男性からのお悩みでよく耳にするのは、やはり「女性の心理」です。
異性なのですから当然なのかも知れませんが、女性が何を考えているのか分からずに振り回されている人もいるようです。
特に、女性が気軽に行う「ボディタッチ」に振り回されている男性は少なくないでしょう。あなたのように。
女性というのは、一般的に7割以上が特に好意もなくボディタッチをしていると言われています。
しかし、中には相手に対して好意を抱いた上での、意味を持たさたボディタッチも存在するのです。
その違いとは一体何でしょうか?
それでは、女性がボディタッチしてくる時にどのような気持ちを抱いているのかを詳しくお伝えします。
女性の生態について理解する
まずは、女性という存在について、きちんと正しい理解をするように心掛けていきましょう。
女性は、男性の想像とは違い、ボディタッチについてあまり特別視していないものです。意外と気軽にボディタッチしてくる女性も少なくありません。
では、あなたに対して「脈があるのか? ないのか? 」その違いを見極めるポイントはどこでしょうか?
それは、ボディタッチしてくる部位です。
女性は、好意がある男性に対して、まず腕にボディタッチする傾向があると言われています。
それは、心理というよりも本能に近い感覚です。
女性は、本能的に男性の腕に守られ、頼りたいという心理を持っていると言われています。ですから、女性が自ら、男性の腕にボディタッチしてくる時には、多少なりとも「脈がある」状態だと言えます。
このような女性の生態を正しく理解しておけば、まず振り回されることはありませんね?
パーソナルスペースを意識してみる
社会心理学に用いられる心理用語の中に「パーソナルスペース」というものがあります。
これは、相手と自分の距離間を指す言葉で、自分を取り巻く領域にコミュニケーションを取る相手が入り込んだ時に意識される領域のことです。
ボディタッチが出来るほどの近距離は、パーソナルスペースの中でも第一領域と呼ばれる密接した距離間になります。
相手が自分に対して心を開いていない状態であれば、これ程の近距離に相手がいると違和感や恐怖感などのマイナスの感情を抱くものです。
ですが、そこから「相手に触ってみたい」という感情に至っているのであれば、相手が自分に対して「脈がある」と認識しても良いのではないでしょうか?
こうした距離間一つをとっても、そのボディタッチに脈があるのかどうかを判別する材料になるのです。
相手の仕草を観察する
心理効果の一つに「ミラーリング」と呼ばれるものがあります。
ミラーリングとは、自分と同様の仕草や動作を行う相手に対して好感を抱くと言う心理効果のことです。
ですから、気になる相手と話す時には、さり気なく仕草や動作を真似する事で、相手は、自分に対して好感を抱いてくれるようになります。
一方で、このミラーリングには、好感を寄せている相手の仕草や動作を無意識のうちに真似てしまうという傾向もみられます。
ですから、ボディタッチしてくる女性が、あなたに対して「脈があるのか? ないのか? 」という事が分からない時には、ミラーリングされていないか、その仕草を観察してみて下さい。
無意識にあなたの真似をしているようであれば、その女性はあなたに対して好感を抱いている可能性が高いです。
偶然の驚きに関わるボディタッチ
例えば、ある女性とあなたが遊園地に行き、ジェットコースターやお化け屋敷を一緒に体験したとします。
その際、相手があなたにボディタッチしてきたら…あなたはどのように感じますか?
当然「脈がある」と感じて意識してしまうでしょう。
しかし、先程も述べた様に、女性は相手を意識していなくてもボディタッチが気軽に出来る傾向にあります。ですから、必ずしもあなたに特別な好意を抱いているからボディタッチしているとは限らないのです。
ですが、このシチュエーションを上手に活用する心理効果はあります。
それが「吊り橋理論」と呼ばれる有名な恋愛テクニックです。
これは、男女が一緒に何か恐怖や驚きのある体験をすると、二人の間に連帯感が生まれて親密度が増すという心理効果です。
なので、最初はあなたを意識していない女性でも、こうした体験を上手に活用すれば相手にあなたを意識させる事も出来るのです。
ラポールの形成も大きく影響する
あなたにボディタッチをしてくる女性は、あなたのことを「心を許せる相手」として認めている可能性があります。
女性というのは、男性以上に人間に対する好き嫌いがはっきりした性質を持っています。
そのため、心を許していない相手に対して、警戒心を持って接しますし、まして身の危険を感じれば、ボディタッチなんてしてきません。気軽にボディタッチをするのも女性ならば、ボディタッチと言えどもきちんと相手を選ぶのも女性なのです。
ですから、あなたに対してボディタッチをしてくる女性は、あなたに対してある程度「信頼」いわゆる「ラポール」が成立していると言えます。
このラポールは、きちんと形成していけばより親密になれる可能性を秘めている心理です。
ボディタッチしてきた相手と、より親密になりたいと思うならば、ラポールをきちんと形成していきましょう。ラポールの形成は、相手の話にきちんと耳を傾けて、相手の気持ちに共感してあげる事から始まります。
こういった心理も、ボディタッチには大きく影響しているのです。
自分は相手から選別されていることを理解する
女性が男性にボディタッチする理由は、複数ありますが、その中に「安心感」があります。
女性の身体の中では、男性にボディタッチする事で「オキシトシン」というホルモンが分泌されています。
このホルモンは別名「恋愛ホルモン」と呼ばれており、このホルモンが女性に安心感や安らぎを与えると言われています。そのため、女性は、相手の男性に気持ちが無くても、人恋しい時などに気軽にボディタッチをするのです。
しかし、先程も述べた様に「誰でも良い」という訳ではありません。自分に危害を加えない、ある程度信頼できる…そんな相手を選別しているのです。
したがって、あなたがボディタッチされたという事は、そんな女性のお眼鏡にかなったのだと言えます。
その事をきちんと理解して、ボディタッチしてきた女性にいきなりアプローチをするのではなく、その信頼に応えるような接し方を心掛けましょう。そうする事で、ボディタッチ以上の成果を得る事も難しいことではありません。
禁じられれば益々燃え上がる?
ここで最後に、有名な恋愛テクニックとボディタッチの関係をお伝えしましょう。
その心理効果は「ロミオとジュリエット効果」と呼ばれるものです。
世界的に有名な恋愛小説の名前を冠したこの心理効果は、特定の目的を持っている場合、障害があった方が障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象の事を指しています。
実は、ボディタッチも同様です。
「触ってはいけない」と思われるシチュエーションでのボディタッチは、相手があなたに対して脈がある証かも知れません。
例えば、会議の席であなたの足や手に触れてくる女性がいたとします。もちろん、会社の会議中なんて「絶対に触ってはいけない」シチュエーションです。
しかし、それでもあなたに対してボディタッチを試みるということは、言い換えると「そこまでしても触りたい」という気持ちの表れなのです。
こうした場合にはきっとあなたに脈がある筈。会議の後に、さり気なくアプローチしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一口にボディタッチと言っても、女性の心理は様々だという事がご理解頂けたと思います。
いずれにしても、ボディタッチしてくる女性の全てが、あなたに特別な好意を抱いている訳ではありません。
しかし、シチュエーションをきちんと見極める事で、女性があなたに対して、どんな気持ちをもってボディタッチしているのかを感じる事が出来る筈です。
女性のボディタッチに振り回されるのは、今、この瞬間から卒業です。
もう、女性からのボディタッチが、待ち遠しくて、楽しみでしようがないのでないですか?