呼吸が浅いと何が悪いの? その症状や原因と改善策7つ

呼吸が浅い

呼吸が浅くなって、不安になることはありませんか?

心と体のバランスが良好の時には、呼吸の深さなんて意識もしないものです。

ですが、何かの理由で呼吸が浅いことに気がついた時、心と体に何らかの影響が出ていることが多いです。

実は、呼吸というのは、私たちの体に備わっているたくさんの機能がうまく機能してはじめて、正常に保つことができるものなのです

その呼吸に異常があるのであれば、症状や原因を探り、改善策を講じなければいけません。

浅い呼吸が続くと、イライラや不安が強まり、血液の流れが悪くなり、肺や心臓、脳をはじめとする全身の臓器に様々な影響が出ます

そうならないために、あなたができる7つの改善策をご紹介します。

 

 

呼吸が浅いと何が悪いの? その症状や原因と改善策7つ

 



 

そもそも、呼吸の仕組みは?


呼吸は、空気中の酸素を取り入れると同時に、体内で不要になった二酸化炭素を体の外に吐き出す、大切な働きをしています。

その働きをするために、以下を繰り返すのが「呼吸の仕組み」です。

  1. 脳から「息を吸う」という指令が出る。
  2. 脳からの指令を受けて、呼吸に関する神経が働き、肺を広げるために胸郭が外側に、横隔膜が下側に広がり、肺に空気が自然に入り込みやすく働く。
  3. 体の中に二酸化酸素が増えたという連絡が脳に届く。
  4. 脳から「息を吐く」という指令が出る。
  5. 脳からの指令に反応して、胸郭や横隔膜を広げる力が弱まることで肺も縮まり、自然と息が吐き出される。

 

呼吸は、肺だけが動くのではなく、脳・神経・筋肉・受容体・気道・肺・横隔膜・胸郭などが連携してはじめて、体にとって効率的な呼吸が成り立ちます。

つまり、「呼吸が浅い」と感じる時には、どこかがうまく働いていない可能性があるのです。

 

呼吸が浅いと、どんな症状がでるの?


では、呼吸が浅いとどんな症状が出るのでしょうか。

呼吸が浅いと、十分な酸素が体中の組織に効率的に運ばれないため、酸素不足になります。そのため、

  • 息苦しさが続く
  • 手足が冷たくなる
  • めまいや頭痛がする
  • 頭がぼーっとして、集中力が低下する
  • イライラする
  • 記憶力が低下する
  • 不安が高まる

 

などの心と体に不快な症状が出現します。

呼吸が浅い状態が続くと、呼吸回数が増え、不眠となり、結果として呼吸に関する筋肉も疲労し、体力も消耗することになります。

では、どうして呼吸が浅くなってしまうのでしょうか。

 

呼吸が浅くなる原因には


呼吸が浅くなる原因には

  • ストレスや不安が、脳からの指令を邪魔する
  • 気道や肺に異常がある
  • 鼻汁や鼻づまりがある
  • 口呼吸をしている
  • 胸水などがあり肺の広がりが妨げられている
  • 神経痛や手術後などで胸郭が十分に広がらない
  • 猫背など、姿勢が悪く胸郭が十分に広がらない
  • 食べ過ぎや太りすぎなどで横隔膜が十分に広がらない
  • 熱がある
  • 痛みがある
  • 心臓に原因となる疾患がある

 

などがあります。

「呼吸が浅い」という症状一つの中に、様々な原因や要因が隠れているのです

では、呼吸が浅くならないための改善策としては何があるのでしょうか。

 

呼吸が浅くならないためにできる7つの改善策


呼吸が浅くならないためにできる改善策についてご説明します。

 

腹式呼吸を行う


胸郭の動きを中心に行う胸式呼吸だけでは、呼吸が浅くなりがちです。横隔膜も十分に動かす腹式呼吸を取り入れることで、ゆっくりと大きな呼吸をすることができます。

方法は、お腹に手を当て、お腹を膨らませながら鼻からゆっくりと息を吸い込み、そして、ゆっくりとお腹をへこましながら息を吐き出します。

腹式呼吸を取り入れることで、深呼吸も効果的にできるため、不安が軽減するとともに、深部のリンパ液に流れも改善します。

呼吸が浅くなっていると感じた時は、腹式呼吸で呼吸を整えてみましょう

 

鼻呼吸を意識する


呼吸が浅いと感じる人の中には、無意識に口呼吸をしている方がいます。

慢性的に鼻が悪い方は、無意識に口で呼吸をしていることが多いようです。

しかし、鼻呼吸のほうがより効率的に空気を肺に送り込むことができます。

口で呼吸をしていることに気がついたら、口を閉じて鼻呼吸をするように心がけましょう

 

呼吸筋のストレッチをする


呼吸に使われる筋肉は、休むことなく働き続けています。そのため、ストレスや同一体位、痛みなどがあると、知らないうちに首や肩、胸や背中などの筋肉が硬くなり、呼吸が浅くなってしまいがちです。

ですから、呼吸筋のコリをほぐして、しっかりとした呼吸ができるように呼吸筋ストレッチを取り入れることも、浅い呼吸を改善するためには効果的です。

ゆっくりと肩を回す、ゆっくりと背伸びをするだけでも、呼吸筋のストレッチになりますが、おすすめは、「ラッタッタ呼吸体操」(http://yasuragi-iki.jp/breath/:安らぎ呼吸プロジェクト)です。無理をせず、毎日続けることが、呼吸を整えるために適しています。

 

姿勢に意識する


呼吸は、胸郭が十分に広がり、肺が広がるスペースができてはじめて、十分な活動ができます。ですから、胸郭を十分に広げるために、自分の姿勢を意識しましょう。

浅い呼吸をしがちな方は、鏡で猫背になっていないか、不自然に左右のどちらかに体が傾いていないかを確認して下さい。

背筋を意識してまっすぐにするだけで、胸郭が大きく広がります

それだけでも、呼吸が楽にできるようになります。

 

ストレスをためない


呼吸は、生命維持に欠かせない機能でありながら、自分の意志で浅くしたり、深くすることができます。

心配事やストレスがかかると、呼吸の司令塔である脳の信号のリズムが乱れ、呼吸が浅くなります。

ストレスにより呼吸が浅くなると不安が高まります。不安が高まると、さらに呼吸が浅く早くなります。そうすると、さらに不安が高まり・・・といった悪循環が起こることになります。

呼吸が浅くなりがちな方は、ストレスをためないように心がけることも、呼吸が浅くならない改善策になります。

 

生活習慣を変える


生活習慣の乱れも、呼吸が浅くなる原因のひとつです。

例えば、喫煙も呼吸が浅くなる原因ですし、不眠や運動不足、食べすぎや肥満なども、呼吸が浅くなる原因になります。

年齢とともに呼吸が浅くなったと感じている方は、生活習慣を見直してみましょう。

体重をBMIの正常範囲内に保つ、ウォーキングを取り入れる、禁煙をする、睡眠不足を解消することも、浅い呼吸に対する改善策になります

 

病院で原因を調べる


呼吸が浅い原因は、呼吸に関わる臓器や器官に異常が起こっていることもあります

呼吸だけでなく、昼間も異常なほど眠気がある、運動をすると呼吸だけでなく脈も速くなる、むくみがある、胸に痛みがある、痰や咳など他の呼吸器症状があるなど、浅い呼吸以外に症状がある場合には、病院に行って検査を受けた方が良いでしょう。

呼吸は、全身の臓器や細胞に酸素を供給する大切な働きをしています。

自分の生活を見直し、セルフケアを行っても浅い呼吸が改善しない場合には、専門家に診てもらった方が正確な原因と改善策が提示されるので安心安全です。

 

まとめ


呼吸は、全身に酸素を運ぶ大切な役割をするとともに、たくさんの臓器や器官がうまく機能してはじめて、その役割を発揮することができるものでもあります。

ですから、その呼吸が浅いのであれば、なにかしらの異常が体に起きている可能性が高いです。

まずは、セルフケアとして、意識して腹式呼吸を取り入れたり、ストレスを軽減したり、生活習慣を整えるなどの改善策を試してみてください。

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