自分に自信がない人は、簡単な仕事でも間違いがないかどうか不安で、過剰に何度も繰り返しチェックしてしまうことがあります。
もちろん、そういうことが結果的に良い結果をもたらす場合もありますが、トータルで見た場合、良い結果をもたらす割合は、ごくわずかでしょう。
余計な不安を取り除き、適度に、自分に自信を持つには、どのようにすれば良いのでしょうか?
今回の記事では、あなたに『自分に自信を持つ方法』をお薬として処方させていただきます。
日頃から努力を積み重ねよう
努力は負けたくない理由をつくります。
もちろん、負けたくないと思っても、事実(そうであること)と当為(そうあるべきこと)は別ですから、負けるときは負けます。
それでも、結果が出るかどうかわからなくても、日頃から努力を積み重ねましょう。
自分が少しずつでも成長しているという感覚を持つことが大切です。
今日は駄目でも、明日にはできるかもしれない。
未来の自分を思い描く想像的体験も、自分に自信を持つには、有効です。
努力している姿は人に見てもらおう
結果が出るかどうかわからない努力は、影でするべきだという不言実行の方もおられます。
確かに、まわりの人達が不確かな要素に過剰な期待を抱いてしまうと、それが失敗したときに全体に大きな損害が生じる場合もあるので、そういう気遣いも必要でしょう。
しかし、自分に自信を持つ方法としては、努力している姿は人に見てもらった方がいいです。
「あれだけ努力しているからには、あいつはいつか結果を出すかもしれないぞ」といったような周囲の声は、あなたの自己評価にも良い影響を及ぼすことになるでしょう。
等身大の自分を愛してもらおう
心的外傷、psychological trauma、トラウマといった言葉があるように、言葉は、ときには刃物よりも人間を深く傷つけるものです。
精神も身体と同じく耐久力には限度が存在しており、あまり深く傷つけられると回復不能になってしまいます。
あれが足りない、これが足りないと厳しいことを言われたとき、その心の傷をいやしてくれるのは、誰かに等身大の自分を無条件に愛してもらった記憶です。
現実社会の様々な困難に打ち克って、自分に自信を持つためには、精神的にタフでなければなりません。
そのためには、条件つきの愛情だけが氾濫する時代に難しいかもしれないですが、無条件に愛された記憶というのは大切なものです。
具体的目標について考えよう
自分のことを足りないと思い込む自信の欠けた人たちの話を聞いてみると、「自分は何をしたいか」という具体的目標がない事が多く、その事について、悪意がある人たちから「足りない」と注文をつけられ続けている傾向が強いようです。
ですから、まず、「自分は何をしたいか」という具体的目標について考えましょう。
それをしなければ、あなたに対して悪意がある人たちは、目標を次から次へと外側から設定して、あなたのことを足りないと言い続けることになります。
「動くゴールポスト」を追いかけてはいけません。
自分の適性を知るテストを受けよう
どんなに優れた人であっても、人間には向き・不向きというものがあります。
結果がでなければ、多くの人々は自信を喪失してしまいます。
自分に自信を持つには、自分の得意なものは何なのか、自分の適性を知りましょう。
自分の適性を知るためには、周囲の人々の意見を参考にするのが大切です。その手段として、ジョハリの窓といった心理学上のツールがあります。
なお、たとえ結果がでなくても、自分の好きなことをやり続けるられる事は、得難い才能ですし、それも人生の勝利者であると言えるのではないでしょうか。
あなたの才能を発見してくれる人を探そう
自分では無価値と思っていた素材や能力が、その利用方法をよく知る他人の目からすると、宝の持ち腐れに映っている場合が、世間には多くあります。
あなたの才能を発見してくれる人を探しましょう。
余談ですが、相手の長所を見抜き、それに対策を練る事を仕事として経験してきた人は、他人の長所を素早く発見することが得意なことが多いです。
短所は長所の裏返しと知ろう
長所は短所の裏返しともいいます。
相手が得意としている長所の裏に、その長所ばかりを頼りにしているがゆえの短所というものが見つかります。
逆に言えば、明確に短所があるのにもかかわらず、あなたが何とか生きてゆくことができたのは、それを補う長所があったからです。
自分の短所にただ悩むだけでなく、その短所の裏返しとも言える長所を探してみましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
最初にも触れましたが、実は「自信が持てない」ということ自体が、才能として評価されることもあります。
世間は広くて、本当に適材適所の色々な才能が求められています。
探せば、きっと、あなたのベストプレイスが見つかるはず。
正当な自信をあなたが持つために、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。