生きていく上で、過信や過大な自己評価は、失敗の原因にもなりますが、自信がないのも困りものです。自信は成長するためには、必要不可欠なものです。
自信があれば、苦手な状況におかれたとしても、堂々と振る舞えたり、頑張ろうという力が湧いたりします。そして、自信を持って苦難を乗り越えれば、乗り越えたことが更なる自信へと繋がり、これまでよりも成長できるのです。
人は、何歳になっても成長し続けるものですから、自信は何歳になっても必要なものだと言えます。
それでは、どのようにすれば自信をつけることが出来るのでしょうか。
今回は、自信をつけるための行動についてお話したいと思います。
誰かに褒められるのを待つだけじゃなく、自分で自分を褒めよう
子どもの頃には、親や先生、近所の人など様々な人から褒められる機会が多いものです。しかし、年齢を重ねるうちに褒められる機会は減り、逆に叱られることが多くなってしまいます。
これは仕方のないことですが、叱られてばかりだと自信を喪失するばかりです。
叱られることが多いと、だんだん自分に自信がなくなり、自分でも自分に対して「○○だから自分はだめなのだ」とマイナスなことばかり思うようになってしまいます。
しかし、自分までもが自分を叱ってばかりになると立ち直る機会を失ってしまいます。ですから、自信をつけるためには、『自分で自分を褒める』ことを習慣にしましょう。
自分で自分を褒めるのは、自意識過剰な気がして抵抗を感じるという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分で自分を褒めることは、自信をつけるために、欠かせない行動なのです。
過ぎたことを思い返すのはマイナスばかりではない!過去を振り返って自信をつける
過ぎたことに目を向けていると、「いつまでも後ろ向きでいては駄目だ」と人から言われてしまうこともあります。確かに過去の失敗をいつまでも悔やんでいては、前に進むことは出来ません。
しかし、過去を振り返ることは、決してマイナスなことばかりではないのです。
過去の失敗を振り返るにしても、その失敗を悔やむだけでなく、その失敗を例えにして何かを学ぶことだって出来ますし、そうした失敗を経験したことで自分が強くなれたと感じられることもあります。
ですから、過去を振り返ることによって自信をつけることは可能なのです。自信をつけるためには、時として自分が歩んできた道程を振り返ることも大切なのです。
短所を知れば強さになる!自分の長所と短所を自覚する
履歴書には、長所を書く欄と短所を書く欄があります。
長所は自分のいい所、短所は自分の悪いところというイメージがあるので、短所について考えると、気が滅入ってしまうこともあるでしょう。
短所は欠点ではありますが、その短所を自覚することは、自信をつけるために役立ちます。
例えば、短所を自覚すれば短所を克服するための方法を探すことだって出来ますし、短所が現れないように、事前に予防策を取ることだって出来ます。
また、長所についても自覚することが大切です。
自分の長所を知れば、その長所を更に伸ばしていきやすくなりますから、レベルアップをしていくために効果的です。
人には、必ず長所と短所の両方があります。
短所もあることが普通なのです。ですから、自信をつけるためには、自分の長所と短所を正確に理解し、それを受け入れることが大切と言えます。
感謝の気持ちは強さに結び付く!大切な人を思い浮かべよう
子どもの頃に、自分が頑張ると親が嬉しそうな顔をするため、親を喜ばせたいと思って頑張った経験のある方もいらっしゃるでしょう。
また、大人になり、ふとした瞬間に親への感謝を抱き、これまで育ててくれた親のためにも頑張ろうと思ったことがある方もいらっしゃると思います。
人は、自分一人でも頑張ることも出来ますが、誰かのためを思うと一人で努力をする時よりも踏ん張れることも多いものです。
自信を失いそうになった時には、自分を認めてくれたり、褒めてくれた人を思い浮かべると、その人の存在が自信に繋がります。また、その際に思い浮かべるのは特に大切な人だと効果的です。
そして、その人に対する感謝の気持ちを持つことで、より一層強い力が湧き起こります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
叱られると悲しい気分になったり、自信を喪失したりしてしまいます。ですから、自分までもが自分自身を否定すると、立ち直れなくなってしまうのです。
自信をつけるためには、自分で自分を褒めたり、自分の性格や経験を認めて受け入れたりすると自信が湧きます。また、大切な人やその人に褒められた時のことを思い浮かべることで自信が湧きます。