些細なことから喧嘩をしてしまって、自分から相手に別れ話を切り出してしまったけれども、冷静に頭を冷やしてみれば、やっぱり相手のことが誰よりも一番好きだった。
そんなとき、相手と仲直りしたいという話はわりとよくあることです。
しかし、自分から別れ話をしたのに後になって仲直りをお願いするというのは、その別れ話で相手の気持ちが傷ついていれば傷ついているほど、難しいものです。
今回の記事においては、自分から別れ話を切り出した立場であるけれども仲直りをしたいという時に使える方法を紹介します。
共通の知人に仲介をお願いする
相手が繊細なタイプの人である場合、あなたから直接コンタクトを取ること自体がNGであることも多いです。
そのようなタイプの人の場合、過去に相手があなたを好きであった度合いが大きいほど、あなたから切り出された別れ話は相手の心に深い精神的外傷(トラウマ)を与えているはずです。
あなたの声を聴いたり、あなたからのメールを見たりするだけで、あなたから別れ話をされた時のショックがフラッシュバックして心が耐え切れなくなることもあります(ウラを返せば電話やメールの着信拒否があっても、仲直りできる可能性が完全になくなったというわけでもないです)。
共通の知人の口から、あなたが反省して後悔しているという話を、まず相手にそれとなく伝えてもらい、相手の心の傷がかなり癒えてきたタイミングを見計らって、仲直りのための場をセッティングしてもらいましょう。
無視される悲しみを強調する
先に共通の知人を介するという方法を紹介しましたが、人を介する方法というのも良し悪しがあって、マイナス面もあります。
直接コミュニケーションを取らないこと自体に他人行儀のよそよそしさを感じるというタイプの人も実際わりと多いです。
別れた後に仲直りを願う直接の電話やメールについて、ストーカー行為だと非難する方々もいるでしょうけれども、そういうタイプに対しては、決して間違っていません。知人を介する方法を取れば、『もはや2人は他人なんだ』という印象を相手の心の中に強める危険があります。
そういうひと恋しいタイプの相手が、あなたからの仲直りのためのメール等を着拒しないけれども、無視しているという場合、無視されている悲しみを伝えると仲直りのチャンスが生まれやすいです。
謝る以外にも会う理由を用意する
人を介する方法に対して、『2人の問題なのだから関係ない他人を巻き込むな。文句があるのならば正面きって堂々と言え』と言う人はいます。そういう筋論を重んじるタイプの人は、男女問わず、確かに存在しています。
そういうタイプの人は、仲直りを願う直接の電話やメールなど、すぐ着信拒否の設定をしてしまいますので、仲直りをしたいのならば、直接、顔を合わせて謝るしかないでしょう。
ただ、ストレートに謝るために直接に出向いても、筋を重んじるタイプの人は割り切りが異様に早いことが多く、『悪いことした人が謝って話が終わり』とすぐに追い帰されてしまう可能性が高いです。
借りているものを返しに行くといった、謝る以外の理由をつくりましょう。そして、借りているものを返すといった口実の用事に入るまでに、『ちょっと、話をしよう』と喫茶店やファミリーレストランなどに誘い、とにかく仲直りの話を相手に聞いてもらえるための時間をつくりましょう。
別れ話をした時の自分は本来の自分ではなかったと主張する
あなたから別れ話を切り出したことで、相手が傷ついたであろうことは間違いないでしょう。
おそらく、あなたが仲直りを願っても、仲直りをしたところで同じようなことが繰り返されるのではないか、という不安を相手は持つはずです。
別れ話をした時の自分は、『本来の自分ではなかった』と主張するのも一つの方法です。
急な仕事、病気、怪我、身内の不幸といった緊急異常の特別の事情があったとするのであれば、相手も納得しやすいです。
バレたときのリスクは存在しますけれども、たとえ嘘の話であっても共通の知人に口裏をあわせてもらうのも効果的です。
別れ話をした時の自分とは違う自分になると宣言する
あなたの側に欠点があって、それが原因となって言い争いになり、別れ話につながったという場合には、その欠点を直すことを相手に約束しましょう。
それには、『具体的に』どういう方法で、『いつまでに』直すのか、具体的なプランを相手に提示することが大切です。
仲直りをしたところで同じようなことが繰り返されるのではないか、という相手の不安を解消しなければいけません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分から別れ話を切り出したという場合、相手とよりを戻すということは、相当に難しいことです。
相手のタイプをよく見極めた上で、仲直りの話ができる機会をつくり、同じことを繰り返さないと相手に信じてもらうというのがポイントです。今回の記事を、少しでもお役に立てていただけるのならば、幸いです。