仕事において、モチベーションを上げて作業することはとても大切なことです。
モチベーションを上げた状態で仕事するのと下がった状態で仕事をするのとでは、効率も結果もずいぶん違うことに、あなたも気づいているはずです。
そこで今回は、今すぐできる仕事のモチベーションアップメソッドをご紹介します。
モチベーションが下がる4つの理由
取り掛からなければいけない仕事があるのに、なかなかモチベーションが上がらず、手がつけられないこと、誰にでもありますよね?
なんとなくおっくうになったり、ぼーっとしてしまったり・・・
どうして、そんなふうにモチベーションが下がってしまうのでしょうか?
ストレスや疲れ
仕事や人間関係でストレスを感じていたり、疲れを溜めたままだと、モチベーションは下がってしまいます。
ストレスを感じているとイライラしやすくなります。そして、取り掛かりたい作業に対して「面倒臭い」と感じてしまうようになり、結果、モチベーションが下がります。
あなたも、面倒臭いことに対して、モチベーションは上がりませんよね?
また、体が疲れていると、思うように行動できず、どうでも良くなってきてしまい、モチベーションも下がります。
仕事量が多すぎる
やることがあまりにも多すぎると、考えの整理が追いつかず、頭が混乱してしまうため、モチベーションが下がってしまいます。
自分が想定している以上の作業量を目の前にすると、どれから手を付けていいのか分からなくなりますよね?
終わり(ゴール)が見えないような作業は、想像するだけで、ウンザリしてやる気も起こりません。
一時的に「やるぞ! 」と気合を入れてみても、そのような気合や根性は、持続性がありません。
あなたはどうですか?
「やるぞ! 」とやる気を出すことにエネルギーを消費して、本来の目的である作業自体は一向に終わってない・・・そんな経験、ありませんか?
認めてほしい気持ちが多すぎる
がんばった仕事に対して、自分が満足いくような評価を得られず、がっかりしたとき、モチベーションが下がります。
人に認められたい「承認欲求」というものは、誰にでもあります。
この承認欲求はモチベーションを上げる元にもなるのですが、あまりに承認欲求が強すぎると、自分のした仕事以上の評価を求めるようになります。
そして、そのあてが外れたとき、がっかりしてやる気をなくすことになります。
セクハラ、パワハラなどで精神的に辛い
職場でセクハラやパワハラを受けて辛く苦しい思いをしていれば、当然ながら仕事に対するモチベーションも下がります。
セクハラやパワハラは、「精神的な攻撃」です。いわれのない攻撃を受けていては、仕事どころではありません。
その場からいなくなりたい、辞めてしまいたいというネガティブな気持ちで頭がいっぱいになってしまうので、仕事どころではありません。
仕事に打ち込める環境がなければ、モチベーションが下がってしまうのは必然です。
モチベーションが下がると起きる損失4つ
モチベーションは仕事以外でも、たとえば、スポーツや趣味をするときにも必要なものです。
何事もダラダラやるよりは、やる気や意欲を持ってやったほうが結果も気分も良いものです。
ですが、先にお伝えしてきたようなことが起こり、モチベーションが下がってしまうと、あなたに悪い影響を及ぼします。
仕事の効率が悪くなる
モチベーションが下がると、仕事をする目的がわからなくなります。そうすると、仕事が進められなくなり、仕事の効率が急激に悪化します。
モチベーションとは、人が何か行動を起こすときの「動機づけ」や「目的意識」です。
仕事をする意味や目的がわからなくなれば、仕事を進められませんよね?
ただ、仕事をする意味や目的がわからなくても、社会人は仕事をしないわけにはいきませんから、手はつけなければいけません。
仕事をする目的がわからないまま、どう進めていいかもわからない仕事をしなければいけない状態は苦痛以外のなにものでもないでしょう。
仕事でミスが多くなる
モチベーションが下がると、集中力や注意力も下がるので、ミスも多くなってきます。
モチベーションが下がると、仕事にやる気や意欲を持つことができなくなります。すると、早く終わらせたい気持ちの方が強くなり、自分のミスや間違いをチェックしなくなってしまいます。
やる気がわかないことは、とりあえず、さっさと終わらせたくなるのは至極当然のことです。
評価が下がる
モチベーションが下がったまま仕事を続けると、自分の評価を下げてしまうことになります。
会社には「人事考査」というものがあり、そこで社員の能力や仕事ぶりを定期的に評価されます。
先にお伝えしてきた通り、モチベーションが下がり、仕事効率が悪くなり、ミスも多くなったらどうなるでしょう?
自分の評価は下がるしかありません。
人間関係にも影響
モチベーションが下がることは、人間関係にも影響します。
モチベーションが下がることで仕事がうまくいかなくなると、自信がなくなってきます。
「どうして仕事がうまくいかないんだろう」
「自分はダメな人間なんだ」
と、ネガティブなことを考えるようになり、落ち込むことになります。
すると、人とうまく接することができなくなり、職場の人間関係もギクシャクしてきて、うまくいかなくなってしいます。
今すぐにできる!モチベーションを上げる方法4つ
ここまでの話で、モチベーションが下がってしまうと、甚大な被害を被ってしまうことがおわかりいただけたと思います。
ただ、仕事だけであればまだ良いのですが、実際はプライベートもうまくいかなくなってきます。
そんなことにならないためにも、モチベーションが下がってしまったときには適切に対処していく必要があります。
ストレスや疲れを解消させる
ストレスや疲れからモチベーションが下がっていると感じる場合、まず仕事に手を付ける前に、ストレスや疲れを解消させましょう。
おすすめなのは、ジョギングやストレッチなどの軽い運動です。
体を動かすことで血行が良くなり、内臓の働きが良くなって疲れが取れます。
体が軽くなることで気分が良くなり、ストレス解消にもなります。
仕事量を調節する
仕事量が多すぎてモチベーションが下がっていると感じる場合は、配分を再考して仕事量を調節しましょう。
一度に全部取り掛かろうとはしないで、それぞれの仕事を期限ごとにまとめ、すぐに取り掛かるもの、そうでないものに仕分けてみてください。
すると、意外や意外、今すぐやらなければいけないものが実は少ないことに気づくはずです。
上手にスケジューリングできるようになれば、仕事が立て込んでしまうこともありません。
仕事が立て込むと、どうしてもミスが多くなるので、ミスを予防するためにも仕事量は調節しましょう。
自分で自分をほめてあげる
精一杯がんばっても、思ったような評価が得られなくて不満を感じたときは、自分で自分をほめることも必要になってきます。
自分が満足いく評価を得られなかったからといって、がっかりしたり、なげやりになるとモチベーションは急下降してしまいます。
まずは、がんばった自分を自分でほめて、次の仕事へモチベーションをつなげましょう。
自分のがんばりを一番知っているのは、自分自身です。
満足いくまで、ほめてあげましょう。
助けを借りることも必要
セクハラやパワハラなど、職場の環境が合わずにモチベーションが下がっている場合は、周囲に助けを求めましょう。自分一人の力ではどうしようもできない場合もあります。
特に、セクハラやパワハラは、抵抗しづらい自分より上の立場の人間から受けるケースが多いものです。
「やめてください! 」
と直接はっきり言うことができればいいのですが
「クビにされるのでは? 」
「もっとされるようになったらどうしよう」
と不安になり、はっきり言えない場合の方が多いはずです。
そんな時は、コンプライアンスに関する業務を行っている部署に相談してみてください。
また、産業カウンセラーがいる職場では、産業カウンセラーが相談に乗ってくれる場合もあります。
自分の力でどうしようもできないときには、助けてもらうことも必要です。
まとめ
いつでもモチベーションを保っていられればいいのですが、なかなかそうはいかないものです。
うまくいかなかったり、疲れているときには、特にモチベーションが上がりません。
どうしてもモチベーションが上がらないときには、思い切って休みを取ったり、仕事の手を休めましょう。
仕事から離れることで気持ちの切り替えができれば、きっとまたモチベーションが上がってくるはずですよ。