価値観が合わない相手と当たり障りなく付き合う４つの方法

人には、それぞれ好みや性格、価値観などに違いがあります。

世の中には、様々な考え方を持った人がいますから、当然、自分とは考え方や価値観が合わない人と出会うことだってあります。価値観が合わない人と一緒にいるとイライラしたり、つい相手にきつい口調で接してしまうこともあるでしょう。

しかし、私生活ならばともかく、仕事上の付き合いで価値観が合わないからといって腹を立ててばかりでは支障が生じてしまいます。価値観が合わない人とも上手に付き合うのが大人です。けれども、自分の意見を押し殺してばかりいるのもつらいものです。

それでは、価値観が合わない人とどのように付き合えば支障をきたすことが無いのでしょうか？

今回は、価値観が合わない相手と当たり障りなく付き合う方法についてお話します。

過去にブームになった芸人を見習う！？　右から左へ受け流す

皆さんは、数年前にブームになった「右から左へ受け流す」というフレーズを覚えていらっしゃいますか。とある芸人さんのネタで、ムード歌謡風に展開されるネタの中のワンフレーズだった「右から左へ受け流す」という言葉は、人付き合いにおいて重要なものです。

人間関係の中では色んな感情が交錯します。相手の言うことに腹が立つこともあれば、相手の言葉に心を癒されることだってあります。また、本意でなくてもその場の空気を壊さないように振る舞わなければならない時だってあります。

感動したり、嬉しいと感じたりするプラスの感情は大切にするべきですが、怒りや悲しみなどのマイナスの感情は自分の心を苦しめるだけでなく、その場の空気を乱す行動に繋がってしまうこともあります。ですから、相手と価値観が合わないと感じたら、それを真正面から受け止めるのではなく、右から左に受け流すようにしましょう。

敵意ではなく感謝を持ってみよう！　新しい考えを学んだと捉える

価値観が合わないと、相手に対して反感を抱きやすくなります。価値観が合わないと感じたがために、その人の他の部分を知らなくても苦手だと決めつけてしまうこともあるでしょう。確かに、価値観が合わない相手とはわかりあえるような気がしないものです。

しかし、価値観が合わないと感じたポイント以外に相手のことを知らないのに苦手だと決め付けるのは早いです。もしかしたら、苦手と感じたポイント以外の部分では、いい人かもしれないのです。

自分と異なる価値観に触れることがあったら、苦手だと思うのではなく、「こういう考え方もあったのか！　」と考えるようにしましょう。人は自分の心しか近く感じとることが出来ませんから、自分と異なる価値観を持った人に出会ったことによって新しい考え方を学べたと思うようにすれば、自然と相手に対しての敵意は薄まります。

自分の心だけでなく相手の心になる！　相手も自分を合わないと思っているかもしれない

「他の人の気持ちになって考えよう」と子どもの頃から何度も言われた経験があるでしょう。自分の気持ちだけで行動するのではなく、相手の立場に立って物事を考えるのは大切なことです。しかし、実際は自分の心と同じように他人の心をわかることは難しいものです。価値観が合わない人との付き合いで、相手の考え方を理解しようとしても難しいことだってあるでしょう。

そういう時には、心の一部だけ相手の心になってみましょう。どういうことかというと、自分が相手に対して価値観が合わないと思っているのと同じように、相手も自分に対して価値観が合わないと思っているかもしれないという可能性を心にとどめるということです。このように考えると、お互い様だと感じるので苛立ちも少なくなります。