自己暗示という方法を知っていますか?
自己暗示とは、自分自身にかける催眠術のようなものです。自己暗示は決して、オカルト的な世界の話ではなく、心理学的にもその効果が高いということが知られています。
自己暗示のテクニックは、ビジネスの世界でもよく取り入れられています。
例えば、職場の朝礼や会議などで、大きな声を出して、みんなで目標や理念などを読み上げたりした経験のある人も少なくないでしょう。実は、これは、アファーメーションという自己暗示を利用した効果を出すためのテクニックのひとつなのです。
声に出して読み上げることによって、潜在意識に深く刻まれて、自分が目指している姿に近づくことができるというわけです。経営者など成功した人たちは、この自己暗示がいかに大切で効果があるのかということを知っているので、多くの会社などで、このアファーメーションの自己暗示テクニックが取り入れられています。
しかし、この自己暗示のやり方ですが、効果を確実に出したいのであれば、ただやみくもにやっているだけではいけません。きちんとしたやり方で行わなければ、効果は期待できないでしょう。
では、どのように自己暗示を行うのが、効果的なのでしょうか?
そこで、自己暗示で確実に効果を出すための方法を3つ紹介していきます。
願望を紙に具体的に書く
こうなりたい、あれがほしいという願いは必ず具体的に書くということが自己暗示のポイントです。
例えば、いつまでにその願いを叶えたいのかを具体的な日付を指定して書き込みます。有名な居酒屋ワタミの社長は、自分の手帳にいつも夢を日付指定して書き込んでいたんだそうです。
社長によると、そうして書いた夢はほとんど叶っているそうです。また、その願いを叶えるための詳細な計画も具体的に書いてみましょう。
紙に書いた願いは、1日2回、起きてすぐと寝る前に大声で読み上げる
紙に願いを書くという自己暗示まではけっこうやったことがある人は多いようですが、それを大声で読み上げるということまでやっているという人は意外と少ないようです。
しかし、これをやるかやらないかで、自己暗示の効果が出てくるかどうかが変わってきます。潜在意識にまで自己暗示を伝えるためには、願望を耳から音として取り入れることはとても効果を高めてくれます。
また、起きてすぐと寝る前の時間帯というのは、もっとも潜在意識とつながりやすい時間帯だと言われています。
突然のひらめきなども、この起きてすぐと寝る前の時間帯にひらめくことが多いと思いませんか? これは潜在意識からのメッセージが届きやすくなっている時間帯だからなんだそうです。
写真やイラストなどを常に見える場所に貼るか持ち歩く
文字にして紙に書き出すことももちろん効果がありますが、写真やイラストでイメージできるようにするともっと効果的です。
欲しいものや行ってみたい場所の写真、叶えたい夢が叶っている状況のイラストなど、見ていて元気になれるような写真やイラストを準備しましょう。そして、常に持ち歩いて、時間が空いたときに眺めるようにしたり、パソコンのデスクトップや携帯の待ち受け画像にしてみたり、トイレなどの壁に貼るなどして、常に見えるようにすると効果的でしょう。
イメージする際に注意しておきたいポイントは、失敗したらどうしようといったマイナスな場面のイメージはしないということです。
すでに願いが叶ってしまって幸せであるというイメージを、感謝の気持ちとともに思い浮かべるようにしましょう。感謝の気持ちというのは、実際に夢が実現したときにしか抱かない感情です。それを実現する前からイメージしてしまうことで、潜在意識は、夢を実現する方向へと物事を動かしていきます。
自己暗示の効果を出すためにもっとも大切なポイントは、どれだけ具体的に願望を自分の中にイメージできるかにかかっています。頭でなんとなくイメージしてるだけでは、ぼんやりと煙がかったイメージしかできないでしょう。
より具体化するために、紙に書き出すようにしましょう。そして、その紙を、何度も読み上げたり、見たりすることで、潜在意識にインプットされていくというわけです。
まとめ
いかがでしたか?
これらは難しそうに感じるかもしれませんが、紙に書き出して、毎日眺めたり、読み上げたりしてイメージするという実のところとても簡単な作業です。これらの作業をただ淡々と続けていくことで、どんな願いでも実現するのであれば、やらない手はないでしょう。
潜在意識の力というのは、私たちが想像できないほどの計り知れない力があります。なので、潜在意識に刻みつけることができれば、あとは、潜在意識が勝手にあなたの自己暗示した通りに物事を運んでくれるでしょう。
成功した人たちはこのことを知っていて、上手に毎日の生活に取り入れています。それを真似してみることで、あなたも成功に一歩近づくことができるでしょう。