彼氏を喜ばせる４つの心理テクニック

彼女の立場からどうすれば彼氏を喜ばせることができるのか、と問われれば、男性にも色々な性格のひとがいるという話からまずしなければいけないでしょう。

職業選択に何を求めるかという問題において、職務志向型・人間関係志向型・報酬志向型の３つのタイプに分類できると言われます。

この３タイプの分類は人間の性格を分類するためには便利でして、その分類を念頭に置きつつ、今回の記事では彼女の立場から彼氏を喜ばせるための心理テクニックについて語らせていただきます。

好きに理由をつける発言を避ける

野球漫画のヒロインには、野球のことはよくわからないけれども主人公のことを何が何でも信じてあげることで主人公にやる気を引きだすタイプと、主人公と同じレベルもしくはそれ以上野球に詳しくて一つ一つのプレイを解説するタイプがいると言われます。

この区別は、全ての男性はマザコンか、そうでなければ、同性愛者の要素があると言われることに対応しています。

前者のタイプのヒロインが好きと言う男性は、自分のことを無条件に肯定してくれる人間関係を求めます。

貴女の彼氏が人間関係の親密さを求めるタイプである場合、母性という言葉が一つのキーワードになります。母親は子どもに向かって「やればできる」と言うことも大切なのですが、「あなたはあなたでいるだけであたしにとって素晴らしい」と言うことも大切です。

人間関係志向タイプの彼氏に対しては、条件付きの愛ではなく、無償の愛をアピールしましょう。「あなたは○○だから好き」といった好きに理由をつける発言はできるだけ避けましょう。

先にあげた２つのタイプのうち、後者のタイプのヒロインが好きと言う男性は、自分が良いところも悪いところもあるということを前提にした上で、自分のよいところを正確に理解してほしがります。その結果として、仕事などでも彼自身が独自に工夫したところをきちんと評価してくれる相手に惹かれます。

貴女の彼氏が自分の独自の工夫を理解してもらいたがるタイプの場合、デートするにしろプレゼントするにしろ、貴女を楽しませるために、何かしらオリジナルの要素を付け加えたがるでしょう。

それが失敗に終わる可能性もあるのですが、その失敗した部分を貴女が正直に指摘しても彼氏は別に怒らないはず（また、新たな工夫を考えることに熱意を燃やすでしょう）。貴女が何も気がつかないという素ぶりを見せた時、彼氏の気持ちは一気に冷え込みます。

独自の工夫を認めてもらいたい職務志向タイプの彼氏に対しては、彼氏の趣味や嗜好に敏感にアンテナを張り巡らせ、彼氏の工夫に気がついたと言うサインをしっかり送りましょう。

かの高名な心理学者であるエーメリッヒ・フロムは、その著作の『愛するということ』で「愛されるから愛するというのは幼稚な愛です。愛するから愛されるというのが成熟した愛です」と記しました。

フロムに言わせれば、恋愛に見返りを求めるというのは幼稚な愛かもしれませんが、貴女の彼氏がそういう幼稚な愛を求めている可能性もあります。

見返りということで言えば、スピードもサービスのうちと言われます。見返りを求めるタイプの彼氏を喜ばせたいのであれば、彼氏から何かしてもらった場合、できるだけ素早く見返りを与えるということを心掛けるべきでしょう。

更に言えば、そういう見返りを求めるタイプの彼氏が貴女に求めていることを把握して、何かしてもらう前から先回りしてやってあげれば、更によいでしょう。

目くるめくような性的快楽を与えてほしい。奇麗な女の子を一緒に連れて歩いて自慢したい。お金を貢いでほしい。見返りを求める報酬志向タイプの彼氏を喜ばせるためには、見返りを与えるスピード感が大切です。

先に名前を挙げた心理学者のエーメリッヒ・フロムはこうも言います。「たくさん持っている人が豊かではなく、たくさん与える人が一番豊かである」と。

愛される喜びよりも何の見返りを求めず愛する喜びを求める男性というのも世の中には確かに存在しています。愛すること自体が彼氏にとって報酬になるのです。

地道な筋力トレーニングとかが好きでエネルギーが余っているという男性は、付き合っている女の子のことを小まめに助けてあげたいという気持ちを持っていることも多いです。

貴女の彼氏が愛する喜びを求めているタイプである場合、貴女が何でもかんでも、１人できっちりと隙がなくこなせるようであれば、彼氏の方がまったくもって手持ち無沙汰になってしまいます。

愛する喜びを彼氏に与えてあげるため、彼氏が活躍できる機会を用意してあげるべく、時にはわがままを言ってあげましょう。

いかがだったでしょうか？

彼氏を喜ばせる心理テクニックといっても、世の中には様々な性格の男性がいるので、なかなか一筋縄にいかないのですが、彼氏のタイプを大まかにでも分類できれば、大方針が定まるのではないでしょうか。

今回の記事の内容を貴女の恋愛において少しでも役立てていただければ幸いです。