上から目線で話しかけられると良い気分はしないですよね。
上から目線とは、実際の関係性は対等、もしくは自分より下の立場であるにも関わらず、相手の発言が上から物を言っているように聞こえるときに使う言葉です。
話している本人は悪気ないとしても、友人など周囲の人たちにまで上から目線だとなんだかスッキリしないし、ずっと接しているとこちらのイライラも募るばかりで、こちらが疲れてしまいます。
上から目線で話しかけてくる人の心理が分かれば、今のようにいちいちイラっとさせられることなく、うまく対応することができます。
そこで、今回は、上から目線で話しかけてくる人の心理に迫ります。
なんで上から目線で話しかけてくるんだろう? と疑問に感じているあなた、この記事を読み進めて、疑問と苛立ちをスッキリ解決しましょう。
競争意識が強い
上から目線で話しかけてくる人は、「他人に負けたくない」という競争意識が働いている場合が多いです。
中には「私のほうが優れている」と、常にアピールをしなくては気のすまない人までいます。
そういった心理が、上から目線で話しかけるといった態度に表れています。
自分に自信がない
上から目線で話しかけてくる人は一見、とても自分に自信があるかのように見えます。
ですが、実際には真逆です。
上から目線で話す人は、自分の能力ではなく、自分自身の存在そのもの、つまり「ありのままの自分」に対する絶対的な自信が低いのです。
自分の長所と短所全てをひっくるめた「ありのままの自分」を「これでいい」と自分で認めることが出来ません。
ありのままの自分を受け入れることが出来ない人は、それ以上の存在に見せるために、周囲に対して上から目線で物を言う傾向があるのです。
他人を受け入れることが苦手
上から目線で話をする人は、ありのままの自分を受け入れることが出来ないのと同時に、他人を受け入れることも出来ません。
自分の欠点を許せないと同様に、他人の欠点も許すことが出来ないのです。
そのような人は自分が他人を信頼出来ないように、周りからも信頼してもらうことが出来ず、孤立しがちです。
他人に認めてもらいたい
上から目線で話しかけてくる人は、他人からの承認欲求が非常に強い人が多い傾向があります。
もっと自分を見てほしい、尊敬してもらいたい、そんな欲望を奥底に秘めています。
少しでも尊敬しもらいたいから、求めてもいないアドバイスを勝手にしてくるのです。
これは先程もお伝えしたように、自分への自信の低さと関連があります。
根底では自分自身に自信が低い場合が多く、そのため、理想とは違う自分に強い不満を感じています。
そういった心理が、他人への上から目線といった態度で表現されているのです。
優越感を求める
上から目線で話しかけられると、大抵の人はイラっとはしても言い返すことなどはせずに、素直に従うことが多いと思います。
上から目線の人からすると、このような人間関係は理想的であり、自分が人を動かしていることに強い優越感を感じます。
相手が嫌な思いをするのも構わず、上から目線で話をすることで優越感に浸り、ストレス解消をしていると言っても良いでしょう。
自己評価が高い
上から目線で話しかけてくる人は、自分を過大評価している人が多い傾向があります。
そのため、自分のほうが上だという前提で他人と接するため、普通の人なら怒らないことでも、「バカにされた」と腹を立てたり、高圧的な態度をとってしまうのです。
また、ある事柄に対して自分のほうが知識がある、と思っているからついつい説明が長くなる傾向もあります。
空気が読めない
上から目線で話しかける人において、特に多いのがこのタイプです。
自分が思ったことを周りの様子やタイミングを考えずに、つい思ったまま口にしてしまうのです。
そして、そういう人こそ、気遣いに欠けた話し方をする場合が多く、周りからは上から目線に映ってしまいます。
上から目線で話す人は、周りから疎遠にされやすく、孤立しがちです。
ですが、こういうタイプの人は、なぜ自分が周りから避けられてしまうのか分かっておらず、自分の振る舞いが人を不快な思いにさせていることにも気づいていない場合がほとんどです。
自業自得ではありますが、とても損な人です。
まとめ
いかがでしたか?
上から目線で話しかけてくる人の心理がどんなものかわかりましたか?
こういった人への最善の対処は、聞き流すことです。
上から目線の話を全てまともに受け取っていては、こちらが疲れてしまいます。
あからさまな無視だと新たな問題に発展してしまうので、のぞましくはありませんが、あくまでも聞いているふりをして、相手の言っていることを肯定も否定もせずに聞き流しましょう。
上から目線で話をする人は自分で気づいていないことが多く、直すことも難しいでしょう。
そういった人との関わりを避けることが出来ない環境であれば、あなた自身にストレスがかからないよう上手な付き合い方をしていきましょうね。