多くの人が時間を無駄にしたくないと思いながら、ついつい時間を無駄にしてしまいます。
人間は判っていても、簡単には習性を変えることができません。
もっと時間を有効に使うことができれば、もっと色々なことができ、もっと有意義に生きられると誰もが思っています。
ですが、どこまでが時間を有効に使っていて、どこまでが時間を無駄にしているのか判らないのが現実です。
もちろん、物ごとを先延ばしにしている場合は、決して時間を有効に使っているとは言えません。
とは言え、何となく人は日々忙殺されているように感じてしまいます。
確かに、時間がどれだけあっても足りないと思って生きている人は少なくないでしょう。
これ以上、時間を有効に使えるとは思えないと考える人もいることと思います。
また、判っていながら自堕落に生きている人もいるでしょう。
これではダメだと判っていても、日々楽して生きてしまいます。
今回は、そんな時間を捨てるタイプの人が時間を無駄にしない方法をご紹介します。
時間をなぜ無駄にしてはいけないのかを考える
時間を無駄にしない方法を実践するためには、そのための意義や理由が必要です。
ただ、何もなくても時間を無駄にしないでおこうと思うことは悪いことではありません。
しかし、目標がなければ時間を無駄にしないで過ごすことは難しいことです。
多くの人が意識してはいませんが、時間は人全てに平等に与えられています。
ですが、要領のよい人は同じ時間でも有効に利用し、そうでない人は時間を無駄に過ごします。
その差が、できることの量を左右しています。
同じ生きるにしても、時間を有効に使い、時間を多く感じて生きる方が、何をするにしても悪いことはありません。
そのためには、時間を無駄にしてはいけないと考えることが大切なのです。
時間は有限であることを意識する
時間を無駄にしない方法は、時間を意識することです。
時間は人に平等に与えられていますが、誰にとっても無限のものではありません。
時間を無駄にしない人は、そのことを強く意識しています。
逆に時間を無駄にしている人は、そのことに関して全く意識していないのです。
時間に限らず、人は何事においても、有限か無限かで物事に対する対応の仕方が変わります。
これは「死」に関しても同じことです。
人は若い頃に死を意識しません。
年齢を経て、ようやく死を意識します。
意識しない時は、永遠に命が続くかのように無駄に生きています。
意識するようになって初めて、命の大切さに気づきます。
そうなることで命を大事にし、限りある命で何ができるかも考えるのです。
時間も同じことです。
時間には限りあるのだと気づくことで初めて、時間を大事にするようになるのです。
日記をつける
時間を無駄にしないために重要なことは、ある種の習慣を持つことです。
しかし、習慣と言っても何をすればいいのか判らないかもしれません。
まずは、日記を毎日つけることにしましょう。
しかし、この日記は普通のものとは違います。
この日記は、2つの事柄だけを書きます。
1つは、時間を無駄にしたこと。
もう1つは、時間を有効に使ったこと。
この2つを書くだけです。
できれば、時間を無駄にしなかったことで、何を得ることができたかまで書けるとさらに良いです。
そうすると、時間の無駄をなくし、時間を有効的に使う指針となります。
早起きをしてスケジュール管理
時間を無駄にしないためには、早起きをすることが必要です。
脳が機能するのは目覚めてから約2~3時間と言われます。
まずは早起きをし、その日のスケジュールリストを作ります。
このスケジュールは難しいものにしてはいけません。
自分自身が確実にできるようにし、単純明快なものにすることが大事です。
スケジューリングをしている間に徐々に脳が覚めてきます。
そして、実際に1日の行動を起こす時には、しっかり覚醒しているので、行動にも良い影響があります。
自己効力感を得る
自己効力感とは「ある課題を自分の力で効果的に処理できる信念」を言います。
これは自信や自尊心の元になるもので、この効果を日常的に得ることで良い影響がでます。
時間を無駄にしないためにも、内発的動機が精神的に高まり、やる気の元になります。
この自己効力感を得るために、自分自身に時間を無駄にしないための課題を課します。
これを達成することで、成功体験や暗示などの効果が得ることができ、日々のやる気につながるのです。
時間を無駄にしないためには、やる気が大事になってきます。
時間を無駄に過ごしてしまうのは、やはり、やる気が出てこないことが原因に他ならないからです。
インターバルを作る
時間を無駄にしないためには、真逆に思うかもしれませんが、スケジュールには必ずインターバルを作りましょう。
時間を無駄にしないためには、物事に対する集中力が大きく関係してきます。
集中することで、効率は極めて高まります。
しかし、人間が完璧に集中できる状態というのは、それほど長くはありません。
無理な予定をつめこむことは、決して効率的とは言えませんし、そもそも時間を無駄にしていないとは言えません。
人間が集中力を保っておける最も長い時間は、2~3時間が限度です。
スケジュールにしっかりインターバルを組み込まないと、終わりの見えない計画になります。
人間は、終わりがない物事に取り組むと、継続性の持続が難しくなるのです。
しっかりインターバルをとってリセットすることで、持続性のある計画実行ができるのです。
その方が数段効率が良く、結果的には時間を無駄にしていないことになります。
結果だけを見ないようにする
時間を無駄にしない人は、当然のことですが、行動力のある人です。
行動力がある人の特色として、何を成し遂げるか以前に、どうやるかのプロセスを楽しみます。
結果が得られるかどうかばかりを気にしていると、やる気をそいでしまいます。
やる気がなくなれば、当然の結果として行動力がいちじるしく落ちてしまいます。
最終的に時間を無駄に過ごすことになってしまうのです。
どんなことでも、結果ばかりを見ずに、楽しくやることが時間を無駄にしない行動力を生みます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は時間を無駄にしない方法について説明してきました。
時間を無駄にしないということは、やるべきこと、やりたいことがしっかりできているということです。
それらができていれば、時間を無駄にはしていないということになります。
余った時間があれば、やりたいことを増やしたり、のんびりする時間もできます。
まったり時間を過ごしたとしても、時間を無駄にしているとは限りません。
きちんと規則正しく過ごし時間が余ることは、時間を無駄にしていることとは違います。