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日本人の1割で発症!? 閉所恐怖症の原因と克服方法

閉所恐怖症 原因

閉所恐怖症は、数ある『○○恐怖症』のなかでも、比較的悩んでいる人が多い恐怖症なのではないでしょうか?

一説によると、日本人の約1割の人が閉所恐怖症の傾向があるのだとか…

閉所恐怖症とは、トンネルやエレベーター、電車やバスの中など、身動きが取れないような狭い場所を無意味に恐れて、狭い場所を回避しようとする恐怖症です。

閉所恐怖症の罹患率は、女性の方が男性の3倍多いとされています。

今回は、閉所恐怖症の原因や克服方法などについて、詳しくお伝えします。

そもそも閉所恐怖症とは

閉所恐怖症とは、『閉じ込められる状況』に対して、必要以上に恐怖を感じてしまい、日常生活に支障が出てしまうような恐怖症のことです。

エレベーターやバスの中など、実際にある空間の中に閉じ込められてしまったとき、とてつもない恐怖を感じます。

たとえ、実際は閉じ込められていなくても、狭いお店の一番奥の座席など、本人が『ここはすぐに逃げ出せない』と感じるようなシチュエーションでも同様の恐怖を覚えてしまいます。

そして、こういう恐怖を感じる状況や原因となるものを避けて生活するようになるため、日常生活にも支障をきたす可能性があります。

閉所恐怖症の人は、どんなところが苦手なの?

閉所恐怖症の人は、電車やバスの車内・飛行機の機内・エレベーター・映画館・カプセルホテルなどの、狭く、すぐに逃げ出せないような閉鎖空間が苦手です。

物理的には閉鎖されていなかったとしても、心理的に圧迫感のあるような状況、たとえば、混雑した店の一番奥の席や、歯科の治療台なども恐怖の原因となります。

MRIの検査も、閉所恐怖症の人にとっては、苦痛以外の何物でもありません。

閉所恐怖症の人の中には、マスクやヘルメットにも恐怖を感じてしまう人もいます。

閉所恐怖症の症状とは

閉所恐怖症の症状は、その人によってさまざまです。

狭いところや閉ざされた空間にいくと、それが原因で、極度の発汗や吐き気、めまいや手足や全身のしびれ、震えなどがあらわれる…というのが、閉所恐怖症の代表的な症状と言われています。

また、症状が重い場合は、あまりの恐怖でパニックにおちいってしまい、叫び声をあげてしまうようなケースもあるようです。

こういった場合は、パニック発作の中、我を忘れるような行動をとってしまうため、あとで自分の行動を思い出し、とてつもない恥ずかしさを感じてしまうこともあります。

閉所恐怖症の原因は

閉所恐怖症の原因にも、いろいろあります。

・本人の育ってきた環境の中で生じたトラウマ
・ストレスの蓄積からくる自律神経の乱れ
・遺伝的な要因

があると言われています。

遺伝と言っても、『閉所恐怖症』自体が遺伝する心の病ということではありません。

『心配性すぎる』、『神経質すぎる』という、何らかの恐怖症になりやすい性格の遺伝が原因になるということです。

閉所恐怖症かも? と思ったら

閉所恐怖症は、そうでない人からは理解されにくいものです。

そのため、人に相談することができず、一人で悩んでいる人も多いようです。

『原因もよくわからないし、命にかかわるものでもないし、こんなことで病院に行くのはどうかしら』と遠慮してしまっている人もいます。

しかし、閉所恐怖症は、れっきとした神経症の一種です。

病気を恥ずかしがる必要はありません。

治療やサポートをしてくれる専門家がいますので、早めに相談してみましょう。

閉所恐怖症の克服方法 ~ 認知行動療法 ~

精神科医師や臨床心理士、心理カウンセラーなどによって行われる『認知行動療法』は、閉所恐怖症の克服に役立ちます。

『閉所にいること=怖いこと』であるという歪んだ認知が原因で、必要以上に閉所に対して恐怖心を抱いてしまうわけですが、これを専門家のカウンセリングを継続させることによって、『閉所にいること=怖いこと』ではないという認知に変えていくという療法です。

認知行動療法は、閉所恐怖症の人の考え方の癖を直してくれる療法です。

閉所恐怖症の克服方法 ~ 暴露療法 ~

先にもご紹介しましたが、『認知行動療法』をすることで、閉所恐怖症の人の考え癖を修正していくことは、とても大切なことです。

しかし、同時に、閉所といわれる環境に慣れていく訓練をすることも重要です。

その治療法が、『暴露療法』になります。

正しい知識を持った専門家のもとで、閉所恐怖症の人が恐怖を抱く原因である『閉所』に、あえて身をおくことで『閉所でも大丈夫』という体験を積み重ね、閉所恐怖症を克服するという療法です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

閉所恐怖症の原因が過去のトラウマである場合、閉所恐怖症の治療の中で過去を思い出すことになるため、おそらく辛い体験をすることになります。

暴露療法をする場合も、その苦痛は想像を超えたものとなるでしょう。

認知行動療法では、『自分の考え方は偏っていた』ということを認めていく作業があるため、これも楽なものではありません。

辛いと思いますが、専門家に相談すれば、適切なサポートや治療をしてくれるはずです。

一番良くないのは、『閉所恐怖症かも…』と、一人で思い悩むことです。

あなたが助けを求めれば、協力してくれる人がきっとあらわれるはずです。

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