新年になると、多くの人が昨年までの人生をリセットしたがごとく、新たな気持ちになります。
そこで、今年こそは! と新たな目標を掲げたりしますが、1月も半ば過ぎになるとスッカリ日々に追われて、新たな誓いなど忘れてしまいます。
新年の誓いと言っても、結局は思うだけで実行する人はほとんどいませんし、継続となると皆無と言えます。
そこで今回は、新年の誓いを着実に叶える達成術についてお伝えします。
誓いのその日からできる程度のことにする
新年の誓いだけに限らず、どんな誓いや計画でも、こういうことは「生もの」だと思って臨むことが大切です。
「明日からしよう、正月三が日が終わったらしよう」と言う誓いでは、100%守れません。
人間の心理は不思議なもので、一度先延ばしにしたものは、結局ずっと先送りにするのです。
「○○を今日からしよう」と思える程度の目標や誓いを立てることが、一番の早道です。
例えば、今日この瞬間から1年間日記を必ず1日1ページ書くようにしようという誓いなら守れるものです。
有言実行が良い
新年の誓いを思いついたら、あらゆる人に言いふらしましょう。
言ったからにはしなければならない、と自分を追い詰めることが大事なのです。
不言実行は格好良く見えますが、自分に甘い人は不言の場合、必ず不実行になってしまいます。
LINEや電話、メールも使って、知人、友人も含め、ありとあらゆる人に誓いを立てましょう。
家族や近親者では、恥に思わない人もいるので、幅広く伝えることが大切です。
書き初めにして1年間貼っておきましょう
せっかくの新年の誓いですから、書き初めをやって、そこに誓いを書き、壁にやり通すまで貼っておきましょう。
誰の目にも見えますし、そこまでして誓いを立てたのにできていなければ、それを見る度に恥ずかしい思いにかられます。
また、心理学的観点からいっても、目に見えないことよりも、目に見えるように形にすると、思いもひとしおになって効果的なのです。
誓いを立てても忘れる日もあるでしょうから、目に見えれば忘れることもなくなるでしょう。
大風呂敷は広げないでおきましょう
新年の誓いは多くの人が立てますが、意外と大ごとが多いものです。
新年で気が大きくなっているのか、気分が良いからかは知りませんが、最初から無理な誓いを立てたところで意味はありません。
とにかく、周囲の人に「せこい」と言われようと、必ず継続できる程度の事柄にすることが大事です。
大風呂敷を広げて実行できない方が、結果的には恥ずかしいのですから、風呂敷は小さいに限るのです。
不実行ほど恥ずかしいことはありません。
新年はリセットではない
新年の誓いをすることは悪いことではありませんが、多く人が勘違いしやすいのは、新年だからと言って昨年までのことがリセットされるわけではないということ。
もちろん、人間性も変わったわけではありませんし、あくまで暦の上で新しい年になったに過ぎません。
人となりも生活も人生も、新しい年になったからと言って、何かが勝手に変わってくれた上で、誓いを立てるわけではないのです。
そこを大きく勘違いしてしまう人が少なくないのですが、そこを間違ったままですと、ついついできない大きな誓いをしてしまうのです。
基本的に、人間の人生にリセットはないのだと言うことを忘れないでおきましょう。
せっかくなので楽しい誓いを
新年の誓いだからと言って、何も難しいこと、真面目なことばかりを考える必要はありません。
誓ったことを守れる自分になるという観点で言えば、最初は楽しい誓いでも良いのかも知れません。
辛い、面倒臭い誓いや決まりごとは、なかなか継続できませんが、楽しい誓いなら継続することはそれほど困難ではありません。
新年の誓いだからと言って、その内容が深くないといけないわけではないのです。
今回は、元々、継続が苦手な人へのアドバイスでもあります。
まずは絶対実現可能な誓いを立てて、継続するとはどんなことなのか、継続出来た時の達成感が味わえるものにしましょう。
継続できるようになったら徐々に難しくする
楽しい新年の誓いを立て、継続が容易で可能になってきたら、少し難しい課題を自分に課すのも良いかも知れません。
それは、その年の途中からでも良いですし、来年の新年の誓いとして立てても良いでしょう。
「継続は力なり」と昔から言います。
内容が重要なのではなく、継続そのものが重要なのです。
つまり、どんなことでも継続するという意識を持つと言うことこそが、新年の誓いに最も良いのかも知れません。
誰かと一緒にする
新年の誓いは、意外と多くの人が立てるものです。
そこで、1人では困難なことでも、2人なら継続しやすいことも多くありますので、友人や家族を巻き込んで誓いを立てるのも効果的です。
例えば、1年間交換日記をしようなどといった共有できるものが良いかも知れません。
また、例えば兄弟で1日交替もしくは1週間交替で、夕食の食器洗いをするなど、家族も助かるような誓いも良いでしょう。
これなら、兄弟からも、母親からも指摘されますから、続きやすいと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、新年の誓いを着実に叶える達成術を8つ説明しました。
継続に慣れていない人は、いきなり高い目標を立てても無理です。
最初は低い目標や、自分が簡単にできる範疇で誓いを立てるようにし、徐々に難関に挑んでいくことがおすすめです。
無理な計画や誓いは、時間の浪費でしかありません。