職場の仲間と話をしているときに、いつも話に混ざってくる人っていませんか?
いつも明るく、聞き上手で、場所を盛り上げてくれるけど、その人からその場の話しが他の人に筒抜け・・・話の内容によっては、迷惑してしまうことも。
そんな経験をしたことのあなたなら、どうしてそういう行動をとるのか理解できないのでないでしょうか?
また、その人がいると
「また、秘密をだれかに話されてしまうのではないか?」
と疑心暗鬼になっているはずです。
その悩みは、口が軽い人の特徴や心理を知ることで解決できます。
それでは、自分や仲間の秘密が筒抜けにならない方法をご紹介しましょう。
口が軽い人の特徴は?
まずは、口が軽い人の特徴にはどんなものがあるか、ご説明します。
うわさ話が好き
口が軽い人は、とにかくうわさ話やゴシップが大好きです。
芸能ネタを含めて、人に関する面白い話を耳にしたら、黙ってはいられません。
そのため、仕事をしながらも「知っている人」の名前が聞こえたら、獲物を狙う肉食動物かのように気配を消して聞いているのでご注意ください。
おしゃべりで明るい
口が軽い人は外交的で、明るい人が多いです。
話をすることが何よりも活力となるので、おしゃべりをすればするほど、元気になります。
ですから、とても明るく、声も大きく、目立つタイプが多いです。
「私、口が堅い」と自分で言う
口が軽い人は、自分が「口が軽い」という自覚がない人が多いのも特徴の一つです。
相手を安心させるための方法の一つとして、「私、口が堅い」という常套文句を使います。
人気ドラマの「私、失敗しないので」と同じレベルで、有言実行タイプであることを相手に伝えて、相手が安心して秘密を話してくれることを待っています。
ですが、実行できないことを
「まぁ、仕方がないか。大した秘密でもないし! 」
と、自己解釈する面も持ち合わせています。
色んな人と知り合い
とにかく、明るく外交的なため、広く浅く、たくさんの知り合いがいます。
色々な場所に顔を出しては、自分の話を聞いてくれる人を探し、さらに他で話せる話題の情報収集を行っています。
口が軽い人は、その場を楽しませてくれるエンターテイメント性もあるので、グループや所属を超えて、顔見知りの人が多いのも特徴の一つです。
聞き上手で話上手
口が軽い人は、自分のことを話し続けるただの「おしゃべりな人」とは違い、人と人に関する噂を話すことが、何よりも好物です。
そのため、相手に同情や理解を示すふりをして、相手の本音を引き出す術にも長けています。
ですから、一見「聞き上手」に見えます。
ですが、それは自分が話し上手になるための武器でしかありません。
相手の気持ちを思いやっての「聞き上手」ではないので、注意が必要です。
口が軽い人の心理は?
今まで、口が軽い人の特徴についてご説明しましたが、ただおしゃべりな人とは違う心理が隠れていることに気が付かれたでしょうか?
ここでは、一見、開放的で明るく見える口が軽い人の「隠れた心理」についてご説明します。
自分がいつも中心でいたい
口が軽い人は、周囲の人に注目されたい、いつも自分が中心でいたい、と思っています。
ですが、自分自身に自慢する価値や経験がないことを自覚しているため、「自分が得た誰もが注目する情報」をお披露目することで注目を浴びようとします。
それを実現するためには、周囲の人が興味を引く情報でないと意味がないため、職場や友人・ご近所の人のゴシップやうわさ話を収集して話題にすることで、つねに自分の話に耳を傾けさせようとしているのです。
おしゃべりであるという自覚がない
口が軽い人は、自分の自慢や体験を話しているわけではないため、自分のことを「しゃべりすぎ」な、おしゃべりの人とは違うと思っています。つまり、おしゃべりであるという自覚がありません。
また、口が軽い人は自分のことを話さないため、自分に話してくれた秘密に対して「話をしてくれたくらいだから、他の人にも話して良いだろう」と考えがちです。
自分の秘密や弱みを見せない口が軽い人にとって、相手から漏れ出た話は、自分の秘密や弱みと同じ重さとは感じていません。
そのため、自分の話を聞いてくれている相手の注意をひくために、自分が知りえた情報を話してしまうのです。
噂をすることで、自分の価値を見出す
口が軽い人は、だれかのうわさ話をすることでしか注目を集めることができないと思っています。
相手が知りたい、身近な人のうわさ話をすることだけが、相手の心を揺さぶり、自分の話を聞いてもらえる方法だと、無意識に思い込んでいます。
誰かの噂をすることが、自分の価値を高めると信じているのです。
口が軽い人は、誰かの話題を出さなければ人と話すことができない、自分自身に対して自信や価値を見出せない人、だと言えます。
口が軽い人への対処法は?
口が軽い人は、おしゃべりである自覚がなく、相手の秘密に対する重みづけも軽い人です。
とはいえ、身近に忍び寄る口が軽い人をうまくかわすには、一体、どうすれば良いのでしょうか?
ここからは、口が軽い人への対処法についてご説明します。
相手の交友範囲を確認する
口が軽い人は、自分の話すネタを探すために、広く浅い交友範囲を保っています。
相手が口が軽い人かどうかを見抜くには、相手の話から交友範囲を探ることをおすすめします。
特に、どの知り合いも同レベルの仲良しさで話す人は、逆に誰に対しても「広く浅い」交友関係でしかないことの表れです。
たくさんのグループや部署、多くのサークルなどに知り合いがいて、「人」に関する話が多い人は、口が軽い人の可能性が高いため、あなたも「浅い」人間関係にとどめることが適切です。
おしゃべりな人には、自分のことを話さない
人の話はよく聞き、「そうなんだ」「へえ~、それで? 」と、相手が話を続けたい気持ちにさせるけれど、自分のことは一切話さない人も、注意が必要です。
相手が気持ちを話してくれたら、本当に相手と親しくなりたい時には、「実は、私も・・・」と、自分の本音を話そうとするのが一般的なコミュニケーションです。
しかし、口が軽い人は「自分は知りたいから、話をして」という、一方通行なコミュニケーションスタイルを貫きます
話が親密になっているにも関わらず、「知りたがりオーラ」がにじみ出ている相手には、自分の話をいったん止め、相手に「あなたはどう思う? 」と話を振ってみてください。
急につまらなそうに場を離れたり、自分のこととして考えたりしないはずです。
そのうち、口が軽い人は、あなたの近くは寄ってこなくなります。
うまく用事を作って、話を中断する
口が軽い人だと相手のことを見抜いていても、上手に相手を振り払うことができない人もいると思います。
そんな人は、相手が誰かのうわさ話を始めたり、あなた自身のことを聞き始めたりしたら、「これから○○しなければいけないから」と、早々に話を切り上げる対処法が効果的です。
相手は、自分が誰かに話すネタを手軽に収集できて、自分の集めたネタ話に驚きをもって聞いてくれる相手を求めています。
口が軽い人に、あなたは「いつも時間がない人」であるとインプットされれば、あなたに注意を向けなくなります。
人は誠実に対応しようとすると、ついつい本音を話してしまいがちです。
口の軽い人のえじきにならないためには、相手の口車に乗らず、うまく用事を作って話を中断することが、上手に切り抜けるコツになります。
まとめ
口が軽い人は、自分が注目されたい気持ちが強い人です。
また、基本的に「口が軽い」という自覚がないため、余計に厄介な存在です。
相手がうわさ話や他の人の話をするタイプであれば、あなたがうっかり話したことは、全て周囲に筒抜けになります。
普段の相手の行動や言動に注意をして、安易に自分や大切な人の話はしない心構えが大切です。