Neu, J.は、嫉妬とは、愛着している誰か、保有している何かが、他者に奪われた結果、奪われることへのおそれであると言っています。
つまり、彼女が嫉妬の感情に駆られているということは、恋人が他の女性に取られてしまうのではないかという恐怖や不安に駆られているという事を意味しています。
嫉妬の原因となる恐怖や不安の発生を、いかにして未然に防ぐのか、今回の記事においては、女の嫉妬を抑えるべく、男性の側が取ることができる有効な方法を5つ紹介いたします。
他の女性と距離を取っているところを彼女に見せる
嫉妬の感情は、他の女に自分の意中の男性を奪われることに対する恐れですから、単純に、奪われる可能性のある機会が少なくなれば、女性の嫉妬の感情はおさまっていくということになります。
彼女の嫉妬を避けるために、男性側が最初にするべきことは、彼女から余計な疑いを招くことになるような機会をできるだけ避ける必要があります。
たとえば、彼女がいるのにもかかわらず、友人から人数合わせのためにと頼まれたという理由で合コンなどに顔を出す場合、この男性とつきあっている女性が「私というものがありながら」と嫉妬の感情をつのらせるのは、容易に想像できるでしょう。
常識的に考えて、男女関係に発展しやすい場に、彼女を同伴することなく出入りすることは避けましょう。
彼女とつきあっていることを周囲に徹底的にアピールする
彼女以外の他の女性とつきあいが発展することがないように、自分から他の女性と距離を取っているところを彼女に見せるというのは、彼女の嫉妬を押さえるためには、『かなり有効』です。
しかし、男と女しかいない世の中ですから、男性が、社会生活上、彼女以外の他の女性とまったく交流を持たないというわけにもいきません。
他の女性から彼氏を奪われてしまうのではないかという彼女の嫉妬を抑えるため、ペアルックや彼女からのプレゼントを普段から身につけるという方法もあります。
自分は「売約済み」であること、彼女とつきあっていることを周囲に徹底的にアピールすることによって、他の女性と恋愛関係に発展しないように、周囲の女性の側から適切に距離をとってもらうのです。
GPS機能つきの携帯電話やスマホを持ち歩く
嫉妬深い彼女から、常に位置情報を把握できるように、GPS機能つきの携帯電話やスマホを持つようにせがまれるといった話しがあります。
男性がラブホテルなど変な場所に出入りしていないか、リアルタイムで確認できる状況になれば、嫉妬深い彼女も安心することができます。異変を感じた場合には、すぐに自らガードに駆けつけることができるようになるわけですから。
こういう話を男性側の視点で検討すれば、彼女を安心させて、彼女の嫉妬を抑えるための方法として、GPS機能つきの携帯電話やスマホを持ち歩くというのも、一つの有効な方法になるということです。
他の女性からのアプローチを受けたら秘密にしない
嫉妬の感情に駆られてやすい彼女からすると、恋人の男性が他の女性からのアプローチに落ちてしまうかもしれないということが不安なのです。
もし、他の女性からのアプローチを男性が受けた場合は、彼女からの嫉妬を避けるために、アプローチを受けたことを正直に話した方がよいでしょう。下手に秘密にして、後から彼女が知ることになると、「自分に隠れて浮気するつもりだったのではないか」という疑いを招くことになります。
彼女の嫉妬を抑えるということを『最優先の課題』とするのならば、アプローチしてくれた女性には気の毒ですが、男性側は、彼女の立会いのもとにアプローチの手段となった手紙やメールを処分しましょう。ガードの固さを見せることによって、他の女性に恋人が奪われるのではないかという彼女の恐れは和らぎます。
彼女にしかないような長所を見つけだす
上にあげた4つの手段は二人の外部に働きかけるものばかりですが、最高の対処法としては二人の内部の信頼関係を高めることです。
きわめて難しいことですが、男性がその彼女にしかないような長所を見つけだし、自分がその男性にとってかけがえのない存在であるということを認識し、彼女が自信を持てるようになれば、他の女性に恋人を奪われるという心配を彼女がいだかなくてもすむようになります。
これが彼女の嫉妬を抑える最高の方法です。
ただ、この方法は、余程、人間観察能力にたけており、他人の長所を発見するのがうまいという男性でなければ難しいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
他の女性からのアプローチをいかに耐えるかというテーマは、打撃格闘技で相手の攻撃をいかに耐えるかというテーマにも似ています。
今回ご紹介した彼女の嫉妬を抑えるための5つの方法は、打撃格闘技にたとえれば、「相手から距離を取る」「相手に距離を取らせる」「素早くガードする技術を磨く」「ガードを強化する」「打たれ強くする」といったものに対応しています。
そういったイメージで、今回の記事で紹介した内容を記憶の隅にとどめていただければ幸いです。