被害妄想に誇大妄想・・・妄想の種類には何があるの?

妄想の種類

「妄想」と聞くと、どのようなことが思い浮かびますか?

たとえば、好きな相手から突然連絡が来てデートに誘われるとか、宝くじが当たっているとか、比較的楽しいことを連想するのではないでしょうか。

しかし、妄想のなかには、精神病が原因で引き起こされている「被害妄想」「誇大妄想」といった恐ろしいものもあります。

今回は、その被害妄想や誇大妄想など妄想の種類についてお伝えします。

 

 

被害妄想に誇大妄想・・・妄想の種類には何があるの?

 



 

 

「妄想」はなぜ引き起こされるのか?


被害妄想や誇大妄想は、本人の「確信」が非常に強いことが特徴です。周りが訂正しようとしても頑としてその確信は揺らぎません。

病的な妄想かそうでないかは、現実離れしているその妄想に対して、本人が確信を持っているかいないかで区別できます。

では、本人の確信が強い被害妄想や誇大妄想は、どのようなことが原因で引き起こされるのでしょうか?

 

妄想の主な原因は「精神疾患」


妄想は、主にうつ病などの精神疾患によって引き起こされます。

ありもしないことを「そうに違いない」と強く思い込み、精神的にひどく不安定になってパニックを起こしたり、周りの人に当たったりします。

とくに妄想が起こりやすい精神疾患は、「うつ病」「双極性障害」「統合失調症」です。

これらの発症原因は、ストレスだけではなく、遺伝的な要因など、まだはっきりと解明されていないものもあります。

ですから、治療法についても未解明な部分が多くあります。

 

認知症においても妄想が引き起こされる


アルツハイマー認知症においても、妄想が引き起こされる場合があります。

とくに多いのは「物を取られた」「財布を狙われている」という「物盗られ妄想」です。

これは、脳にダメージを負うことで生じる「記憶障害」が原因で、お金など自分の大切なものを置いた場所を忘れてしまうために起こります。

物盗られ妄想の場合、「ここに置いたはず」という確信が強すぎて、「もしかしたら違うところに置いたのかもしれない」という考えに及びません。

「ここになければ、あそこかも」と考える思考能力も低下するため、物がない=誰かが盗んだ、という考えに直結してしまいます。

 

「妄想」にはどんな種類があるのか?


精神疾患や認知症などによって引き起こされる妄想ですが、その種類はさまざまです。

ここでは主によく見られる精神障害によって引き起こされる妄想の種類について紹介します。

 

1.被害妄想


「命を狙われている」「みんなが私の悪口を言っている」「誰かにずっと監視されている」など、誰かが自分に被害を及ぼそうとしていると思い込む妄想です。

周りの人に聞いてみても、もちろん誰も心当たりはありませんし、監視されているということもないわけですが、本人には強い確信があるため、どうなだめても理解してくれません。

 

2.誇大妄想


「自分は特別な存在である」と自分の存在を過大評価するような妄想です。

たとえば、自分は皇族の血を引いている高貴な身分である、あの人はきっと自分に好意を持っているはずだ、自分は神の啓示を受けた特別な人間である、などです。

周りからすればありえないおかしい話なのですが、当人は大マジメ、確信を持って言っています。

 

3.心気妄想


心気妄想とは、「自分はなにか重病にかかっているに違いない」と思い込んでしまう妄想です。

どこも悪くないのにも関わらず、いくつもの病院に通い、医者が重病を隠している、自分は重い病気なんだと思い込んで、勝手に悲観します。

 

4,貧困妄想


貧困妄想とは、貯金や資産がすべてなくなってしまったと思い込む妄想です。

もちろん、実際には貯金や資産はあるのですが、周りがそれを見せても信じず、自分は破産してしまったと嘆きます。

 

5.罪業妄想


罪業妄想とは、ひどい犯罪を犯すなど、悪いことをしてしまったと思い込んでしまう妄想です。

その事件には全くかかわっていないのに、「あれは自分が悪いんだ」と意味のない自責の念に苦しむようになります。

 

妄想への対処法


上記で説明した妄想は、妄想による不安やパニックを抑えてあげようとしても、本人の強い確信により、それが難しい場合がほとんどです。

また、認知症やアルツハイマーなどの脳の病気は、現状の医学では改善すること自体が難しいです。

では、身近な人が被害妄想や誇大妄想などの妄想障害に苦しんでいる場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

 

1.原因となる精神疾患を治療する


うつ病や双極性障害、統合失調症が原因で被害妄想や誇大妄想が引き起こされている場合は、原因となる精神疾患を治療する、もしくは、症状を緩和させる方法があります。

被害妄想や誇大妄想は、確信を持った本人の強い思い込みから生まれるものです。

無理矢理、被害妄想や誇大妄想をやめさせようとしても、本人は妄想をやめることはありません。

うつ病が原因で妄想を発症している場合、まずは心と体を十分に休める必要があります。

うつ病の原因となるストレスが職場にある場合は、業務時間の短縮、休職など、会社の制度を利用できます。

最近では、社員のメンタルヘルス管理に力を入れている企業も多いので、会社の相談窓口に相談して、自分にとって一番いい方法を探してもらいましょう。

また、症状が重い場合は、専門科を受診して抗うつ剤を処方してもらう方法もあります。

双極性障害からくる妄想の場合、主な治療法は投薬治療になります。

向精神薬や抗不安薬を服用しながら、症状をコントロールすることになるでしょう。

双極性障害の治療には時間がかかりますので、覚悟と根気が必要になりますが、きちんと処方された薬を服用していれば、コントロールは可能です。

症状が重い双極性Ⅰ型の場合、入院も必要になる場合がありますので、専門科の医師と相談しながら治療法を決めることになります。

統合失調症の場合、投薬治療と精神的リハビリテーションが必要になり、症状がひどい場合は入院措置もありえます。

統合失調症で処方されるのは、向精神病薬がメインですが、不眠や不安症状などがある場合は、その症状に合わせた薬も処方されます。

統合失調症は、治療途中で投薬や精神的リハビリテーションをやめてしまうと、再発・悪化の可能性が高まりますので、少しよくなったからといって、自分で勝手に「もういいや」と薬を飲むのをやめてしまうのは厳禁です。

以前よりもひどい状態になることもありますので、しっかりと治療しましょう。

 

2.認知症の症状に注意しながら接する


認知症やアルツハイマーには、今のところ治療法がありません。

そのため、認知症の症状を治す治療ではなく、遅らせる治療になります。

妄想も、症状が重度になるにつれて強くあらわれます。

認知症の症状として不眠や不安症状があらわれる場合は、睡眠薬や抗不安薬を使用して症状を和らげます。

また、薬を使用しない治療として、運動や趣味などで体や手先を動かし、脳を活性化させる方法もあります。

音楽を聴いたりおしゃべりをするコミュニティもありますので、本人が楽しく活発に生活できるような方法を見つけることが最善の治療法となるでしょう。

 

まとめ


被害妄想や誇大妄想は、時にその人の性格として受け取られることがあります。

そのため、実はうつ病や認知症の症状としてあらわれているにもかかわらず、気づかれないケースもあります。

精神疾患からきている場合、早めに気づいて治療を開始することが大事です。

また、認知症においても、早期発見して症状を遅らせる治療を開始することが大事です。

もし、あなたの周りに誇大妄想や被害妄想を抱えている人がいたら、少し気をつけて見てあげてください。

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