20代後半になると、度々届くようになるのが「結婚式の招待状」
もちろん、仲の良い友達の幸せなら喜んでお祝いに駆けつけたいと思うところでしょうが…
正直、大して仲良くもない人からの招待状ほど、もらって困ることはありません。
ですが、付き合いというものがあり、断りにくい相手というのもいるのではないでしょうか?
その後の友達付き合いを考えたら、できるだけ角が立たないように断りたいものです。
そこで今回は、気が進まない・出たくない結婚式への上手な断り方についてお伝えします。
早めに「欠席」のハガキを出す
どんな理由があるにせよ、結婚式の招待状をもらったら、早めに返事を出すのが最低限のマナーです。
もし気が進まない相手からの招待であれば、早めに「欠席」のハガキを出してしまうのが一番です。
その際、お祝いの言葉と欠席理由は忘れずに書き添える必要があります。
あまり言い訳や嘘は書かず、お祝いの言葉と「都合がつかず…」などの理由で構いません。
早めに意思表示を示すことで、相手には誠意ある断り方だと受け取ってもらえるでしょう。
あらかじめ「出席」で連絡しておいて、後から断る
あまり良い断り方とは言えませんが、あらかじめ「出席」と連絡しておいてから、後で断ることもできない訳ではありません。
その際は、断る理由に十分注意しなくてはなりません。
できるだけ失礼がないような内容で断るようにしましょう。
どんな理由でも構いませんが「止むを得ず」断らなくてはならない理由で断るようにしましょう。
ですが、結婚式の招待ですから、断る理由に不幸事を使う時には注意して下さい。
詳しく内容を伝えるのはNGですよ。
お祝いの気持ちを形で示す
結婚式を欠席することを早いうちに決めているのであれば、お祝いの気持ちを形で示すというのも良い断り方です。
他にも結婚式に行かないという友人がいたら、一緒にお祝いの品を贈ってみるのも良いでしょう。
その際、お祝いの気持ちをより効果的に伝える方法に「ハード・トゥ・ゲット」という心理操作があります。
相手が自分にとって「あなただげ特別」だということを認識させることで、相手の自己重要感を刺激し、好意や信頼を得る心理操作術です。
お祝いの品を贈る時には「あなただからお祝いを贈ったのだ」ということを伝えて渡すと良いでしょう。
身内のことを理由に断る
先程少しお伝えしましたが、相手にとっても止むを得ない理由として理解されやすいのが、「身内の不幸」です。
不幸に限らず、身内や家族を理由にすると、スムーズに断れる傾向にあります。その理由も、相手に対して「止むを得ない」理由として受け取ってもらえるからです。
たとえば、身内の結婚式と日程が重なったという理由などだと、相手からも特に嫌がられる断り方にはなりません。
どうしても結婚式に出たくない場合には、こうした理由だと断りやすいのではないでしょうか?
仕事を理由に断る
結婚式に招待してくれた相手が同じ会社の人であれば使えませんが、そうでない場合には、仕事を理由する断り方もあります。
その際、相手に対して、自分がいかに忙しいかをさり気なくアピールすると良いでしょう。
このように、自らハンディキャップを課しておくことで、失敗した時の評価をできるだけ守る心理操作術を「セルフハンディキャッピング」といいます。
これを利用すると、相手も出席を断るあなたに対して悪い評価を抱くことはないでしょう。
ただし、結婚式の招待に対する返事ですので、あまり失礼な言い方はしないように気をつけましょう。
先約を理由に断る
旅行など、チケットなどを予約してあってキャンセルができないような用事も、結婚式への出席を断る理由としては悪くありません。
こうした予定のキャンセルには、経済的なリスクを伴うこともあるので、相手も分かってくれるでしょう。
その時には、他の理由とは違い、具体的な理由を述べても、ある程度支障はありません。
「どうしてもキャンセルできない先約があるので…」と、真摯な態度でお断りしましょう。
当日ドタキャンする場合は…
なかなか断ることができず、いよいよ当日になってドタキャンするような事態になってしまったら、これまで以上に失礼のないように断らなくてはなりません。
この際も、他の理由と同じように、できる限り相手に「止むを得ない」事情だと思われる理由で断ると良いでしょう。
こういう場合に覚えておいて欲しいのが「ポジティブフレームとネガティブフレームの利用」という心理操作術です。
同じ内容を伝える場合にも、ポジティブな言葉を使って伝えると期待値が上がって、相手にも良い印象を与えると考えられているのです。
ですから、こうした心理操作を活用して、相手に良い印象を与えられるような断り方を心掛けていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
結婚式というのは、公のお祝い事でもあるので、タブーなども色々あります。
そうしたルールやマナーはきちんと押さえた上で断るというのが、鉄則です。
いくら出たくない結婚式とは言っても、できるだけ相手に不快感を与えずに断れると、あなた自身の評価もあがります。
ぜひ、参考にしてみて下さい。