使えない部下に困らされていませんか?
社会人としてキャリアを重ねていくと、部下を持つ機会も自然と出てきます。
必ずしもみんながみんな自分に協力的、能力がある部下だけではなく、使えない部下も一定数存在します。
使えない部下のせいで出世が危ない!
使えない部下の責任を取らされてばかりだ!
こんな愚痴はそこら中の管理職から聞こえてきます。
しかし、愚痴ばかり言っていても使えない部下はいつまでたっても使えない部下のままです。ある日突然使える部下に変わったりはしないのです。
そんな使えない部下をうまくコントロールし、使える部下に育て上げる方法を考えてみましょう。そして、部下だけでなく、自分自身の成長にも繋げましょう。
長所を探す
使えなさそうに見える部下でも一つぐらい長所があるものです。
「報告書を書かすと誤字脱字が目立つが、同僚間のコミュニケーションはうまく取れる」
「タスク管理はうまくないが、作業自体は精度が高い」
など、使えない部下にも使える長所はいくつか見つかるはずです。
それを見抜き、部下が使えるようになるようアサインする仕事を変えてみると、見違えるように輝いてくるはずです。
仲良くする
使えない部下の特徴として多く見られるのが、上司への報連相を嫌うということがあります。
スケジュール通り、問題なく作業が進んでいるのであれば問題ありませんが(それでも報告はほしいですが)、問題が起こっていても何も言ってこない部下がいます。部下からすれば怒られるのが嫌で言ってこないことがほとんどでしょうが、上司からすると問題は早めに片付けないと傷が広がるばかりです。
そんな使えない部下に報連相をさせるための方法として、部下と仲良くなるということがあります。
この人に相談しても怒られるんじゃなく、一緒に考えてくれるはずだ。そう思われれば部下からの報連相の頻度も上がり、使えない部下も使えるようになります。
ちょっとしたことでも褒める
仕事に対するモチベーションがあがらず、やる気がなく使えない部下となっている人もいます。
そんな部下にはちょっとしたことでも褒めることが効果的です。
自分のやったことが評価されていないと感じ、やりがいを見いだせないままに仕事をしてしまっているのです。
多くの場合、部下を褒めるタイミングというのは、節目となるタイミングだと思います。その褒めるタイミングを細かくわけ、一つひとつのタスクがうまくいくたびに褒めるようにしてみましょう。
最初は、部下も戸惑うかもしれませんが、次第に自分に自信がつくようになり、仕事に対して前向きな考えを持ってくれるようになります。そうすれば自分から率先して業務に当たるようにもなり、仕事に対する意識にも変化が訪れてくるでしょう。
使える部下に使ってもらう
人には向き不向きがあるのは事実です。それは部下として上司との接し方にも言えますし、上司として部下のコントロールの仕方にも言えます。どうしてもうまく噛み合わない人がいるのは仕方のないことかもしれません。
しかし、部下のすべてが使えない部下であるということはあまりないのではないでしょうか。また、一人は使える部下がいるかと思います。使えない部下はその「使える部下」に使ってもらうというのも部下のコントロール術の一つです。
「使える部下」にとっては人をコントロールする方法を学ぶ機会にもなりますし、使えない部下にとっても従う相手が変わるので接し方も変わることでしょう。なにより上司であるあなたの手を煩わせる機会が減ります。
使えない部下を自分で使わなければいけないということはないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あいつは使えない部下だと嘆いていても、いつまでたっても使えない部下のままです。
使えない部下を使える部下に育てることで、仕事もうまく回るようになり、自分自身への評価も良いものへと変化させていくことができます。
今日から始めて明日には変わっているというものではありませんが、長い目で見ていけばプラスのサイクルへ変えていくことができます。