『ごめん。今晩の約束だめになった…』
電話やメール、SNSなどで、彼がまさかのドタキャン!
ショックだし、悲しいし、怒りがこみ上げてくるし…
わかります。すごくわかりますよ!
でも、こういうピンチの対応で、あなたの価値を大きくアップさせることができるのです。
また同時に、大幅ダウンさせてしまう危険も含んでいるのです。
あなたは今、マイナス感情で一杯になっているかもしれませんが、ちょっとだけクールダウンして、今回の記事を参考にしてください。
実は、今こそが、彼にとってなくてはならない女性になれるかどうかの瀬戸際なのです。
怒る
どんな理由があるにせよ、せっかくのデートの約束を反故にされたのですから、あなたが怒りたい気持ちはよくわかります。
でも、その怒りをそのまま彼にぶつけるのはいかがなものでしょうか?
逆の立場を想像してみれば、怒ることが良い結果をもたらさない、良くない対応であることはおわかりになると思います。
まず、喉まで出かかった怒りの言葉をぐっとこらえましょう。そして、自分の心に聞いてみましょう。
『なぜ、私は怒っているの?』
だって、がんばっておしゃれしてきたのに。すごく楽しみにしてワクワクしていたのに。いろいろ話したいこととかあったのになど…
そうです。
あなたは、彼に会うのをとても楽しみにしていたのです。だから、反動で同じエネルギー量の怒りが生まれているのです。怒りの大きさは、そのままあなたの期待の大きさだと思って間違いありません。
実は、ワクワクした嬉しい期待する気持ちは、一足飛びに怒りになったわけではありません。一瞬違う感情を通ったはず。わかりますか?
それは『悲しみ』です。
これこそが、彼に伝えるべきあなたの素直な感情です。
責める
ドタキャンした彼を責めるのも、怒り同様NGな対応です。
確かに悪いのは彼でしょう。でも、彼だってどうしようもない理由でキャンセルしているかもしれません。そして、あなた以上にがっかりしているのかもしれないのです。
それなのに、責められたら彼だって逆切れしてしまうかもしれませんよね?
怒りも責めたい気持ちも抑えて、会えない悲しみを、会いたかった素直な気持ちを伝えられれば、彼も今回のドタキャンを心から残念に思うでしょう。そして、二度とこうならないぞ! と考えてくれるに違いありません。
しつこく不満を言う
しつこく不満を言い続けてしまうという対応も、よくありません。
彼に『執念深い女だなあ』と嫌がられ、うとまれてしまうのが関の山です。不満の言葉をいくら積み重ねて行っても、彼から心からの謝罪の言葉をもらえる可能性は少ないでしょう。
不満を言う側の心理状態としては、してほしい反応が相手から返ってこないから、自分の気持ちを少しでもスッキリさせたくて言ってみたものの、全然スッキリしないものだから、ネチネチネチネチ、いつまでも似たような不満の言葉が口からついて出て、自分でも止められない状態になってしまっているのでしょう。
残念ですが、不満を言うことで、スッキリすることなどありえません。厳しいですが、これを理解しましょう。
何度も残念がる
『会えなくなって、悲しい。残念。』と控えめに、でもしっかりと彼に伝えるのは効果的です。ですが、何度も何度も残念がっていると、しつこく不満をぶつけるのと同じ結果になってしまいます。繰り返して残念がるのは、してはいけない対応なのです。
彼も、何度も繰り返される残念にうんざりしてしまうからです。
コツとしては、不満や残念がるのは、一言でおしまいにする! と決めて、それ以上は決して口にしないことです。くどくど言いたい気持ちをぐっと辛抱しましょう。
自分の言動を制御できる大人の女性になるのです。
ドタキャン理由を疑う
ドタキャンの理由は本当なのか、疑ってしまいますよね?
でも、それが本当であれ、ウソであれ、それを疑ったり、文句を言ったりするのは、彼の気持ちが離れる大きな原因となる、良くない対応になります。
ですから、
『そんなに仕事、忙しいの?』
『本当に仕事なの?』
『具合悪い、なんて嘘じゃないの?』
などの言葉はひかえましょう。
たとえば、彼が言ったドタキャン理由が、実は嘘で、それを疑う言葉をあなたがぶつけたとしましょう。たぶん、彼は逆切れします。
なぜなら、彼の観点では、ここはドタキャンしたことを謝っている場面であって、ドタキャンの理由を謝っているわけではないからです。
腹立たしいですが、ドタキャンの理由が、約束を守れないようなレベルかどうかを判断するのは、彼であって、あなたではないのです。
あなたは彼の謝罪に対して返答をすべきであり、理由の正当性にまで口を出す権利はないのだと理解しましょう。
自分本位の優しくない言葉を口にする
自分本位の優しくない言葉を口にすると、あなた自身の品位を大きく下げることになります。いくら、ドタキャンで怒り心頭中とはいえ、人として避けるべき対応でしょう。
例えば、
急に誰かのお見舞いや、お通夜、お葬式に行かなくてはならなくなったという彼に対して
『それ誰? 行かないといけない人なの?』
急に上司に飲みに誘われてしまったという彼に対して
『そんなの出なくていいんじゃない? 途中で抜ければ? 待ってるから連絡ちょうだい。』
同居している家族やペットが不調だからという彼に対して
『えー? そんなの放っとけば? 大丈夫だよ。』
久しぶりの友人と再会してしまって、という彼に対して
『失礼だね。もっと前もって連絡くれればいいのに。』
『じゃあ、私も行っていいよね?』
大事なものをなくしてしまったかも知れない、探さなきゃという彼に対して
『なにしてんの? どこでなくしたか考えてみなよ。そんなことより今日はどうするのよ?』
どれも、冷たくて背中が凍りそうなセリフです。こんなことを言い放ってしまう人と、あなたは仲良しでいたいですか?
すぐ次の約束を決める
ドタキャンを食らった直後に次の約束を取ろうとするのは、実はエチケット違反になります。
約束を守ることができなかった側には、何らかの理由があります。その理由の解決の問題もからんできますから、特にドタキャンの場合、ドタキャンをした側が次の約束を企画して申し出る、というのがマナーなのです。
あなたの『すぐに会いたいのに』という気持ちはわかります。
だからこそ、こう言いましょう。
『今日会えなくて、とても悲しいし、すごく残念。でも、落ち着いたら連絡してね。次の約束、とても楽しみにして、待っているから!』
まとめ
いかがでしたか?
もちろん、ドタキャンをされたあなたは、大げさにいえば『被害者』です。でも、だからといって何をしてもいいわけではありません。
ピンチの時ほど、その人の本質が見えるもの。
ぜひ、彼が『もう離したくない! 』と思ってしまうような、素敵な対応をしてくださいね。