恋の季節といえども、始まる恋もあれば終わる恋もあります。そしてパートナーがいても、別れたい意思をうまく表現できずにいるかもしれません。
というのも、別れを切り出すことはとても勇気がいることで、ときには愛の告白より難しく感じる人もいるでしょう。
そこでここでは相手を傷つけることなく、加害者になることもなく、場合によっては相手の方から別れを切り出してもらえるかもしれない、とっておきの心理操作術を伝授したいと思います。
印象操作を終わらせる
「付き合ったときはこんなはずじゃなかった」という嘆きをよく聞きますね。これは出会って恋をした2人は、相手によく思われようと大なり小なり、背伸びをしてしまっているからです。
別れたいと思っているあなたも、かつては無意識のうちに自分を偽っていた部分があるかもしれませんよ。そして相手も然り……。
この印象操作を逆に利用して、相手に認識できるように背伸びしない自分に変えていくのです。そして「出会ったときはこんな人じゃなかった!」と思わせることができたら成功です(笑)。
あなたに絶望した相手は、そのうちに別れを切り出してくることでしょう。
混乱法を使う
文字通り相手を混乱させるのが、目的の心理操作です。日常会話からはじめることができるので、ハードルも低いと思います。
恋人同士ささいなことでも、会話の中で意見が食い違うことはあまり珍しいことではないですよね。そこで「ほら! やっぱり私たちって、価値観が合わないんじゃない? 」といって、話の流れをちょっと変えます。
すると相手はいきなりのことに混乱しますよね。そこに便乗してさらに、「お互いに別れた方がもっと人生を楽しめるはず」、「あなたにはもっとあなたを理解してくれる人がいる」と、たたみかける。
別れというネガティブな話題になっているにも関わらず、別れたあとのポジティブな将来について話していることも混乱を誘っています。このような混乱時には、相手の言ったことを受け入れやすいという人間の心理がありますので、最終的に改めて別れたい意思を伝えると、了承を得やすくなります。
イエスセット
イエスセットというのは、とても単純でわかりやすい方法ですが、日頃のパートナーとの関係で自分がイエスマンなタイプの場合はあまり効果がありません。なぜならこれは相手にイエスと言わせるのが目的だからです。
「セット」ということは、何回かイエスと答えさせ、こちらの肝心な問いかけにも意図的にイエスの返答を引き出すことが最終目標、成功のゴールです。
最後には「別れたほうがいいと思わない? 」という問いに対してイエスを引き出したいわけですから、それまでは絶対に「イエス」と答えるであろう質問をしてください。そうして流れ的にノーが言いにくくなる空気を作ってしまうわけですね。
バインド法
恋愛においてのバインド法という心理操作は、「断らせない」ことに尽きます。
相手を泳がして自由に選択させ、寛大な人間に見せかけて、実は後ろで操作している。ちょっと怖く聞こえるかもしれませんが、内助の功という美徳にも、似たような部分があるかもしれませんよ。
その方法とは、こちらから渡す選択肢の中に、そもそも自分が選んで欲しくないものを入れないということです。別れたい場合は、「すぐに別れてスッキリするのと、一旦距離を置いてみるのは、どちらがいいと思う? 」といった感じでしょうか。
もちろんこの場合は自分たちの関係に不満があるということをお互いに感じている必要はありますが。成功するとちょっとした達成感も味わうことができます(笑)。
私のどこが好き?
付き合い立てのカップルの間でなら、甘い言葉として聞こえてくるだけですが、別れたいと思ったときに使う場合、意外な効果を発揮します。
恋愛関係というのは、好奇心の塊ともいえるもので、相手のことを知りたいと思うことから始まっているともいえます。そして関係が続いていくにつれ、理解も深まっていくものですよね。
おもしろいことに人間とは、理解したと感じると、途端につまらなく感じてしまうものなんです。人間関係においてのそれが、「どこが好きか」という質問に凝縮されているというわけです。
つまり、相手に自分の好きな部分を答えさせ、漠然とした好意を言語化させます。すると相手のなかで、「あぁ、自分はこの人のここが好きなのか」という無意識の限定が行われます。
言葉を変えれば、相手のことを理解してしまって(あるいは錯覚して)限定的な好きしか持っていないと感じてしまいます。すると途端につまらなくなって、もっと素敵な人がいるのではと思い始めます。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、別れたいときに使える心理操作の数々です。多少の時間をかけて効果を発揮するものもありますが、いくつかを組み合わせて試すのもいいかもしれませんね。
別れというのは、思った以上に体力、気力を消耗してしまうものです。今の関係が終わっても、出会いの場は無数にあります。
できるだけダメージを負うことなく、今後の幸せのために、この記事が役に立つことを願っています。