初対面の時にある程度緊張するのはいいことです。上がることを必要以上に恐れないでください。誰でも多かれ少なかれ上がっているのです。
自分は口下手だとか、上がり症だと言うマイナスイメージを捨てて、明るくポジティブに振る舞うことを心掛けることです。それだけで、会話がスムーズになるでしょう。
それでは初対面の人と会話をスムーズに行うための6つの秘訣をご紹介しましょう。それぞれは別の物ではなく、お互いに関連し、重複しているものです。
また、日常私たちが行っている行為そのもので、特別難しいこともありません。さあ、あなたも会話の達人になりましょう。
積極的に話しかける
初対面では相手は自分が思うほど、自分に目を向けてはいないものです。じっと待っていても、会話は始まりません。こちらから積極的に会話をしましょう。
まずあいさつです。「こんにちは」だけではなかなか次に続きません。日本には「良いお天気ですね」と気候を話題にする素晴らしい習慣があります。
誰にも害がなく共通して関心があることなので、会話のきっかけとして使わない手はありません。
あいさつを継続発展させる
「良いお天気ですね」とあいさつをし、相手が「そうですね」と言ってそれでおしまいでは会話は続きません。「今日はいつもより寒いですね」「燕が飛んでいましたね」など、季節の話題へと話を発展させていきましょう。
進め方では、これだけで途切れなく会話を続けることができるようになります。そのためには、日頃から身の回りの風景や季節にも目を向けておくことが大切です。
共通の話題を見つける
前項で述べたことも「天候」「季節」という共通の話題です。「共通」の知人のことを話題にします。同じ職場だったら、上司や同僚のことを訪ねるのも良いでしょう。
次にスマホや腕時計、アクセサリーなど、同じものや似たものを持っていたら、それから会話が広がります。近所の喫茶店やレストランを話題にするのも良いでしょう。好きな料理や飲み物と話題は尽きません。
自己紹介をする
初対面の時には、相手がどんな人かまだ探っている心理状態にあります。積極的に自己紹介をしましょう。
自己紹介をすることで、出身地、出身校、趣味などで共通の話題が見つかるかもしれません。そこに共通の友人が見つかって、話が弾むことも良くあることです。
自己紹介でつまらないのは、名前だけ言って、よろしくお願いします、で終わるタイプです。これでは会話がつながりません。
相手も次に何を話してよいかわからず沈黙してしまいます。最低名前、出身地、学校の専門科目、趣味、好きな料理くらいは話しましょう。同郷や同窓というのは、先に述べた「共通」の有力な条件になり得ます。
欠点や失敗談を披露する
自己紹介をする時には、自分をよりよく見せようと、あまり飾らずに、失敗談なども積極的に出しましょう。そのことで緊張感がほぐれ、さらに話が盛り上がります。
上手に話そうとか、自分をよく見せたいという意識が、赤面恐怖症、対人恐怖症につながり、上がってしまって会話が途切れがちになります。あくまでも自然体であるがまま、です。
得意な趣味や技術を披露する
人は、この人と付き合うと何か得するかなと考える計算高いところもあります。自分の趣味や特技が相手にとって、プラスになると相手の心も開いてきます。損得勘定ばかりではぎすぎすしてしまいますが、人間のこのような性向があることは、頭の隅に入れておいて損はありません。
あまり自慢し過ぎては逆効果ですが、現在持っている資格や特技は遠慮なく披露しましょう。その技術がきっかけで会話が弾み、新たな人間関係が生まれてくることも良くあることです。その人間関係がまた人との会話を生み出すというプラスのスパイラルになるでしょう。