「美味しいものを食べているはずなのに…味がわからない…」
このようなご経験はありますでしょうか？
『味覚障害』という病気なのですが、本来はミネラルや亜鉛などの栄養素が足りないことが原因で発症すると言われています。
しかし、最近ではストレス社会に生きる現代人にとって対敵な『ストレス』によって発症するケースも多いそうです。特に女性は、無理なダイエットや、食事制限、睡眠不足等が引き金となりずるずると不のスパイラルへ陥るケースも少なくありません。
味覚障害といっても、全く味がしない『味覚消失』という症状から、とにかく食べる食べ物の味が薄く感じてしまう『味覚減退』など症状は様々です。
他にも大好きな味が、嫌いな味として感じてしまうことや、口の中が常に苦く感じてしまうなどなど。食べることが大好きな私にとっては死活問題、恐ろしい病気だと感じております。
症状は様々ですが、ごはんを食べていて「味について、いつもと違う違和感」を感じた場合、味覚障害かもしれません。
今回はストレスが原因で発症する味覚障害について対策２つのポイントをご紹介します。
ストレスとは一言では説明できないほど人それぞれ原因が異なります。
ただ、味覚障害の場合『鬱』も並行して発症している方が多く、ストレス⇒鬱⇒味覚障害の順番で発症するケースが多くあります。
今回ご紹介する２つのポイントはストレスや鬱の原因の根本を解消するものではありません。
なぜなら、ストレスや鬱の原因となる発生源が細かく異なるためです。
しかし、『病は気から』体質を改善することで症状を発症し難い環境や体になることでストレスからくる味覚障害を防ぐことが可能です。参考にしていただけると幸いです。
規則正しい生活をする
まずは規則正しい生活が必要不可欠になります。
ストレスがたまり、体に支障をきたしはじめると「不眠」や「怠惰感」などなど体のバランスがくずれはじめます。
ここでしっかりと生活を規則正しくすることで、物理的に体のバランスを崩れないように、崩す余地のないようにすることが大切です。
規則正しい生活を行うことで、脳内物質のセロトニンがバランスよく分泌されます。セロトニンが欠乏してしまうと、鬱へと一直線です。ストレスを感じ、体調がすぐれないなと感じ始めたら、少し大袈裟に規則正しい生活を心がけてください。
規則正しい生活に呼応し、脳内のセロトニンも正常に分泌されることで鬱の発症も抑えることが可能です。
セロトニンをたくさん分泌させること
セロトニンの分泌にはさらに、決まった時間に朝日を浴びること、運動することなどで増やすことができます。
朝日については、規則正しい生活をすることで可能ですし、運動についても、毎日長時間というわけではありません。週に数回、一駅分歩くというものでもかまいません。汗を少しかく程度のもので良いので体のデトックスを行いましょう。
好きなことをする時間を持つ
味覚障害はストレスからくるケースがほとんどです。上記の二つのポイントでは、「ストレスを“ストレス”として感じにくくするための体作り」としてフィジカルなお話をしました。
最後のポイントは内面的なポイントになります。
好きな時間を持つことで、気分転換ができるタイミングを自分自身で持つ/つくることです。
美味しいものを食べること、映画を見ること、好きなアイドルの歌を聞くこと、などなど。人それぞれ好きなことは異なります。気分転換になるような時間をもつ習慣を必ずつけましょう。
たとえ仕事で「しんどいな～」とストレスに感じるようなことがあっても、「これをしているときはストレスなんてすべて忘れてしまう！」というギャップになる時間をもつことで気持ちの余裕にもなりますよね。
楽しいこと、好きなことがメインの人生になれば言うことなしなのですが、大人になればなるほどそう上手くはいきませんが、味覚障害に陥ってしまうほど精神的なプレッシャーが体に出てきてしまう前に、楽しいこと、好きなことで相殺してしまいましょう。
一度きりしかない人生ですから、ストレスばかりで気持ちが沈んでいてはもったいないですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
本来は諸悪の根源であるストレスを無くすことが一番の解決策ではありますが、今回紹介した３つの方法は、ストレスを「ストレスだ！」と感じない強い体作り、心作りの方法として実践してみてください。
規則正しい生活を行い、脳内のセロトニンの数が平常ですと、ストレス耐性も強く、鬱にもなりにくいのです。
もしも、ストレスから味覚障害になってしまった時には、まず、毎日のサイクルを規則正しいものへと戻し、意識的にセロトニンがたくさん分泌されるように朝日を浴びることや、運動をすることなどを心がけてください。これから食べ物が美味しい食欲の秋です。
ストレスなんかに負けないように、ストレスに強い体と心作りを心がけましょう。
