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表情が読めず不気味! ピエロ恐怖症の原因と克服方法

ピエロ恐怖症 克服

あなたは、ピエロを見たことがありますか?

日本ではめったに見ることはありませんが、外国ではホームパーティーや街頭パフォーマンスでピエロを見る機会が良くあります。

白塗りの顔に、大きく書かれた口・・・

このピエロに言いようのない恐怖を感じてしまう『ピエロ恐怖症』という症状があることをご存知でしょうか?

おどけたしぐさや表情で、もともとは人を楽しませるための存在であるピエロ。

このような楽しい存在であるはずのピエロに恐怖を感じてしまうピエロ恐怖症とは、いったいどのようなもので、どう克服すればいいのでしょうか?

ピエロ恐怖症の症状と原因

ピエロの特徴は、白塗りの顔と赤く大きな鼻、顔の半分を占めるほど大きく書かれた赤い口です。

言葉を発することなく、しぐさでおどけて周りを楽しませます。

一見すると、おもしろおかしいキャラクターですが、白塗りで表情が読めないだけでなく、言葉を発することがないので、そのようなところで不気味さも感じさせます。

人間は、表情が読めない相手とはコミュニケーションがうまく取れません。

表情が読めない相手と話していても、本音で話しているのかどうかが分からないという警戒心が働いて、相手を信用できなくなるのです。

表情が読めず何を考えているのかわからない、信用できない相手に対して、人は恐怖を感じることがあります。これが、ピエロ恐怖症の原因と言われています。

また、映画やアニメのキャラクターで、ピエロのメイクをした悪役が出て来ることもあります。

そのような悪役イメージから、ピエロは恐怖を感じる対象だと脳に刷り込まれると、すべてのピエロに対して恐怖を感じてしまうようになります。

あまりにも恐怖感が強いと、カードや絵本に書かれたピエロの絵や、置物にまで恐怖を感じるようになり、ふとしたときに突然目に入ってきて気絶してしまうこともあるのです。

今回は、珍しい恐怖症の一つでもある、ピエロ恐怖症の克服方法についてお伝えしていきます。

ネガティブなイメージを変える

恐怖症の克服には、『認知行動療法』という心理療法が効果的です。

認知行動療法とは、ある事柄に対する思考や、そのことに対しての行動を変えて心のバランスをとるという心理療法です。

恐怖症を発症する対象に対して、抱いているイメージや考え方を変えて、恐怖を感じないようにコントロールしていきます。

ピエロ恐怖症は、ピエロに対する「ピエロは怖い」というイメージを持っていることから発症します。

しかし実際、ピエロがいきなり襲ってきたり、ピエロによって命の危機にさらされるということはありませんよね?

初めは、ピエロの顔を思い浮かべるだけでピエロ恐怖症を発症して、恐怖で辛いかもしれませんが、そこで自分がピエロの何が怖いと感じているのかを見出さなければ、克服はできません。

1日5分でもいいので、ピエロに対する恐怖のイメージを変えて、克服するためのイメージトレーニングをしてみましょう。

恐怖を認めて、恐怖症を受け入れる

ピエロ恐怖症とまではいかなくても、確かにピエロには少し不気味なイメージがあります。

先にお伝えした通り、表情から本音が読めない相手に対して、人は不信感や恐怖を感じやすくなるからです。

恐怖症を発症する人は、発症してしまう自分に対して否定的なイメージを持ち、自分を責めてしまう傾向があります。

恐怖症を発症するのは、自分が弱いからだとか、変だからだというように、恐怖を感じる自分を否定してしまうのです。

自分を否定せず、ピエロに恐怖を感じる自分を受け入れ、「私はピエロ恐怖症である」ということを認めましょう。

そして、それはおかしいことではなく、誰にだって恐怖を感じるものがあると考えましょう。

それだけで、だいぶ心の負担が少なくなり、楽になるはずです。

エクスポージャー(暴露)療法

認知行動療法の中に、エクスポージャー(暴露)療法というものがあります。

これは、自分が抱いている恐怖の中にあえて自分から飛び込み、恐怖に正面から立ち向かうという、少し強引な心理療法です。

ピエロ恐怖症であれば、まずピエロが出てくる絵本を読んだり、映画を見たりします。

最初は恐怖を感じて、目を閉じてしまうかもしれません。

しかし、絵本や映画を見ながら、そのピエロが実際に自分を襲ってくることはないことを理解すれば、そのピエロには恐怖を感じなくなります。

絵本や映画の中のピエロを克服することができたら、今度は実物のピエロに会います。

おどけて近づいて来たり、いたずらをしようとしてくるので、絵本や映画に比べて、より恐怖を感じるかもしれません。

しかしそこでも、絵本や映画の中のピエロを克服できた時と同様に、ピエロが自分を襲ってくることはないとわかれば、ピエロは怖くないものだと体感することができるのです。

この方法は、個人で行うことも可能ですが、息苦しさを感じたり、体調に異変が現れるようなときは中断しましょう。専門家に相談しながら進める方が安全で安心です。

無理に行ってしまうと、恐怖感が増して、逆にピエロ恐怖症が悪化し、克服が困難になることもあります。

まとめ

いかがでしたか?

今回はピエロ恐怖症の原因と、3つの克服法についてお伝えしました。

ピエロ恐怖症は、とても珍しい恐怖症のひとつです。

このような珍しい恐怖症の症状は、周りに理解してもらうことがなかなか難しいかもしれません。

ただ、どんな恐怖症にも、必ず原因があります。

ささいなきっかけだったり、自分の思い込みだったり、原因はさまざまですが、恐怖に立ち向かい、自分の意識を変えることで克服につながります。

恐怖に立ち向かうことは、とても勇気がいることです。

そのためにも、恐怖症の克服には、周りの理解がとても重要な支えとなります。

誰にでも、恐怖を抱く対象はあるものです。

恐怖を抱いてしまう自分も、ありのままの自分として受け入れ、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。

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