男と女は永遠の謎。なにがツボで距離が近づくのかも、なにが地雷で機嫌を損ねてしまうのかも、なかなか読み取りづらいものがあるかもしれません。
まして自分が相手の女性に好意をもっているのなら、なおさら
「声をかけて仲良くなりたい」
「なんとしてもGETしたい」
という気持ちと
「嫌われるのが怖い」
「失敗したらどうしよう」
という気持ちの間で悩んでしまいますよね。
そして、悩んでいる隙に声をかけそびれてしまったり、最悪、別の男性に奪われてしまったり・・・なんてありませんか?
ですが落胆するのはまだ早い!
実は女性の心を動かすにはコツがあるのです。
今回は、女性心理を理解し正しくアプローチできるよう、『女を虜にする』5つのポイントをご紹介します。
『偶然』と『共通』は強い印象を残す
『メールやLINE、電話などのタイミングがちょうど良かった』
『出先で偶然出会った』
『好きなものが同じ』
『仕草などがかぶった』
などなど。
まったく意図していない事柄がごく自然に起こり、そしてその回数が何度も重なるうちに、女性はその人を知らず意識するようになっていきます。
また
『同じ趣向』
『同じような経験』
などといった共通項があると、警戒心が薄れ相手の心にぐっと入り込みやすくなります。
このような偶然を、ただ待つだけではどうにもなりませんが、例えば、同じ趣向、偶然の出会いなどは、こちらで作り出すことができますよね。
どんな些細な事でも積み重なれば意識に強く残っていくもの。女性に「運命的なものを感じる」と思わせることも可能です。
まずは、親近感を高めるところから始めましょう。
しかし、女性はわざとらしさを勘で見抜きます。偶然を演出するならあくまでさりげなく、自然に。自分に自信をもち常に堂々とした態度でいることが大切です。
『肯定』で相手の心をぐっと引き寄せる
簡単に言えば、『褒める』 ということです。
人間関係にストレスはつきものです。仕事ならば上司などに叱られたり注意を受けたりすることもしばしば。
そんな中で、ちょっとした変化や人知れず努力している部分に触れられると、女性は
「自分をわかってくれている」
「認めてくれている人がいるんだ」
と好意を抱きやすくなります。
ですが、毎回ただ褒めているだけでは、単に『いい人』で終わってしまいますし、場合によってはお世辞ばかりでかえって辟易されてしまうということもあります。
褒め方にもコツがあるのです。
まず、いくら魅力的でも体型について話題にするのは絶対にNGです。何を考えているんだと生理的に嫌悪感を抱かれやすく、本当に魅力的な体型の持ち主は事あるごとに言われているためまったくもって響きません。
それよりも
「この資料のまとめ方がわかりやすかった」
「新しい小物のセンスがいい」
などなど、内面や変化、その人ならではの頑張りといった部分に目を向ける方がよほど効果的です。
ですが、それも複数人、特に他の女性も一緒にいるときに褒めるのは避けましょう。
相手が気恥ずかしくなるだけでなく、別の女性のやっかみが向けられてしまうため、かえって迷惑になることもあるのです。褒めるならTPOをわきまえて。何事も、相手の状況を読む気配りは必要不可欠です。
『傾聴』には意味がある
『話を否定せず、真剣に聞いてくれる』 ということは、認めてもらえたという自己肯定感に繋がります。そして、この自己肯定感を与えてくれる人に、人は心を開きやすいのです。
ですが、ここでもポイントが1つ。
女性の中では、誰かに話をする時点である程度結論が出ています。必要なのは『アドバイス』ではなく『後押し』なのです。
これを理解していないと、こちらが一生懸命相手のことを考えて解決策を考えてあげているのに、女性の心には響かないどころか、「わかってない」と思われてしまい、すれ違いに繋がってしまいます。
では、話を聞いて、常に肯定していれば良いかといえば、そうでもありません。
いつもにこやかに話を聞き、君は悪くないと言ってくれる。もしくは、うなずいてくれる。それが当たり前になると価値が薄れてしまったり、この人はちゃんと話を聞いているのかという、疑心を生み出します。
他の人とちょっと差をつけたいと思うなら、「それはどうだろう」と思った点については、きちんと伝えましょう。
大事なのはその伝え方。「それは間違ってるよ」とストレートに伝えたら、よっぽど親しい間柄でもない限り相手は二度と心を開いてくれません。
コツは
『肯定→否定(注意程度に留めましょう)→肯定』。
例えば
『 君の気持ちは良くわかるよ(肯定)、
でも○○の部分は他にもやり方があったかもしれないね(否定、注意、具体的にどの部分を直すべきかのアドバイスをやんわりと)、
君のスキルならもっとうまくできるはずだよ(肯定) 』
といった具合です。
脳は、最後の部分ほど強く認識します。肯定で締めくくることによって、否定の部分を受け入れつつ、肯定を得たという満足感を残すことができます。これにより「相手は自分を認めてくれている」に加えて「自分のことを真剣に考えてくれている」という印象づけが可能となるのです。
『共有』は2人の距離をぐっと縮める
『ちょっとした2人だけの秘密』
『トラブルや辛い時期などを一緒に乗りきった』
といった
『共有』
は2人の距離をぐっと近づけてくれます。そして、その共有は、公共性が低いものほど、相手の潜在意識に強い印象を植えつけます。
人間はとかく「プライベート」「シークレット」といった言葉に弱いもの。また、自分しか知らない相手の顔、というものは周囲にちょっとした優越感も与えます。
小さなことでも構いません。2人で一緒に食事をした、2人で協力して仕事を成し遂げた、2人でちょっとした悪戯を仕掛けて、それが、バレずにうまくいった、といったものでも良いですね。また、家族構成や兄弟姉妹、ペットについてといった個人的な情報を相手だけに開示するのも一種の『共有』です。
禁止されていることを一緒にしたり、他の誰にも見せない一面をその人だけに見せる。『あなたは特別です』とアピールすると同時に、『2人だけの秘密』が仲間意識を生み、やがて恋愛感情へと発展しやすくしてくれます。
ただし、あれこれ必要以上にあけっぴろげにするのは逆効果。
ミステリアスな部分が欠片も残っていないようでは、相手はあなたに対する興味を失ってしまいます。また、相手が他人にばらしてしまう可能性も否定できません。打ち明け話などは、万が一広まっても問題ない範囲にしておきましょう。
自分自身のために、あえて『引く』
恋愛心理術でよく言われるのが、「マメに連絡し、ある時いきなり連絡を絶つことによって相手の気持ちを揺さぶる」というもの。
確かに揺さぶられはするのですが……女性からしてみたら駆け引きが見え見えで幻滅したり、返事もしないなんてとかえってイラつかされます。
もちろん、追いかけすぎても、それはそれでウザがられてしまいます。ほどほどが大事なのですが、ではこの『引く』という手をどう使うべきか。
それはずばり『自分自身のストレスを軽減するため』です!
自分のリアクションに対して反応がないという状況は、男性だろうが女性だろうが非常にストレスです。不安になります。
不安が重なり必要以上にメールだのLINEだのを送ってしまい、そのうち「なにか悪いことをした? 気に障ったなら言って」と言い出してしまうから、相手に重い、ウザイと思われてしまうのです。忙しくて返事をする余裕がなかっただけかもしれないのに。ですが、待つ側の心理状況に男女の差はありません。
発想を変えましょう。
駆け引きなんかに使うことはありません。返事が来ないなら来ないうちに自分磨きのひとつでもしましょう。なにか面白いもの、打ち込めるものでも見つけておきましょう。
自分自身の世界を楽しんでいる人間は魅力的です。
どうせ待つなら、ネガティブよりポジティブに。もしかしたら、連絡が来なくても人生を楽しんでいるあなたに、相手の方が勝手に揺さぶられてくれるかもしれないのですから。
まとめ
これらを実行するにあたり、当然ながら必要なのは『清潔感』。
人間の印象はまず視覚、つまり外見から入ります。「外見より中身」というのはあくまでその人となりを知ってもらってから。
ですが服装や髪型といった見た目や体臭、口臭などがアウトならその入り口にも立てません。女性は特に、そういった部分に敏感です。当たり前ですが肝心なことです、ぜひ覚えておいてくださいね。
また、紹介したポイントは恋愛感情抜きの、通常の対人関係にも十分応用できます。自信をもって、堂々と!あなたの恋愛や人間関係がうまくいくよう心から祈っています。