人生をより良きものにしたり、その流れを呼び込むためには自分を客観視するというスタートラインの認識は欠かせません。
多くの人が自分を客観視することの重要性・必要性を認識していますが、客観視できるようになると何が変化していくのでしょうか?
今回は自分を客観視すると、できるようになるコトを掘り下げてご紹介しましょう。
自己成長しやすくなる-過去を客観視する
自分を客観視することが苦手な方は、過去を通じて客観視してみると良いでしょう。
ここから客観視のアクションをはじめてみる事で、スンナリ実行できる場合があります。
あまり過去過ぎても効果が半減しますので、今日一日の行動を中心に客観視してみましょう。
頭の中で客観視するまえに、1日の出来事を行動と心持(その時どう感じたか)を中心に書き出してみるとよりスムーズに行えます。
その後、その出来事をうまく行ったこと・うまく行かなかったこと・どちらともいえない。の3つに区分し、ポイントや〇×でジャッジしてみるのです。
この時、真剣に判断するのではなく、自分自身が納得したかしないか程度の判断で問題ありません。その後、うまく行かなかったことの原因を考えてもし同様の事があった場合、次はどうしたらいいか(どうしようか)を頭の中でシュミレーションしてみましょう。
更に、うまく行ったことを振り返ることも重要です。
それは、成功体験を認識していく(蓄積していく)ことによってうまく行かなかったことの改善方法のヒントになるかもしれませんし、あなたのアクションに対する自信につながる可能性があるからです。
自分の行動や心持を振り返り把握していくことで自分と向き合うことが容易になり、ひいては自己成長へとつながっていくのです。
ストレスフリーへの近道-認知バイアスの歪みを矯正する
人間のコミュニケーションは、極論すると、相手の言葉や仕草・表情などのリアクションを通じて相手の気持ちを察する行為でしかありません。
つまり、自分のフィルターでしか相手を見れないという事です。
そのフィルターが歪んでいたらどうでしょうか?
例えば上司が同僚と雑談しているところを貴方が目撃したとします。その時、単なる雑談と捉えるか上司が同僚と自分の悪口で盛り上がっている。と捉えるかで人生は大きく変わってくるのです。
また、自分のもつ固定概念やステレオタイプ(血液型A型の人は・・・とか、おとめ座の人は・・・など、マイナスに作用すると偏見になる)でも相手の行動は歪んでしまいます。
つまりは、自分の捉え方が自分自身を苦しめているという場合があるのです。
その捉え方を矯正していく為には客観視する方法が最適であり、客観視できるようになると変な捉え方による心身のストレスを軽減させることができるのです。その為には、客観視しながら『別の見方・選択肢』を探していくクセをつけることです。
キャリアメイキングに役立つ
ビジネスをしていくうえで、自分の所属する組織や仕事に、アイデンティティーを感じることができるかどうかは非常に重要です。
その為には
・日々どの様なスキルを蓄積しているのか
・組織の中での自分のポジションはどうなのか
・今後どのように進めていくのか(仕事上での成長やそのためのスキルの獲得方法)
・会社は自分に何を求めているか
・会社は自分になにをしてくれるのか
など仕事に特化した客観視を行う必要があります。
このことにより自分のキャリアの方向性や妥当性を考えることができるのです。
これをうまく考えられない人は運でしかキャリアメイキングをより良いものにすることはできません。
仕事を細分化(棚卸し)しながら自分にどのようなスキルが身についているかを理解して1年先・3年先の自分をイメージしてみましょう。
やりたいこと(やってみたいこと)、なりたいポジション(役職に置き換えられる場合は役職)などゴールをイメージしてみるのも方法の1つです。
ステータスを手に入れる
自分を客観視できるようになるとイメージの自由度が増し、イメージと現実(今の段階)のギャップが受け入れやすくなります。
ひいては自分の定めた目標やステータスを獲得しやすくなります。
成功者の共通する特性として『自己を客観視する』という要素が上がるのもこの様な理由からです。
このようなイメージをセルフイメージと言いますがセルフイメージの精度が上がるにつれ、自分に必要な要素が明確に分かるようになりますし、そのステータスを手に入れるためにどの様なリスクが生じる可能性があるのかを分析することができるようになります。
いわば、先の見えない道を照らすライトのような役割を果たしてくれるのです。
まとめ
いかがでしたか?
自分を客観視するという事は思考法です。
今回紹介したアプローチ以外にもいろんな方法がありますので自分に合った方法を積極的に探して実践し、客観視が容易にできるように工夫していくと良いでしょう。客観視は全ての扉を開けるカギなのですから。