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やっと死ねました。生まれ変わるための自己受容

自己受容

『自己受容』という言葉、分かるような、分からないような、ちょっと理解の難しい言葉ですね。

まず、この言葉の定義を示し、次に、この『自己受容』がどのような役割・機能を持ったものなのか、そして、自己受容の形成を阻害する原因とは? 本当の自己受容を成し遂げるためには、という4つに分けて考えていきましょう。

『自己受容』とは?

『自己受容』とは”自尊感情”と同義で用いられることもあります。つまり、『自己受容』とは、「自分の良い面も悪い面も含め、すべての面を否定することなくありのままを受け入れる」こと、とでも定義出来るでしょうか。

言葉でいうのはとても簡単なことですが、これを実際に身につける、自分のものとするのは非常に難しいことです。自分の良い面は誰もが認め、受け入れやすいものですが、悪い面・否定的な面は、認めたくないものですし、そんな出来ない悪い面を自分の一部として、そのままやすやすと受け入れるなんてことは、誰にとっても、そう簡単に出来るものではありません。

自分の他人に見せたくないような面など、自分自身でもそれを自分のものとして、受け入れるなんてことはそう簡単に出来ません。ですから、完全な意味での『自己受容』を成し遂げるというのは、とても困難なことなのです。

『自己受容』の役割と機能

『自己受容』とは簡単にいうと「ありのままの等身大の自分をそのまま受け入れる」ということになります。この『自己受容』という大きな課題が出来ないと、どうなるのでしょうか? 

『自己受容』が出来ないとどういう問題が起こってくるのでしょうか? 一般に、『自己受容』が出来ていないと他者を受け入れ、受け止める”他者受容”が正しく出来ないと言われています。

己を正しく理解し受け入れていない者は、他人を適正に評価し受容することが出来ないということにつながるということです。つまり、『自己受容』が正しく出来ないと、円滑な対人関係も結ぶことが困難になるということなのです。

このように『自己受容』とは”自己”を受容出来ているか否かということで、自分のことだけに関係しているように一見見えますが、”他者”との関係を築く際にも関係する大きな役割を果たしている1つの重要なファクターになっているのですね。ですから、『自己受容』なんて自分だけの問題、という訳にはいかないのです。

社会の中の大勢の人の中でうまくやっていくためには、どうしても身につける、自分のものとしておかなければならない大きな課題の1つなのです。とても、難しいことですが、この本物の『自己受容』を、自らのものとして習得していれば、様々な問題を解決する可能性すら秘めているとまで言える、そのくらい生きていく上での重要な大きな課題なのです。

この『自己受容』の獲得という問題を解決すれば、乗り越えられれば、より良い人生を送れる可能性を持っている多くの人たちがいる。この課題に躓いている方は、実は、世の中にたくさんいるのです。

この『自己受容』の問題が原因で、心のトラブルに発展して苦しんでいる方が多いのも、現状です。そして、この課題をうまくクリアできないために、治療が長引いてしまったり、病状が改善しないと言うタイプの方もいると言うのも、また事実なのです。

このような面から見ると、精神的健康を保つためにも、不可欠な重要な課題の一つであると言えます。

『自己受容』の形成を阻害する原因とは?

『自己受容』は、様々な条件が揃って取得されるものです。

まず、『自己受容』の形成を阻害する要因として第一に挙げられるものとして、「成育歴」が大きく関わっていると言われています。両親から評価されなかった、虐待を受けて育ったなど機能不全家族の中で育った場合などです。

このように養育されてきた場合、「自己」の良い面も悪い面もありのまま受け入れるということは非常に困難で、いつも不安を抱え、自分の悪い部分しか目に入ってこないような状態になってしまい、とても『自己受容』が可能な状態に持っていくことは困難です。ありのままの自分を自分として受け入れて生きていくことが、非常に困難です。

次いで、常に、自分と他者を比較することでしか自分を評価出来ない人たちも、的確な『自己受容』が身につきません。常に、「勝ちor負け」、「成功or失敗」の二者択一的にしか、物事をとらえられなくなっている方々です。プロセスなどを重視せず、結果のみがすべてというような考え方をする傾向を持つタイプの方々で、彼らも、『自己受容』が困難な人たちとなります。

このように、幼少期からの育てられ方、成長していく中で身につけた物の考え方などにより、ありのままの自分を受け入れては、自分が潰れてしまう。自分を守るために、ありのままの本当の自分を受け入れることを拒否して、自分が自分なりの方法で生き残り、生き延びるために、ありのままの自分でない自分を自分として受け入れて、偽りの自分を自分と信じて生きている人たちがたくさんいるのです。

しかし、ありのままの自分でない自分を自分として生きていくのは、非常にムリのある、ストレスの多い生き方です。どのようにしたら、自分の良い面も悪い面も含めたありのままの自分を受け入れた『自己受容』を獲得した人生を送れるようになるのでしょうか。

『自己受容』を成し遂げるためには

『自己受容』、”ありのままの自分を受け入れる・認める”ということは、そう簡単に出来る作業ではありません。どのような手順や方法を用いて、『自己受容』できる自分に変革していったらよいのでしょうか。

大げさに言ってしまえば、今、自分が受け入れている自分と言うものを一旦すべて切り捨てる、一旦、今の生き方を終わりにする、死んで生き返るような気持ち・覚悟を持たないと『自己受容』を獲得することは困難かもしれません。

大変困難な作業を伴い、労力を要とする作業ですが、不可能なことではありません。この『自己受容』を自分のものとすることで、得るものは非常に大きいもので、その労力を決して踏みにじるものではありません。まだ自分が『自己受容』を成し得ていないと思う方、是非、一度死んだ気になって、新たな自分を作り出していきませんか?

具体的には、まずは、良い点は理解しやすいですし、受け入れやすいものです。問題は、自分が不得手なこと、苦手なこと、欠点として認識し自信を失っていることに対する対処です。これらの苦手項目を漠然と思い浮かべるだけでなく、紙に書き出してみることも一法です。そして、その行動特性や性格が自分のありのままの姿なんだ、○○が出来ないのが私なんだと、頭のみで理解するのではなく、心の底から納得し、これが真の自分の姿なのだとして受け入れることです。

そして、次に、自分自身の中に、他者と比較することによって自分を位置付けるのではない「自己の価値基準」を作り、身につけることです。物事を考え、判断する基準をすべて「自分の価値観」に基づいて行うようする行動・思考パタンに変えることです。

他人がどう思うだろうかなどという他者評価は一切排除し、すべて自分の価値基準に基づいて、判断するのです。そのためには、自分が何に重きを置いた人生を歩むのか、何を重要と考えるのかを明確にする必要があります。

何に楽しみを感じ、人生の目的を何であると考えるかなど。そして、人生すべての判断時には、自分自身の価値判断に基づいて、判断・行動することです。こうすることによって、『自己受容』が形成されやすくなっていきます。

このような『自己受容』を自分のものとして獲得することは容易なことでありません。一旦、死んだ気になって新たに生き直すくらいの発想の転換がないと難しい問題であるかもしれません。しかし、先にも書いたように、『自己受容』とは”自己”だけの問題ではなく、”他者”との良い人間関係や良好なコミュニケーションを築く際にも、大きなファクターとなるものです。これを習得しておくか否かは、より良い人生を送れるかどうかの大きな分岐点にもなるのです。

何の障害もなく『自己受容』を成し遂げている人もいるかも知れません。しかし、多くの人は、この『自己受容』に関する大きな課題を抱え、日々、試行錯誤していると言っても過言ではないでしょう。

あなただけが『自己受容』が出来ない、不完全な人間であるわけではありません。皆が様々な試みをして、ありのままの自分を受け入れ、より良い人生を歩もうとしているのです。

より良い人生を歩む権利が全ての人にはあるのです。容易な解決が可能な問題ではないかもしれませんが、確かな『自己受容』が確立されるよう、みなさん、共に、取り組んでいきましょう。

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