上司に自分の意見を受け入れてもらえないなどの経験が多いと強くなります。
このように、自分のことを「認める」とか「受け入れる」などという心理を「自己肯定感」と言います。
人間は、この自己肯定感が満たされているかどうかで人生をどのように過ごしていけるかが決まります。
支配欲が強い男性は、この自己肯定感が低い傾向にあると言われています。
自己肯定感が低いと、自分に対して自信が持てず、いつも不安感を抱えて生きていかなくてはなりません。
そうすると、その不安感を埋めるために他人に依存してしまいます。
その依存の結果が「支配欲」となるのです。
傷つきたくない
自己肯定感が低いと、いつも自分に自信が持てないため不安感を抱えて過ごしています。
そうした心理から、自分が傷つくことに対してとても臆病になってしまう傾向がみられます。
つまり、自分に自信がなく不安を抱える男性ほど強い支配欲で過剰に恋人を束縛しているのです。
特にこうした「傷つきたくない」という心理が強い男性は、以前付き合っていた彼女にひどく振られてしまい傷ついた経験を持っています。
このような傷ついた経験のことを心理用語で「トラウマ」というのですが、支配欲が強い男性はトラウマを抱えていることが多いようです。
そうしたトラウマを刺激されないように、支配欲を強めて自分の心を守っているのです。
支配欲が強い男性への対処方法3つ
そんな心理を持つ支配欲が強い男性とあなたがお付き合いをすることになった場合、どのような接し方をすれば良いのでしょうか?
ここでは具体的な行動や言動による対処方法をお伝えします。
否定をしない
支配欲が強い男性というのは、心理的に自己肯定感が低いことがコンプレックスなので、自分が否定されることを極端に嫌います。
ですから、どんな些細なことでも否定をしないように心がけておきましょう。
特に、会話において否定することは控えた方が良いです。
否定をされるということは、相手にとってはあなたに「負けた」ということにも等しい出来事です。
そのため、あなたに負けたと思った男性は、さらに「負けたくない! 」という気持ちになり、あなたに自分の言うことを聞かせたいと思います。
その気持ちが、持っている支配欲をさらにかき立てる結果になるのです。
ですから、相手の言うことを否定せずに、できるだけ受け入れてあげるようにしましょう。
傾聴と受容を心掛ける
先程から述べているように、支配欲が強い男性の心理は常に不安感でいっぱいです。
そのため、いつか自分が好きな人から「捨てられてしまうのではないか」という不安を抱えています。
その不安感を隠すために相手に対して強い態度を示してしまったり、また不安感を埋めるために束縛するのです。
ですから、できるだけ相手が不安にならないように、支配欲が強い男性の話には特にしっかり耳を傾けてあげると良いでしょう。
心理学の世界では、人の話に耳を傾けることを「傾聴」と呼んでおり、カウンセリングなどでは特に重要視します。
話を聞いてあげることで「自分が相手に受け入れられている」という心理が働き、不安感が解消して安心感が生まれます。
他にも、相手に安心感を与えるような内容の電話やメールをしてあげることも効果的です。
支配欲が強い男性は不安感にさいなまれていることが多いので、そうした電話やメールを定期的にするだけでも安心します。ぜひ試してみてくださいね。
連絡はできるだけマメに取る
また、支配欲が強い男性ほど心に大きな心理的不安感を抱えています。
そんな彼を不安にしないように、電話やメールなどの連絡はできるだけにマメに行うようにしてください。
支配欲が強い男性と付き合うと自分が疲れてしまうので、できれば距離を取りたいと思うものかも知れません。
ですが、あまりにも距離を取り過ぎてしまうと、不安感をあおってしまうことになります。
支配欲が強い男性に上手く対処するには、相手の不安感をいかに解消できるかが大切なのです。
これはダメ! 支配欲が強い男性に絶対NGなことは?
ここまで述べてきたような特徴を持ち、不安感や低い自己肯定感に悩んでいるのが支配欲が強い男性の本音です。
そんな支配欲が強い男性に絶対してはならないこと…いわゆるNGな対応とは、一体どのようなものなのでしょうか?
それは、女性であるあなたが相手の男性を「理屈で言い負かす」ことです。
そもそも、支配欲が強い男性というのは自身の不安感を隠すために強い態度に出ています。
そうした人の言い分を聞かずに理屈で言い負かしてしまうと、神経を逆なでしてしまい攻撃的になります。
また、攻撃的になってしまった相手をなだめるなどの言動や行動はさらにNGです。
なぜなら、「なだめる」という行動は自分より相手を下に見る行動なので、より相手を怒らせてしまうからです。
万一、支配欲が強い男性を怒らせてしまった時には、肯定も否定もせず相手の話をよく聞くことが大切です。
そうするうちに、相手の怒りが徐々に静まり冷静になってきます。
相手が冷静になったのを見極めてから話をすれば、どんなに支配欲が強い男性でも決して怖くはありません。
もし自分に「支配欲」があったら?
ここで、一度相手の気持ちになって考えてみましょう。
例えば、常に不安感でいっぱいの中で、自分に彼氏ができたとします。
そうしたら、その不安感を彼に埋めてもらいたいと思いませんか?
そして、事の大小にかかわらず、それに答えてくれた彼氏には、もっと、もっとという感じで、依存してしまうと思いませんか?
そうした不安や依存の心理が徐々に大きくなっていくと「支配欲」に変わってしまうのです。
そんな支配欲を、あなたはどうやって抑えようと思うでしょうか。
元々、支配欲という心理は誰もが持っている心理的欲求です。
しかし、不安や依存といった心理が強いと、それが「支配欲」となり強く現れてしまうのです。
ですから、支配欲を抑えたいと思った時には、必要以上に相手に依存しないように心がけることが大切です。
支配欲が強い男性に対しても、必要以上にあなたに依存しないように、あなたが逆に彼をコントロールすれば良いのです。
そのためには、彼に自信を持ってもらうことが必要になります。
支配欲が強い男性が他者に依存する最大の理由は、「自己肯定感が低い」ことにあります。
つまり、できるだけ自信を持ってもらえば、あなた自身が彼に支配されることがなくなります。
このことはぜひ覚えておいてくださいね。
男性の支配欲を上手に利用しよう!
最後に、支配欲が強い男性にあなた自身が支配されないようにするには、どうすれば良いのでしょうか?
男性が持っている支配欲を上手に利用すれば良いのです。
いくら相手の男性の支配欲が強いからといって、言いなりになってしまっていては、男性の気持ちが冷めてしまいます。
ですから、男性の支配欲を適度に刺激することで、常にあなたが彼をコントロールできるようにしていきましょう。
支配欲が強い男性ほど、弱い女性が好きというわけではありません。
むしろ、自分の意思をしっかりと持った芯の強い女性を好む傾向にあります。
そうした男性の心理を巧みに利用すれば、あなた自身が支配されることなく彼をコントロールすることができるでしょう。
何でも彼の言いなりになるのではなく、彼をコントロールできるような芯の強い女性を目指してみてくださいね。
まとめ
ここまで読んでいただければ分かるように、支配欲が強い男性と上手に付き合うのに難しいテクニックは必要ありません。
相手を理解する努力を惜しまず、常に彼の不安に寄り添うことが支配欲が強い男性と上手に付き合うために一番必要なことなのです。
そうすることで、相手を傷つけることなく自分の心も守れます。
また、支配されるばかりではなく、敢えてその支配を上手に利用することも覚えておくべきです。
「利用」という言葉はあまり聞こえが良くありませんが、そうすることがお互いの幸せにつながるのです。
支配欲が強い男性の呪縛を解き放って、新しい恋に一歩踏み出してください。