毎日仕事をする中で、なんだかしっくりきていない、学生時代と比べ、周囲と馴染めていない感じがするということはありませんか?
学生時代と違う環境で過ごすことに違和感があり、なかなか職場に馴染めない人が多いようです。
20代の女性の場合、就職してまだ数年。社会人としての基礎を作る時期になります。そんな大事な時期に職場に馴染めないことは、大変もったいないことです。
今回は、職場に馴染めない人の共通点をかえりみながら、より良い社会人生活を送るためにどうすればいいか、お伝えします。
あいさつをしない、暗い
職場では「おはようございます」「お疲れ様です」など、あいさつをする場面は多いですよね?
特に考えることもなく、ルーティーンワークのように行っているあいさつですが、職場に馴染めていない人はこれができていないことが多いです。
あいさつそのものを全くおこなわないのは論外ですが、おこなっていたとしても
- 声が小さい
- 表情が暗い
- 相手の目を見ていない
ということはありませんか?
たかがあいさつ、と思うかもしれませんが、あなどるなかれ、あいさつから受け取れる情報は以外にも多いものです。
あなたのあいさつを毎日見ている職場の人は、その情報から、あなたの今の状況を推察していることも大いにあります。
あなた自身もありませんか?
職場のお局のあいさつの様子を見て
「今日は期限が悪そうだから近寄らないでおこう」
「なんだか笑ってあいさつしていたから、わからない所を聞いてみよう」
と思うことは。
その人の様子をうかがい知るとき、あいさつは当たり前に行うことだからこそ、その人の状況が表れやすいものです。
まずは笑顔で、はきはきとあいさつをしてみると、何か変わるかもしれません。
自分の常識がすべてと考えてしまう
学生時代には触れ合うことのなかった年が離れた人と、同じ場で働くことが仕事です。
それゆえ、自分の普通と年上の方の普通が違うことに戸惑っているかもしれません。
- 朝早く来て掃除
- お茶汲み
- 飲み会での上司へのお酌
などなど、以前は新人の仕事と言われていたものですが、最近はこういった考えは古いといわれ、あまり言ってくる人もいなくなり、会社としても新人に強要しないよう勧めているところは多いと思います。
若い女性だと特に、「なんでそんなことしなくちゃいけないの」と思っている人も多いでしょう。
確かにそういった風習の中には、無意味なものもありますが、上に述べた3点などは、狙いを持って行うと非常に有意義なものです。
それに、それを行ってきた人たちは、良かれと思って若い世代の人たちにこれらのことを勧めている場合もあります。
何が言いたいかというと、一見、自分にとっては無意味と思える風習も、それを行ってきた人にとっては、大切なものであるということです。
育ってきた環境、時代背景が違うということは、想像以上に価値観に影響するものです。
ですから、頭ごなしに「そういう考えは古いと思います」と否定するのではなく、なぜ行わなければいけないのか考えてみましょう。
誰でも自分の価値観を否定されることはいやなことですし、そういった人とはあまりかかわりたくないと思うものです。
しかし、なんだか職場に馴染めていないと感じる人は、今まで上司に言われたことについて、もう一度考えてみても良い時期かもしれません。
1人で仕事を抱え込む
仕事はチームプレーです。しかし、職場に馴染めない人はそういった意識が欠けており、すべて自分が行えば済むことと考えている人が多いです。
仕事でわからないところがあったとしても、自分で調べ、何とかしようと突っ走る。自主性があると評価もできますが、それで失敗してしまっては元も子もありません。
言われるうちが花
という言葉もありますが、特に20代女性の場合、まだまだ新人として考えてくれる人も多く、わりと聞きやすい環境にあります。
そもそも、わからないことがわからない状態で、何を聞いたら良いのかわからない人もいるかもしれませんが、どんな小さなことでも頼られると人はうれしいものです。
とりあえず、聞いてみましょう。
自分の行動を振り返れない
「KY」なんて言葉が、昔流行りましたが、職場に馴染めない人だけでなく、いろいろな場面で「空気を読む力」は、必要とされます。
空気を読むとは、具体的にどういうことでしょうか?
その場の雰囲気を察すること、暗黙のうちに要求されていることを把握して履行すること、などを意味する表現。(出典元:実用日本語表現辞典)
とされています。
つまり、相手の状況を見て、行動するべきということです。
仕事に追われるあまり、相手の状況を察することができず質問をしてしまったり、ふさわしくない言葉遣いをしてしまうことはありませんか?
こういった空気を読む行動というのは、すぐにできるものではありません。いっぱい失敗すればよいのです。そして、失敗の原因を振り返ることです。
しかし、職場に馴染めない人は、この振り返るということができません。
そのため、相手のせいにして憎んだり、状況のせいにして自分は悪くないと思い込もうとします。
感情的に、一時的にそう思ってしまうことは仕方ありませんが、少し落ち着いた頃に、もう一度、ミスの状況を反復し、改善すべきところは改善していきましょう。
おしつけがましい
人によって仕事に求めるものは様々です。
- とりあえず、お金をかせぎたい
- 夢の実現のため、こういった仕事がしたい
- 世間体が悪いから、とりあえず働いている
同じ職場にいたとしても、その仕事場で求めるものは、人それぞれなのです。
あなたは夢を持って入ってきているかもしれませんが、長年その職場にいると、いろいろなことに疲弊し、とりあえずお金を稼ぐためという目的で仕事をしている人もいるでしょう。
どちらが良くて、どちらが悪いということはありません。
にもかかわらず、職場で馴染めない人の多くは、自分のモチベーションと同じものを相手に求めようとし、押しつけがましくなってしまっています。
まずは、一緒に働く人間がどんな気持ちで仕事に向き合っているかをリサーチしながら、かかわっていくと馴染みやすくなるでしょう。
仕事ができない
元も子もない言い方かもしれませんが、やはり仕事にきている以上、仕事ができないと職場に馴染めないことが多いです。
仕事ができないと一口に言っていても、いろいろなパターンがあります。
- 遅刻欠勤が多く、社会人としての基本的な行動ができていない
- 自分から仕事は求めず、だらだらと与えられた仕事だけやる
- 仕事の効率が悪く、時間がかかる
など、いろいろありますが、一番問題なのは遅刻、欠勤です。
学生時代なら、遅刻をしたとしても自分一人が授業に遅れ、困るだけ。しかし、社会人になってからの遅刻というのは、チームで行う仕事において、周りに迷惑をかけるということになります。
それに、仕事としての損害以前に、人としての信用も大きく失います。
始業時間に来るということは、会社との約束事なのです。人間関係でも約束を破る人は、信用できませんよね?
遅刻だけではなく、納期や「何時までにやっといて」などの仕事も一緒です。期限を守るということは、最低限の仕事です。しっかり行わないと、「あの人は信用できない」となって、職場に馴染めなくなります。
うわさ話、ゴシップ好き
仕事ができないと通じるものもあるかもしれませんが、職場には仕事をしに来ています。
にもかかわらず、すきを見ては同僚とおしゃべりをしたり、上司の悪口や恋愛関係の噂話などを積極的に行っていると、「あの人はそういった話ばかりしている」と評価され、職場に馴染めない人になります。
学生であれば、そういったネタは非常にウケ、ワイワイと盛り上がれるとは思いますが、仕事場であまりにも長い時間、その話をすることは不適切です。
休み時間に少しならば、そういった話題も距離を縮めるものになる場合もありますが、職場には仕事をしているということを忘れずに行動する方が好ましいでしょう。
まとめ
職場に馴染めない人の7つの共通点、いかがでしたか?
仕事を始めると、今まで出会ったことのない、すごい人(いい意味でも、悪い意味でも)を見て、自信を無くすこともあるかもしれませんが、職場に馴染めていないと悩んでいる人は、まだまだ改善の余地があります。
今回の記事を、より良い自分になるためのきっかけとして役立てください。