最近はテレビのバラエティ番組でも、潔癖症の芸能人などが非常に多く、潔癖症であることを公言してはばかりません。
そんな人たちの話をきいていても、キレイ好きというだけではなく、色々なこだわりがあるようです。
しかし、そういう人たちは得てして人づきあいが嫌いなようで、結婚生活なども上手くはいかないケースがチラホラ見受けられます。
今回は、潔癖症な人だとわかる特徴を7つお伝えしていきます。
潔癖症は病気?
潔癖症はある種の病気であると言えます。
これは強迫観念症の1つで、症状の重さは違えど、精神疾患を抱えている人と考えてもいいでしょう。
多くの人が潔癖症をただのキレイ好きと思っているようですが、それは大きな間違いなのです。
潔癖症は、清潔好きなのではなく、「許せないこだわり」がある人なのです。
そして、それがキチンと成されていないと、心が騒いで仕方がないのです。
潔癖症も重度になると、一種のパニック障害も起こしてしまいますので、あまりにひどい様子が見えるようなら専門医にかかるべきです。
もし、身近な人がそうであるなら、早期の段階で病院に行くことをおすすめします。
どんなことでも白黒つけたがる
潔癖症の人は、もしそれを隠していても、物ごとの白黒をつけたがる性質で判ってしまいます。
普通の人は、グレイゾーンの結果であっても、どこかで妥協しますが、潔癖症の人はそれができません。
こういう人は、結論が出るまで話を終えようとはしません。
たとえ、どれだけ時間を費やそうと、最終的に答えがハッキリするまで止めないのです。
人と飲食をシェアしない
これは、潔癖症の人ではなくても嫌がる人は少なくありません。
ですが、潔癖症の人は、自分ができないだけでなく、人がしていることもいぶかしがって見ています。
また、シェアしたがる人とは疎遠になっていきます。
当然、鍋などは絶対に嫌がります。
自己中心的なところがある
潔癖症な人は、自己中心的なところがあります。
と言うのも、自分のこだわりを貫きとおすには、他者には譲れない部分があるからです。
他者と折り合いをつけようとすると、自分が持つこだわりを時には捨てねばなりません。
ですが、潔癖症の人はこだわりを一時であろうと曲げることをしません。
ゆえに、どうしても自己中心的な部分がないと成立しないのです。
実はとてつもなくだらしない
潔癖症の人は、全てにおいてキレイ好きで、完璧主義のように思われがちですが、実はそうではありません。
潔癖症の人は、重度になればなるほど、他の部分が疎かになるのです。
言ってみれば、1点主義と言ってもいいかも知れません。
そのため、潔癖症がひどい人は、自分自身が重要視するところ以外は、実にだらしないのです。
「それで本当に潔癖症? 」と疑いたくなるほど、ひどい部分はひどいのです。
潔癖症には匂いにこだわる人が多い
潔癖症の人は、匂いにこだわる人がかなり多いです。
この理由は100%明確にはなっていませんが、良い匂いで充満させれば、全てが覆い隠せると考えてしまうようです。
嗅覚は、人間の最も敏感な部分であり、最も記憶に残るものです。
それだけ人間にとって強い印象を持つ匂いは、潔癖症の人にとっては、いわゆる1つの特効薬と言えるのです。
ですが、これはあくまで、ごまかしです。
しかし、ごまかしであっても、潔癖症の人は、匂いで全てを消去できるとかんちがいしている傾向があるのです。
潔癖症の人は攻撃的でかんしゃく持ち
潔癖症の人は、その多くが他者に理解され難く、また病的です。
そのため、自分と相容れぬことをする人しか周囲にはいないわけです。
つまり、その思いを共有できる人物がいないということです。
すると、当然自分が当たり前であると思っていることを、他者はしてくれませんから、どうしても攻撃的になってしまいます。
そうしなければ、自分がこだわっていることが成り立たないからです。
何回言おうと、他者は何故それにこだわるのか理解できませんから、潔癖症の人にとっては思いとおりにならないわけです。
これが積もり積もって、攻撃的な部分がやがて「かんしゃく」となってしまうのです。
これは、進行するとやはり重度の精神疾患にもなりかねません。
身近な人がそうであるなら、専門医に相談を受けさせた方が良いのですが、恐らく潔癖症の人は受け入れないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は潔癖症の人の特徴について説明してきました。
潔癖症もただのキレイ好きなら良いのですが、潔癖症は病的であり、他者にも強くそれを求めるので非常にやっかいです。
できるものなら、こういう人とは一定の距離を保っておきたいところですが、身近な人の場合はそういうわけには中々いきません。
彼らの特徴を知って、何とか、しのぐようにしましょう。