普通に仕事をがんばっているし、友達も一応いるけど、本当はなにか不安で、自分が頼りない感じがしている・・・そんな気持ちに覚えがありませんか?
もしそんな覚えがあるのなら、もしかしたら、あなたは自分に自信がないのではないでしょうか?
自分に自信が持てない状態というのは、苦しいものです。
特に、『ここだけは踏ん張らないと! 』という場面で、弱気になってしまう自分を見つけてしまった時は、自分に嫌気が差してしまったのではないでしょうか?
これからご紹介する9つの特徴を、ぜひ見てください。
あなたが変わるきっかけ、ヒントが見つかるはずです。
他人の目を気にしすぎる
自分に自信がない人は、知らず知らずのうちに、周りの目を気にしすぎています。
周りのちょっとした反応をおおげさに解釈してしまって、ひどく落ち込んだり、恥ずかしくなった経験があるのではないでしょうか?
人の見方、考え方は、まさに十人十色です。
あなたが良かれと思ってしたことをよく思わない人も当然います。
しかし、ここで一番問題なのは、あなたに対して向けられる批判や非難に、あなた自身が過敏に反応してしまうことなのです。
さらに、ついつい人と比べてしまって、その過敏反応までも恥ずかしく思ったりしていませんか?
これでは、一所懸命考えてやってみたあなたが気の毒です。
自分の短所に目がいきがち
自分に自信がない人は、たいていとても真面目なのです。
例えて言うなら、『テストで70点取っても喜べず、落とした30点にとらわれてしまう』学生のようなもの。
常に100点を目指す向上心は尊いですが、それでつらくなってしまっては本末転倒でしょう。
まずは、取れた70点を自らがしっかり評価すべきなのです。
『いや、私は70点どころか、50点も取れていないから・・・』と思いますか?
いえいえ、例えそうでもやるべきことは同じです。
何ができるのか、何が得意なのか、いわばあなたの長所をまずしっかりと把握する必要があるのです。
『長所なんてひとつもない』
本当でしょうか?
がんばるあなたには、たくさんの長所があるはずです。
それをみずから認められない状態と自分に自信がないことは、密接な関係があるのです。
他人に流されやすい
自分に自信がない人は、とかく自分の意見や考えをはっきり言えずに、周りの人に流されてしまう傾向があります。
流されて、同意したようなしないような・・・そんな状態が積もり積もって、あなた自身の自信を少しずつ削いでいるのかもしれません。
あなた自身の本音はどこにありますか?
イエスでもノーでも良いのです。
自分の本音を、あなた本人がちゃんと把握しておくことが重要です。
本音はイエスだけど、ノーの仲間と行動する。
それもアリです。
あなたがあなたの本音をわかっている事と、ちゃんとひとつひとつ納得して行動することを心がけましょう。
ネガティブな表現をくり返す
自分に自信がない人は、ネガティブな言葉を使うのがクセになっている可能性がとても高いです。
だって、どうせ、私なんか・・・などのネガティブワードは、あなたの口から出て、あなたの耳に入り、あなたの心を傷つけます。
あなたは、あなたの大切な誰かに、そんなネガティブワードをぶつけますか?
・・・しませんよね?
あなたは、もっとあなた自身を大切にし、幸せにすることを考えて良いのです。
実は完璧主義
自分に自信がない人は、実は完璧主義であることが多いのです。
物事に対して完璧にしようと考えすぎて、時間を浪費してしまいます。
これも、『常に無意識に100点を目指している』からです。
経験値が低ければ、うまくやれなかったり、不安を抱いたりするのは当然なのに、自分に自信がない人は、それすら自分に許さなかったりします。
意識としては、100でなくて50を目指しましょう。
初めてのことは、がんばって30を目指すと良いでしょう。
コミュニケーションが苦手
コミュニケーションや人間関係を作るのが苦手の人は、自分に自信がない場合が多く見られます。
無意識に、他人にばかにされ愛想をつかされることを恐れるあまり、他人を否定したり優位に立とうとする傾向が見られます。
あなたが、あなたとして生きること、さらに、どんどんあなたらしくなっていくことに大きな価値があるのです。
その価値を意識して素直に人と関わることを始めれば、世界はあなたに必ずや微笑みます。
ネガティブイメージを描く
幼いころからの環境が原因なのかもしれませんが、自分に自信がない人は、実に見事に『悪い想像』をします。
何かをやる前から悪い結果のみを想像するのです。
『最悪の状況をイメージしておけば、自分へのダメージも少ないし、すぐ対応できる。』
悪い想像をする人は、決まってそう言います。
ですが、人間の脳はイメージしたものを実際に呼び寄せてしまう傾向があります。
ですから、ネガティブイメージは、まちがった対処法と言えるでしょう。
やる前から結果を予測して、『きっとだめだ。』と思ったり、『いつもうまくいかないんだ』と思ったりするのは、もうやめましょう。
『今度はうまくいくかもしれない』
だまされたと思って、ぜひそう唱えてみてください。
これでうまくいったら、もうけもの、ではないですか?
訪れた幸運にしっかり感謝して、また前向きに進んで行きましょう。
姿勢が良くない
自分に自信がない人は、たいてい姿勢が悪いです。
視線を無意識に伏せて、他の人と目を合わせないようにしてしまいがちです。
たかが姿勢ですが、されど姿勢です。
身体の反応はとても正直。
あなたが無意識でやってしまう姿勢は、あなたの今の生き方を現しているのです。
これをぜひ逆手に取って、使ってみましょう。
いつもいつもでなくて良いので、気がついたときに、自分自身の姿勢を確認するのです。
この確認
『…だからだめなんだ。』
『もっと…しなければ』
といったマイナスからのアプローチは、もう止めてください。
プラス面、つまり、つらくてゆがんでしまっている身体の部位の
①がんばりを認め
②ねぎらい
③ゆるめることを許可する
というアプローチをしていきましょう。
例えば、猫背になっているな、と思ったら、
- ああ、背中が丸まっているな
- 丸めることで、心を守り、たくさんのつらいことを背負ってくれていたんだね、守ってくれてありがとう
- そんなに丸く固めなくてもう大丈夫だから、少し空に向かって伸びてみよう
といった具合です。
こわばっている身体の、具体的な部位に優しいアプローチを繰り返していくと、こわばっている心もゆるんでいく・・・その過程をぜひ実感してみてください。
あなたが、あなた自身の批判者になるか理解者になるか
自分に自信がない人は、常に自分自身が失敗しないか見張っている気持ちをどこかに持っています。
あなたに最も厳しい視線を向けているのは、実はあなた自身なのです。
これではまるで、24時間ついて回る批判者がいるようなものです。
いつまでたっても、どれだけ努力しても自信がつかなくて当たり前です。
自分を厳しく批判する自分など、必要ありません。
ここからは、ぜひ、あなたはあなたの一番の理解者になっていきましょう。
自分の最大の味方は、自分なのです。
自分を大切にできる人は、まわりの人のことも、きっと大切にできるはず。
そして、自分も周りも大切にできる人の人生は、必ずや充実した、幸福に満ちたものになるはずなのです。
まとめ
いかがでしたか?
よく『自信をつけるには、考え方を変えなさい』と言われます。
しかし、それができれば苦労しないですよね?
簡単に変えられないから、悩んで苦しむのです。
まずは、日常的にあなた自身にそっと優しく寄り添うところから始めてみましょう。
まるで、固い花のつぼみのお世話をするように、優しく水をやり、虫を取り、太陽の光を浴びさせ、強い風から守りましょう。
そうして、心を込めてお世話したあと、おおらかに美しく開く花は、あなた自身なのです。