『嫌よ嫌よも好きのうち』 という言葉をご存じでしょうか?
意味は
『主に女性が男性に誘いを掛けられた際などに、口先では嫌がっていても実は好意が無いわけではないと解釈する語』(実用日本語表現辞典より)
なのですが
これに限らず、女性の気持ちは、言葉と裏腹な場合がよくあります。
男性の皆さんは、この女の本音と建前の食い違いに苦しんだ経験が、少なからずおありなのではないでしょうか?
本音を知っていた方が良い場合も、逆に知らないで過ごした方が幸せな場合もありますよね。
女性側としても、このくらいわかってよ! という場合と、知られずにラッキーだな、という場合があることは言うまでもありません。
されど男と女。
仲睦まじく共に長い時間を過ごす相手なら、少しは本音が見えていた方がいいのではないでしょうか?
もしかしたら、男性陣がびっくりしてしまうものもあるかもしれませんが、今回はこっそりと女の本音(特に恋愛シーン)をお知らせします。
遠まわしの『NO』PART1
まずは入門編。
興味がない男性からの個人的お誘いをどう断るか?
常套句8連発です。この辺のセリフは女性ならほぼわかっていると言っていいでしょう。
『この頃忙しくて…』
面倒くさいから、傷つけないように断っている
『じゃ、Aさんも一緒に』
あなたと二人は嫌
『ごめん、その日先約があるの』
私に行く気はないの、気があれば日付指定します
『家族が厳しくて…』
しつこい誘いをどうしても断りたい
『そのうち行けたらいいね』
約束決定の回避、『そのうち』は永遠にこない
『最近、体調悪くて』
拒否していることに気付いてね
『落ち着いたら連絡します』
はっきり断りたくないから自然消滅を狙っている
『しつこい男って嫌だねえ』
あなたがしつこいことを遠まわしに言っている
遠まわしの『NO』PART2
入門編をご理解頂いたこととして、今度は話の持って行き方です。
自分の悪いところをさらけ出して、嫌いになってもらう
昔、二股三股掛けて遊んでた!とか、だらしないとか、家事全般NGとか・・・ちょっと凝ったものだと『私のようなスペック低い女に、貴方なんてもったいない』発言。これは断っている確率が大きいです。
元カレ(しかも貴女と全然違うタイプ)の話をしつこくする
これは、遠巻きに『貴方はタイプじゃないからあきらめて』と言っています。
メールでも電話でもSNSでも敬語を使い続ける
精神的な距離を感じさせて、男性側の持っている親近感を払しょくしようとしています。気安い感じがなくなってきたときはこの手を使われているかも。
告白を冗談にして笑い飛ばす
『またまたあ~!!(爆笑)』と告白そのものを冗談にしてしまう力技です。真面目に再度挑戦して同じ対応ならあきらめた方が良さそうです。
『(貴方とは)そういうんじゃないから!』と友情を強調する
友人としてはアリだけど異性として付き合う対象ではない、という場合に使います。友人が恋人に昇華するのは難しい場合が多いですね。
『私にはこんな夢があるから』と、恋愛に時間が割けないことを説明される
どんな夢か、や、今懸命にやっていることをアピールされすぎるのは、望みが薄いかも知れません。夢への努力をしながら恋愛出来ない訳ではないですから、これも遠まわしにそれほど好きではないと言われているのです。
他の男性と親しげにしてみせる
『貴方はその他大勢と一緒。私の特別な人じゃないから』というメッセージかもしれません。ただ、モテる女性には自然と男性が寄ってきてしまうこともあり、見極める必要がある場合も。
恋愛の相談を持ちかけられる
本当なのか作り話なのか片思いの相談を持ちかけられたら、『貴方とは付き合う気が無い』という意味だと思いましょう。ただし、これが過去の恋愛話だと、貴方に近付きたい気持ちから出ている場合もありますので、よくよく観察してみてください。
何気ない一言編
今度は、飲み会の席などでも見かける何気ない会話の本音です。
『許す』『大丈夫』
全部、我慢する
『なんでもない』
言わなくても気付いて欲しい、または、言ってもわかららないだろうからいい
『割り勘はちょっと…私少食だし…』
一緒にいて楽しくないし好きでもない
(これ最新の○○なんだよ)『え!すごい!見せて!』
どうでもいいけど乗っておく
『かわいい』
私ほどじゃないけどね
実は、その場を無難に乗り越えるために、本音を抑えて、かわいくふるまうことも多いのです。でも、時々本音が透けて見えていたりするわけです。
女の本音 考え方編
女性は、基本的な考え方が男性と違っているのかもしれません。
貴方は同感しますか? それとも、理解不能でしょうか?
周りの男性に当たり障りなく接する。
好きでもない男性に嫌われたり好かれたりしても面倒。自分の好きな男性以外にはほおっておいてほしい。
悩みを相談する。
アドバイスや解決をしてほしいわけではない。共感、同調、肯定、支持してほしいだけ。
女の友情はもろい、と言われる
女性同士は『友情』ではなく、『連帯』で繋がっている。そのため連帯する共通事項がなくなれば自然にそのつながりは切れる。
優しすぎる男性から次第に離れる
何でも女性側に決めさせたりゆだねたりするのは、男性の意思が弱いのではないのか?と考える。いざという時に守ってもらったりリードしてもらえることは期待している。
さほど好きでない男性とも付き合う場合がある
今、真面目に好きだと思える人がいない。でも一人だとさびしいから嫌いではない男性からアプローチされたら『とりあえず』付き合う。
この場合、彼女に真剣に好きな人が出来たら付き合っていた男性は確実に振られます。怖いですね。
まとめ
いかがでしたか?
女の本音、ご理解頂けましたでしょうか?
多くの場合、相手を傷つけまいとして本音を隠して遠まわしに表現したり、周りの雰囲気を乱さないように少し演技をしたりするのが、女性なりの気遣いなのです。
でも、あまりその建前ばかりに気を取られていると、なかなかお目当ての女性と近い関係にはなれないですね。
もし貴方に大切な女性がいるなら、言葉は言葉として受け取りながらも、貴方の感性のアンテナをしっかり働かせて彼女の本音を探ることも、時には重要なことになるはずです。
貴方にとって、この記事が少しでもお役に立てることを願っています。