仕事で忙しい社会人にとって、恋愛の主戦場は、やはり、職場でしょうか。
職場恋愛をすると、必然的に毎日会社に通うのが楽しくなり、その結果、仕事も楽しくなりますよね。
つきあい始めた当初、話題がなくて無言になったりする気まずい時間を経験したことがある人も多いでしょうが、職場が同じですと、平日似たようなことをしているわけですから一緒に盛り上がれる共通の話題にも困ることはありません。
あなたも、職場恋愛をして、楽しくお仕事してみませんか?
今回の記事においては、職場恋愛をするための最初のステップ、きっかけ作りについて、お伝えします。
仕事を手伝ってもらう
自分の仕事を手伝ってもらい、お礼にプレゼントを渡したり、食事に誘ったりしたことがきっかけに、二人の会話が弾んで、職場恋愛に発展するというようなケースは珍しくありません。
『返報性の原理』という言葉をご存知でしょうか?
返報性の原理とは、人間の持つ心理の一つです。
人は、他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱きますが、そうした心理のことを言います。
仕事上の貸し借りから職場恋愛に発展することは、返報性の原理からも説明ができることがお分かりでしょう。
社内行事において活躍する
「忘年会・新年会」「歓迎会」「社員旅行」といったレクリエーションの社内行事における余興や司会の活躍も、職場恋愛のきっかけとなります。
これは、ハロー効果と言って、ある対象を評価する時に、顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象が関係しています。
つまり、一点豪華主義と言いますか、ひとつでも優れた目立った特徴があれば、全体が優れているように思われるということです。
仕事上の失敗を慰める
仕事上の失敗を慰めると言うのも、職場恋愛のきっかけの一つとなります。
同じ職場の同じ部署に一緒にいれば、そのような機会は比較的に生まれやすいです。
仕事上の失敗があり、その後始末も終わり、自分がひとりになったような存在不安に陥っているときに、誰かが手を差し伸べてくれると、恋が生まれやすいのです。
ただ、その後始末が終わっていない間は、黙ってその後始末をしてくれる人に好意を持ちやすくなります。
これは、後始末が終わっていない事に対しての恐怖や、不安が先立っているので、その不安対象を除去することに注意が向いているからです。
何はともなく顔を合わせる
仕事のチームプレーにおいては、職場の同僚の存在が必要となります。
同僚になれば即座に好きとなるというわけではありませんが、『単純接触効果』と言って、接触する回数が増えるほど、つまり、自分の存在を認識してもらうほど、好感が高まっていくという現象があります。
何はともなく顔を合わせるということは、職場恋愛のきっかけになります。
新顔であることがチャンス
経済学において
「すべての財・サービスの経済的価値はそれらのものの希少性に依存する」
としてG.Casselは、財の価値を規定する重要な概念として『希少性の原理』を唱えました。
単純接触の原理とは逆に、新顔であるということも、職場恋愛のきっかけとなりえます。
異性と出会うチャンスの少ない職場においては、新入社員は、無論、人事異動でやってきた人は、『興味の的』になります。
意外な場所で出会う
恐怖による緊張感と恋愛による緊張感を人間の脳が混同しやすい、という事実は、『吊り橋効果』という名前でよく知られています。
旅先におけるちょっとした不安も、恐怖の軽いものとしての心理学的不安ですので、恋愛に結びつきやすいのです。
旅先などお互いに出会うはずのない場所で、普段、仕事で顔を合わせている相手とばったり出会うと、驚きを感じるものです。
そういう事件が、職場恋愛のきっかけとなることもあります。
なお、世の中には、相手の予定を前もって調べて、意外な出会いを仕組むことを考える人もいます。
職場単位の飲み会で、
古くから我が国においては「酔中別人」とも言われ、酒席における多少の不作法は大目に見てもらえるという文化があります。
近年においては、古くからの悪習と毛嫌いされることも多いのですが、酒席において、酔ったふりをしての直言が仕事の改善につながるというプラス面もあります。
職場単位の飲み会で、酔ったふりをして「前から気になっていたんだけど・・・」と話しかけることが、職場恋愛のきっかけとなることもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
職場恋愛は、二人の仲がこじれると、職場全体に悪い雰囲気が広がってしまうこともあるので、禁止する職場もあります。
しかし、それはそれとして、禁じられているからこそ盛り上がることができるのも周知の事実。(ロミオとジュリエット効果)
積極的に、きっかけを作り、素敵な職場恋愛を楽しみましょう!!