浮気されない女性になるための４つの方法

浮気する男性の方が「気の迷い」「遊び」といった言葉を並べても、一般的に、浮気されて楽しい女性はいません。

浮気される女性は、彼氏が変わっても浮気される一方、浮気されない女性は、されないままであるということがよく言われます。

浮気する男性に問題があるのは当然ですが、浮気される側の女性にも、なにか問題はないのでしょうか？

『浮気されやすい女性』と『浮気されない女性』で、何が違うのでしょうか？

今回の記事においては、心理学の観点から、浮気されない女性になるための４つの方法を紹介します。

自分のセールスポイントを検討する（接触原理）

なぜ、恋人や夫があなたをセレクトしたのか、自分のセールスポイントをよく検討しましょう。

そのセールスポイントにおいて、あなたを上回る競争相手が出現すれば、恋人や夫が浮気する可能性は高くなります。

あなたがすでに恋人や配偶者である以上、他の一般的な競争相手が、真似しがたいセールスポイントは「２人の過ごした時間の長さ」「共通の人間関係」になるでしょう。

なお、過ごした時間の長さが親しみやすさにつながる現象を、心理学上の用語では、『接触原理』と言います。

また、「子は、かすがい」と昔から言うほど、共通で可愛がっている子どもの存在は浮気を防ぐために非常に有効ですが、子どもを親の道具に使うということは、別の問題が発生するのでやめるべきです。

あなたがすでに恋人や配偶者である以上、恋人や夫のことを『観察』してきた時間は、新しい競争相手よりも長いのが普通です。

その観察の成果を浮気の防止のために活用するべく、心理学で言うところの『ペーシング』の技法を使うことがオススメです。

ペーシングとは、相手の話し方や状態、呼吸などのペースを合わせることです。

相手とペーシングを行っていくと、聞き手と話し手の中に一体感が生まれてきて、話し手は、安心して話をすることができるようになります。それによって、相手とのラポール（信頼関係）を築くことができます。

昔から「似た（煮た）者夫婦は焼かない（妬かない）夫婦」と言いますが、浮気を防止するため、自分から意図的に相手のペースにあわせるということがあってもいいでしょう。

ペーシングの技法は、「２人の過ごした時間の長さ」を、恋人や夫に感じさせる効果がある浮気防止のための有効なテクニックです。

男性が、仕事の事や悩みを相談しようと思える女性は、『聞き上手な女性』です。

仕事のことを恋人や配偶者には相談できなくて、他の異性と相談している間に、浮気に発展することが多いのです。

話す時間が増えれば、これもまた先に述べた接触原理から、相手に親しみを感じます。

恋人や配偶者にも相談しにくいことを、わざわざ時間をとって話を聞いてくれたということで感謝の気持ちも湧きます。

人間は他人からうれしいことをしてもらったら、相手の頼みも聞いてあげなければならないという心理を持ちます。これは、心理学では『返報性の原理』と言います。

新しい競争相手があなたの知らない間に競争力をつけていって浮気の結果に至ることを防がなければなりません。

普段から、恋人や夫の趣味の話や仕事の話は、先に説明したペーシングの技法を活用しつつ、しっかり聞いてあげましょう。

すでに恋人・配偶者の関係にある相手であっても、お互いがお互いの存在に慣れきってしまって、まるで『空気のように存在しているのが当然』だと感じるような状態は危険です。

浮気防止のため、あなたの存在に絶えず関心を持ってもらうべく、ちょっとしたわがままで相手の心に『認知的不協和』を引き起こす工夫をしましょう。

認知的不協和とは、人が自身の中で、矛盾する認知を同時に抱えた状態を表す社会心理学用語です。

女性がちょっとしたわがままなお願いをすることで、男性は「どうして、彼女と自分は一緒にいるのだろう？　」と考えるきっかけが生まれます。

わがままなお願いに対する不快感と、あなたへの愛情という矛盾する認知により、認知的不協和が生まれます。

その認知的不協和を解消するべく、恋人や夫は、あなたのことを考える時間を長く持ち、あなたの魅力を再確認してくれるでしょう。

いかがだったでしょうか？

恋愛市場という言葉もあるように、男女関係も経済市場のマーケッティングと共通するところがあります。

男女関係でいかに浮気されないようにするかという問題と競争会社の商品・サービスに浮気されないようにするかという問題は、かなり似通っています。

マーケッティングで使われる心理学によるところの多い、今回の記事の内容を、皆さんの恋人や夫の浮気防止のために参考にしていただければ幸いです。