あなたは、職場で孤立していることで悩んでいませんか?
職場の同僚が集まって盛り上がっている輪の中に入れない、ランチタイムはいつもひとりぼっち・・・
そういった状況を気にして、気分がふさぎがちになり、うつ病を発症してしまう男性も多いようです。
しかし、職場で孤立することなんて気にする必要はありません。
職場は、幼稚園や小学校と違って、お友達と遊んだり、集団行動を学んだりする場所ではありませんから。
むしろ、職場で孤立していることで、あなたにはメリットもたくさんあるのです。
今回は、あなたがたとえ職場で孤立していたとしても気にしないで良い理由を7つお伝えします。
この記事を読み終わったあなたは、職場で孤立している自分を前向きにとらえることができるようになるはずです。
余計なことは気にせず、自分の仕事に集中することができる
職場で仲良しごっこをしている同僚たちは、誰かの家族がどうしたとか、誰さんのゴルフのスコアがどうなったとか、仕事とは関係のない話で1日にどれくらいの時間を費やしているのでしょうか。
この時間は、職場の人間関係を円滑にするための時間ではありますが、仕事の成果という観点からすると『ゼロ』ですよね。
他の人たちが、給湯室やコピー機の前、喫煙所やトイレでベラベラとおしゃべりをしている時間に、あなたはどれだけの仕事のパフォーマンスをあげられるでしょう。
ただヘラヘラとおしゃべりして仲良しごっこをしている人より、あなたのようにひとりで黙々となすべき仕事をしてくれる人のほうが、企業にとっては価値のある人材であるに決まっています。
他の人のことや、人間関係の揉めごとなど、面倒なことを気にしないで仕事に集中し、成果を上げられるのですから、職場で孤立するのも悪くないのです。
もっと高い場所へステップアップするモチベーションになる
もともと孤独が好きではない人が、職場で孤立してしまうのは辛いものですよね?
特に、同僚たちに意図的に無視され、大人のいじめを受けている場合は、精神的に追い込まれてしまうでしょう。
そういう人にとっては、職場で孤立していることを気にしないようにするのは難しいでしょう。
しかし、考えてみてください。
大人が仕事をする場所である職場でいじめをするなんて、これほど低次元なことはありません。
それを組織として見て見ぬふりをしている上司や経営陣も、決してレベルの高いものとは言えないでしょう。
そのような職場は、あなたに見合う職場であると言えるでしょうか?
あなたには、もっとレベルの高い人間たちと一緒に、プロフェッショナルとして仕事ができる職場が似合うのではないでしょうか?
かと言って、今すぐに職場を辞めてしまっては、単なる『逃げ』であり、あなたを孤立させている同僚たちの思うツボです。
低レベルな同僚たちのことは放っておいて、ただ黙々と自分の仕事をしましょう。
そして、ある程度の成果を出したら、さっさとその会社を辞めて、もっとあなたに合った職場に転職すれば良いのです。
仕事ができる人ほど群れないもの
長い間社会人をしていると『仕事ができる人ほど群れない』ということに気づく人も多いのではないかと思います。
会社の経営者にまで成り上がる人は、孤独な人が多いとも言われています。
本当に仕事ができる人や、ずばぬけた才能がある人は、孤立していることなど気にしません。
人と群れていなくても、自分の存在意義があることを理解しているからです。
平凡な人ほど、誰かと群れて安心したがるという心理がはたらくもの。
職場で群れをなして、同じグループの人と意見や行動を同一にしていれば、悪目立ちすることもないし、孤立する心配もありません。
しかし、残念ながら、群れをなしている人たちは、ひとりで責任を負うことを苦手とします。
そして、仕事で突出した成果をあげたり、個性を活かして独自の企画をしたりすることは決してできません。
職場は友達をつくる場所ではない
職場に友達がいないことなど、気にしないでください。
職場は仕事をする場所です。生産的に成果を出す場所なのです。
必要なのは、仕事の能力や責任感などであり、友達の数ではありません。
小学生のころは
『仲良し同士で修学旅行の班を作ってください』
『好きな人と2人組で体操をしてください』
と教師から言われる機会も少なくないため、孤立していると困ってしまうことも多いですが、あなたが今働いているのは、社会人である大人が集まり、仕事をする場所です。
仲良し同士でグループを組む必要は、全くないのです。
必要のないことに、無駄なエネルギーを注いだり、落ち込んだりする暇があったら、黙々とあなたのスキルを磨き、仕事の精度を上げ、成果を出しましょう。
ひとりの時間を有意義に使える
職場で孤立していることを気にしないで良い理由のひとつに、ひとりの時間を有意義に使えることがあげられます。
ランチタイムに群れをなしたがる同僚たちは、『今日は焼肉にしよう』、『明日はラーメンに並ぼう』などと、連れ立って食事に出かけます。
食事を済ませたあと、コーヒーショップに立寄ったり、タバコを吸ったり・・・昼休みの全ての時間を誰かと一緒に過ごすという人も多いのではないでしょうか?
しかし、職場で孤立していれば、ランチに誘われることもありません。
誰かに合わせて、食べたくもないランチを食べる必要も、興味のない職場内の噂話に耳を傾ける必要もないのです。
あなたがグルメな人なら、ひとりで美味しいランチに出かけても良いでしょう。
カフェで読書しながら、美味しいコーヒーを飲んで、リフレッシュするのもオススメです。
また、あなたが何かの資格を取りたいと考えているのであれば、デスクでコンビニ弁当を食べながら勉強もできます。毎日1時間の勉強は、積み重なれば、素晴らしい結果を生み出すでしょう。
愛想やおべっかを使わなくても、必要とされる人材であることの証
職場で誰かと常に群れていたい人や、グループを作りたがる人の共通の心理としては、心細さや不安があげられます。
同僚たちに愛敬をふりまいたり、上司におべっかを使って取り入ったりしないと
- 自分が嫌われるのでは?
- ひとりぼっちになってしまうのでは?
- 居場所がなくなるのでは?
と不安なのです。
仕事の能力がないので、誰かに取り入っておかないと、左遷や解雇されるかもしれないことが心配なのです。
しかし、あなたはどうでしょう。
職場で孤立していても、居場所がなくなるわけでもなく、左遷や解雇もされていません。
たしかに、職場で孤立しているというのは、コミュニケーション能力の点では長けているとは言い難いかもしれませんが、コミュニケーション能力がなくても、左遷も解雇もされないあなたは、それだけ会社から必要とされる有能な人間なのでしょう。
会社にとっては、お金を稼ぎ出してくれる社員が一番大切なはず。
同僚から孤立していようと、充分な成果をあげているのであれば、全く気にしなくても良いのです。
飲み会などで余計な出費をしなくて良い
職場の人間関係が良いと、さまざまな節目に飲み会があったり、同僚の結婚や出産にお祝いをあげたりと、何かと出費がかさむものです。
しかし、職場で孤立した存在であれば、飲み会への誘いも断りやすいでしょうし、そもそもお誘いがないかもしれません。
また、『有志一同』からのお祝いに強制的に参加させられるというストレスもまぬがれることでしょう。
こういった職場関係の交際費は、ばかにならないもの。
同僚たちから孤立していれば、この交際費を抑えられるというのも、職場で孤立するメリットでもあります。
孤立していることを気にしないでいれば、経済的に得られるメリットもあることを覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
かの有名な社会心理学者 加藤諦三さんは、著書『人を動かす心理学』のなかで『心理的に健康な人は、仕事そのものを楽しむ』と言っています。
これで良いのではないでしょうか?
あなたは仕事をしに職場に行っているのです。職場で仕事そのものを楽しめれば良いのです。そして、仕事をすること自体から心理的報酬を得られれば、それで良いのです。
同僚たちと上手くやれないことを気に病んで、ネガティブ思考になってしまうと、この単純なことを忘れてしまいがちですが、あなたは仕事をしに職場に行っているのですから、職場で孤立していることなんて気にしないで良いのです。
明日からまた自信をもって、職務を果たすべく、堂々と出勤しましょうね!