なぜ?仕事に行けない…出社拒否の症状と原因・その対処法

出社拒否

社会人として働いている人は誰でも、一度くらい仕事に行きたくないなぁと思ったことがあるのではないでしょうか。

片づけるべき書類が溜まっていたり、また休み明けの夜などには、多くの人が明日は休みたいと思うものでしょう。

しかし、いくら仕事に行きたくないという気持ちがあるからといって、本当に仕事に行かないとなると話は別です。

このように…最近は、仕事に行かなければならないが行けないという出社拒否で悩んでいる人が増えていると言われています。

そこで今回は仕事に行かなくてはならないが行けなくなった…いわゆる出社拒否の症状で悩む人の対処法についてお伝えしていきます。

出社拒否の具体的な症状や原因はもちろん、実際に会社に対して、また自分自身に対してどのような対応をすればよいかについても詳しくお伝えしていきます。

また、病院などでの出社拒否症の治療や、自分自身を見つめ直すのに役立つ出社拒否チェックなどもご紹介していきますので、万一あなた自身が出社拒否に陥った場合や、あなたの周りに出社拒否症で悩んでいる人がいるなら、ぜひ参考にしてくださいね。

出社拒否の具体的な症状

社会人であれば誰もが当たり前にできる毎日の出社ですが、ある時からふとしたきっかけによって出社したくてもできなくなってしまう人がいます。

出社時間が迫っているのに身体が動かない会社の近くまで来ているのに中に入れないなど…理由も分からないまま悩んでいる人は少なくありません。

そこでまず、最初に出社拒否とはどのようなものか、その意味や具体的な症状についてお伝えしていきます。

出社拒否とは?

そもそも出社拒否というのは、会社に行かなければならないということは理解しているのに会社に行かない出社を拒んでしまう状態のことを指します。

ただ会社に行きたくないというよりは強い気持ちであり、どちらかというと会社に行けないという方が近いかも知れません。

そうした気持ちの状態が長く続くと出社拒否症という病気だと考えられます。

出社拒否症というのは、身体的または精神的な症状が出てしまって、実際に出社できなくなる病気を指しています。

このような症状は突然現れることも多く、周りはもちろんのこと…一番は本人が戸惑うようです。

もしあなたの周りに、そんな症状で悩んでいる人がいるなら、ぜひ力になってあげたいものですね。

出社拒否の具体的な症状

実際に出社拒否の状態に陥ってしまうと、以下のような様々な症状が現れてきます。

以下の項目に、心身への様々な症状や具体的な行動を挙げていきますので、もし今会社に行きたくないと考えているなら、自分の状態と照らし合わせてみてください。

身体的な症状

出社拒否または出社拒否症と呼ばれる状態になると会社に行きたくないという気持ちだけでなく、身体的な症状が現れてしまうことがあります。

出社する前日までは何ともなかったのに、いざ会社に行こうとすると…頭痛やめまい、腹痛や吐き気といった具体的かつ身体的な不調が出るのです。

人によっては、本当に発熱してしまうこともあると言います。

また、頑張って家を出発して会社の近くまで行ったのに、いざ会社の中へ入ろうとすると手足が震えてしまったり、金縛りにあったように体が動かなくなる人もいるようです。

こうした身体的な症状が現れている人は、出社拒否症の中でも比較的重度の状態だと考えられています。

精神的な症状

また、上記のような身体的な症状が現れていなくても会社に行きたくないという気持ちから、様々な精神的症状に発展することは多々あります。

出勤することに対する意欲の低下が日常生活のどんな場面でも現れるようになったり、会社へ行くことに対して不安感や緊張感が強すぎて、人によっては動悸や呼吸困難を伴うようなパニック障害を発症してしまうこともあるようです。

更には、集中力の低下や食欲減退、不眠症などの睡眠障害など…いわゆるうつ病のような症状が現れてしまうこともあります。

よくある行動

そうした身体的・精神的な症状が現れると、仕事だけでなく日常生活にも大きな支障をきたしてしまうため、実際に出社したくてもできなくなりますが、そうした症状が現れる前には出社拒否特有の行動を取ってしまうようです。

遅刻や無断欠勤はもちろん…いざ会社を休んでしまっても、会社からの電話やメールに返信できなかったり、SNSなどにも答えられなくなります。

そのようにして会社を休めたからといって気持ちが晴れるわけではなく、むしろ罪悪感などが強くなってしまい、自宅に閉じこもったり会社以外の場所に出かけてしまう人もいるようです。

だからといって、そのような行動を取る人がすべて引きこもりのような状態になるわけではなく、仕事以外のことなら集中できたりするわけですから…そのような状態を目の当たりにした人の中には仮病甘えだと勘違いしてしまう人も少なくありません。

このように、一口に出社拒否といっても全ての出社拒否症の人が同じ行動パターンを取るわけではありません。

ですから周りの人たちも、出社拒否している人の取る行動だけを見て、一概に決めつけるようなことはできないのです。

出社拒否ではなく5月病かも?

ここまでは出社拒否症の人が抱える症状や行動についてお伝えしてきましたが…その内容を見てあれ?5月病と似てるのでは?と思った人もいるかもしれませんね。

5月病は、新たに就職や転職をしてから約1~2ヶ月ほどで起こることがある不調の通称で、その症状や行動は出社拒否症と変わりません。

更に、5月病と呼ばれているからと言って必ず5月に発症するわけではなく、新しい環境の変化が引き金でストレスや疲労を感じると起こるものなのです。

出社拒否症というのは、環境の変化が無くても突然起こることがある不調ですので、5月病とは少し違うと言えます。

だからと言って安心できるものではなく、5月病も悪化すると無気力状態からうつ病に発展してしまう恐れがあるので、注意しておく必要があります。

出社拒否の原因と対処法

ここまでの内容を見ていただいても分かるように…出社拒否症に陥ってしまうと、会社での社会生活だけでなく、それ以外の日常生活にも支障をきたすような状態になってしまうことがあります。

そうした事態に見舞われるのを避けるには、出社拒否になってしまう原因を知り、その対処法を覚えておくことが大切になります。

そこでここからは、出社拒否の原因と対処法について詳しくお伝えしていきます。

出社拒否の原因

特に会社でトラブルに見舞われているわけでもないのに、急に陥ってしまうことがある出社拒否。

その原因は主にストレスであると言われています。

ストレスと言っても、人によってどのようなことがストレスになってしまうかは異なりますから、ここでは出社拒否に至ってしまう原因をストレスという側面から探っていきましょう。

仕事内容や職場環境が合わない

そもそも仕事内容が合っていない場合、そんな会社に行くというだけでストレスを感じるのは当然のことです。

例えば…人と話すのが苦手なのに営業職に就いていたり、計算に対して苦手意識が強いのに経理を務めなくてはならない…など、仕事そのものがストレスの場合には出社拒否しても不思議ではないでしょう。

また、仕事内容にやりがいを感じていたとしても、職場環境が合わないと感じていれば…やはりそれはストレスの原因になります。

このように、仕事内容や職場環境が合わないということは大きなストレスの要因となり、出社拒否に至ってしまう可能性があります。

通勤時間が長い

いくら仕事内容や環境が合っていても、その会社にたどり着くまでの通勤時間があまりにも長いというのは、大きなストレスですよね。

通勤時間の長さというのは、毎日のことですから少しずつストレスが積み重なって大きな負担になってしまうものです。

通勤のストレスは、なにも電車やバスを利用している人に限りません。

たとえマイカー通勤をしていても、往復の運転時間が長いというのは心身の疲労につながりますから、出社拒否の原因に十分なり得ます。

仕事の量が多い

いくら仕事内容が合っていたとしても、また通勤時間に問題がなくても、会社に着いて取り掛かる仕事の量が多ければ、当然ながら疲労とともに大きなストレスがかかります。

その疲労やストレスの蓄積から出社拒否を起こしてしまうことは、容易に考えられるのではないでしょうか。

自分自身のキャパシティを超える量の仕事を任されていたり、そのため通常の業務時間内で終わらず残業が続いている…などという状態にいる人は注意が必要です。

今は何とかこなせていても、いつか自分自身の中で限界を超えてしまうため、会社に行きたくても行けない状態になる恐れがあります。

仕事に対するプレッシャーが大きい

会社に勤めていると、時に大きなプレッシャーを感じることがあります。

責任が重い役職に就いたり、重要なプロジェクトに参加して責任あるポジションに就いている…など、そうしたことは年齢や経験に関係なく、あなたの技量を見て任されるものです。

しかし、任された当の本人が自分に自信を持てなかったり、気が弱いタイプで周りにNOと言えない人であった場合、そんなプレッシャーが重圧となってしまうようです。

こうしたストレスは、なにも若い人にばかり起こるものではなく、年齢や経験を重ねた中間管理職的な立場の人にも、また重役になっても起こりうるものです。

出社拒否症というものは、そうしたストレスが引き金となることもあるため、誰にでも起こりうるものだと考えられているのです。

挫折したことによるストレス

人は、成功ばかりで成長するわけではありません。

どんなに才能あふれる人でも、何らかの挫折を経験していますし、その経験を踏まえて成長することができるもの。

しかし、そんな挫折した経験をきっかけに出社拒否に陥ってしまう人はとても多いと言われています。

特に、会社内でも優秀だとして周りから高い評価を受けていた人ほど、一度の失敗が大きな痛手となってしまいます。

そうした挫折の経験から逃げたいと思う気持ちが強ければ強いほど、それが引き金となり出社拒否症となってしまうのです。

対人関係のトラブル

これは当然と言えば当然の原因ですが…会社内の対人関係に悩んでいる人は、出社拒否症になりやすいと言われています。

会社の上司や同僚から、パワハラ・セクハラを受けている…なんて場合は当然それが大きなストレスになるでしょう。

また、直接危害を加えられるようなことはなくても、なんとなく苦手なタイプの人がいたり、仲良くできない同僚がいる…などという場合も、やはりその関係性がストレスになります。

ですから出社拒否症になってしまった人の対人関係を見て、表向きは何も無いように見えても、実際の心の内は本人にしか分かりません。

どのような状態にストレスを感じているかは人それぞれですから、一概に判断することが難しい…それが出社拒否の難しいところなのです。

私生活のストレスの影響

出社拒否の原因は、なにも会社だけにあるのではありません。

会社での仕事や対人関係がいかにスムーズで順風満帆でも、私生活に大きなストレスを抱えている場合には、それが原因で出社拒否してしまうことがあるようです。

夫婦や家族間のトラブルや失恋、また本人や家族に病気やケガがあったり、家族に介護を必要とする人がいる…など、プライベートで起こる様々な出来事が大きなストレスとなって心に傷を残すことは多々あります。

その影響から、会社に行く気力まで失ってしまい出社拒否に陥る人は実際に少なくないと言われています。

このような状態で出社拒否をする人は、自宅にも居場所を見出せない場合が多く、いつものように出勤するものの会社には行かずフラフラしている…そんな様子が見られるようです。

出社拒否への対処法(会社への対応含む)

出社拒否というのは、様々なストレスを原因としていることが多く、出社拒否をしている本人にも気持ちをコントロールすることは難しいものです。

そのため、出社拒否してしまった自分を自分で責めて自己嫌悪に陥ったり、罪悪感からより一層気持ちが落ち込んでしまう…という悪循環を生み出してしまいがち。

しかし、そうした負のスパイラルに陥らないように、出社拒否の症状が出た時の対処法を知っておくと、いざという時に冷静に対応することもできるのではないでしょうか。

そこでここからは、出社拒否への上手な対処法をお伝えしておきます。

いざという時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

思い切って休暇を取る

別に仕事をサボって楽をしたいわけではないのに会社に行けないという状態になる出社拒否症。

こうした症状が現れてしまった時、まずやってみて欲しいのが思い切って休むということです。

そもそも、出社拒否の状態にある人は心身に大きなストレスを抱えているのですから、そのストレスを少しでも軽減するために休息をとるというのはとても大切です。

しっかり休息することにより、疲労やストレスが軽くなって出社拒否の状態から抜け出せることはよくあります。

これから先も、良い仕事をしていくにはしっかり休むことも仕事のうちだと割り切って、会社に休暇申請を出しましょう。

リフレッシュして気分転換を図る

何も休暇まで取らなくても…と、会社に休暇申請を出すことにためらいがある人は、元々ある休日でリフレッシュをすることをオススメします。

休みの日にまで仕事が終わらないからと家に仕事を持ち帰る…なんてことは論外です。

休日には、しっかり仕事から離れて気分転換をするようにしましょう。

いつもは行かないような場所までドライブしたり、おいしいものを食べる…など、あなたの気持ちが晴れることなら何でもやってみてください。

趣味を持っている人は、その趣味に没頭するのも良いでしょう。

休みの日にリフレッシュして気分転換ができれば、いざ平日になったときにもスムーズに出社できてしまうかもしれませんよ。

出勤すると得られる楽しみを作る

仕事へ行くということそのものがストレスである、また通勤時間が長くて仕事へ行きたくない…そのようなストレスを抱えている人は、出勤途中に何らかの楽しみを作ってみてください。

例えば…出勤途中にコーヒーのおいしいカフェに寄ったり、景観が美しい公園で少しだけ休憩してから会社へ向かう…など、楽しみの内容は何でも構いません。

また、会社の中に気軽に話せる友人を作ったり、ちょっと気になる異性を見つけるのも良いかも知れません。

つまり、どんな楽しみでも良いので会社に行くということへの心のハードルを下げてくれる楽しみを作ると良いのです。

出社拒否に至ってしまうような憂鬱な気持ちを払拭するような、あなたなりの楽しみを作っていきましょう。

好きなことをするための手段と割り切る

仕事内容や職場環境がストレスで出社拒否症になってしまっているのであれば、仕事に対する考え方を変えてみることをおすすめします。

仕事でやりがいを見出すのではなく、お金を稼いで好きなことをするための手段だと割り切って考えるようにするのです。

そのように考えると、仕事をしてお金がもらえて、そのお金で好きな趣味や好きなものが買えるわけですから、何の問題もありませんよね。

世の中には、自分が就きたい仕事に就いている人ばかりではありません。

仕事に楽しみややりがいを見出せる人は本当に素晴らしいことですが、そうしたものを求めるがゆえに大きなストレスを抱えてしまうこともあります。

ですから、仕事はお金を稼ぐ手段好きなことをするための手段として割り切り、仕事そのものにやりがいや楽しさを求めないことでストレスを遠ざけることができるのです。

そうした考え方もあるということを、ぜひ知っておいてくださいね。

ストレスの原因を解消する

休息や気分転換を図るなど…様々なことを試してみても出社拒否症の症状が出てしまう時には、一度自分自身の気持ちとしっかり向き合ってみてください。

そうして、何があなたにとって出社を妨げるストレスになっているのかを探っていきましょう。

出社拒否の症状を出しているストレスの原因が分かり、それが解消されれば…物理的にはそれで会社に行けるようになるはずです。

仕事量の多さが原因なら上司に一度相談してみるのも良いでしょう。

通勤時間の長さが原因なら、会社の近くに引っ越すことを検討してみても良いかも知れません。

そのようにして出社拒否の原因となっているストレスを解消していけば、あなたを困らせている様々な症状も治まるのではないでしょうか。

1日も早くストレスの原因を解消できるように…ぜひ一度、自分の気持ちと向き合う時間を作ってみてくださいね。

友人や職場に相談する

このように…様々な対処法を試してみても出社拒否症が治まらない時には、1人で思い悩まずに友人や知人、職場の人に相談してみましょう。

誰かに話を聞いてもらうことで、あなたが1人で考えても思いつかないような解決策が見出せることもあります。

また、職場の同僚や上司に相談すると、会社としても様々な対応を講じてくれるので、あなた自身も理解してもらえたと思えることでストレスが軽減するかもしれません。

人に話すということに対して勇気が必要な人もいるでしょうが、ぜひ試してみてくださいね。

専門医の診察を受ける

会社の上司に相談すると一度病院へ行ってみては?とアドバイスされるケースは少なくありません。

出社拒否の症状として現れる不眠や気分の落ち込みなどは、うつ病の症状とも酷似しており、元は出社拒否だったものが悪化して精神的な病気になってしまっていることも十分あり得ます。

ですから、出社拒否が何日も続き、様々な症状が見られるような、一度専門医の診察を受けることをオススメしておきます。

精神科や心療内科といった病院は敷居が高いと感じる人も少なくないでしょうが、出社拒否の症状は出社拒否症または出社困難症という立派な疾患です。

病気であるということは、治療を受けたら改善するということなのですから、臆せず一度専門医を訪ねてみましょう。

カウンセリングで精神的な安定を取り戻せるように促してくれたり、適切な薬物を服用することで症状が改善していきます。

また、専門医の診断が出ることで会社を無断欠勤することなく休むことができるでしょう。

そうした意味でも、専門医を受診するということは大切なことなのです。

最終的には転職や休職を(正社員でなくてもいいじゃない)

ここまで、出社拒否に対する様々な対処法をお伝えしてきましたが…出社拒否症という状態になると、精神的な症状が出社を大きく妨げてしまうため、前と同じように出社できるようになることは難しいのが現状でしょう。

その時には、最終手段として休職や転職をすることも視野に入れておいてください。

一番良くないのは、出社拒否の症状がきちんと治っていないのに転職をして、環境が変わることでまた症状が悪化して…ということを繰り返してしまうことです。

実際にそうした状態になってしまう人は少なくなく、転職を繰り返すことで再雇用時の職場環境が悪化していき、最終的には働くことそのものが難しくなることもあるのです。

日本においては特に正社員で働くことこそが堅実だという価値観が未だ根強いため、転職を繰り返していたり非正規雇用でしか仕事を見つけられずにいると、ますます精神的に追い詰められていく人は数多くいます。

しかし、今は自宅にいてネット上でも仕事ができる時代です。

あなたの中にある美徳や固定観念は一度捨てて、今のあなたがどんなスタイルであれば仕事ができるのか?ということをきちんと検証してみましょう。

そうやって、出社拒否している環境をあなたの意志で捨てて、あなた自身が決めた働き方を実践することで、それまであなたを苦しめていた出社拒否の症状から解放されることができるのです。

出社拒否になる前に…

ここまでの内容では、出社拒否の主な原因やその対処法などについてお伝えしてきましたが、誰もがストレスによって出社拒否を引き起こすわけではありません。

なぜなら、同じストレスを抱えていても、出社拒否になることなく会社に行ける人もいるからです。

そうはいっても、何事もなく出社しているようにも見える人でも突然出社拒否となってしまうこともあるため、そうなる前に何らかの対応をしていきたいものですね。

そこでここからは、出社拒否症を引き起こしてしまう前に、出社拒否を起こしやすい人の特徴や実際に自分が出社拒否症になった場合の治療やチェックリストなどについてもお伝えしていきます。

出社拒否になりやすい人の特徴

出社拒否症というのは、突然どんな人にでも起こりうるものだと言っても、傾向として出社拒否になりやすい人にはある程度共通の特徴が見受けられます。

どんな特徴を持つ人が出社拒否症になりやすいのでしょうか?

責任感が強く完璧主義である

もちろん人それぞれではありますが…責任感が強く完璧主義な性格の持ち主は、出社拒否症に陥る傾向が見られると言われています。

責任感が強い人ほど、任される役職やポジションに対して真摯に向き合おうとします。

そうしてきちんと結果を出さなければならないと頑張りすぎる傾向が、気が付かないうちにストレスとなってしまうようです。

また、完璧主義であればあるほど、その仕事をまさに完璧に仕上げなければならないと思いがちです。

その結果、自分で自分に見えないプレッシャーをかけていき、苦しくなって出社拒否を引き起こしてしまう場合があるのです。

真面目で几帳面な性格である

また、性格面の特徴でいえば真面目で几帳面な性格であればあるほど、ストレスの蓄積から出社拒否を引き起こしかねません。

責任感が強い人と同じように、真面目にきちんと仕事をこなそうとするあまり、気づかぬうちにストレスが溜まって症状が現れてしまいます。

疲れているのかな?なんて思っているうちに出社拒否という自己防衛の症状が現れます。

ですから、真面目な几帳面な性格の人ほど出社拒否を起こす可能性があるのです。

周囲の評価を気にしすぎる

更に、自分が周りからどう見られているかが気になる人も要注意です。

周りとのコミュニケーションが苦手で、その割に自分への周囲からの評価が気になる人ほど、それを気にしてストレスが溜まり出社拒否になってしまう人がいるようです。

周囲の目が気になる人というのは、自分が人から良く見られたいという気持ちを持っていることが多く、周りに相談することもままならない人が少なくありません。

そうしてストレスを抱えていった結果、出社拒否に陥ってしまうのです。

自分はメンタルが強いと思い込んでいる

ここまでお伝えした特徴は、誰が見ても比較的ストレスに弱いと感じる特徴を持っている人が出社拒否になりやすいと考えられています。

ですが、出社拒否を起こしてしまう人は、なにもそうしたメンタルが弱いと言われているわけではありあせん。

むしろ、自分自身のメンタルは強いと思っている人も、突然出社拒否になってしまうことがあるようです。

自分のメンタルは強いと思っている人ほど、ストレスが溜まっていることに気づかないことが多々あります。

自覚がないために、ストレスが少しずつ溜まっていっていても気づくことができないのです。

そのため、出社拒否になってしまって初めてあぁ、ストレスが溜まっていたんだ…と気づくのではないでしょうか。

自分はメンタルが強いと思い込んでいる人ほど、一度ストレスチェックをしてみると良いでしょう。

もし出社拒否を放置したら?

様々な症状により、出社することに対して拒否症状を表している出社拒否症ですが、そうした心身の症状に気づかず放置してしまうとどうなるのでしょうか?

出社拒否の症状を放置してしまうと、その症状が悪化して他の重篤な症状が現れてしまう場合もあります。

ここから、放置の結果どのような症状が現れるかをお伝えしていきますので、もし気になる人がいれば自分自身の抱えている症状などと比較してみてください。

適応障害の発症

出社拒否の原因として仕事内容や職場環境が合わないことや仕事に対するプレッシャーなどがありましたが…

そうした仕事上の問題やトラブルが原因で出社拒否をしている場合、その状態を放置してしまうと適応障害を発症してしまう恐れがあります。

適応障害とは、仕事などに限らず、特定の状況や出来事に対して強い苦痛を感じていることにより、心身や行動そのものに日常生活を困難にするような症状が現れる病気です。

適応障害になってしまうと…気持ちの落ち込みや不安感、判断力や思考力の低下、不眠症、頭痛、手足の震え、めまい、食欲不振などの症状が現れます。

このような症状とともに、適応障害の人は自分が耐えられないシチュエーションを徹底的に避けるような行動を取ることがあります。

会社からの連絡には出られなくなったり、会社の人と会うことを避けるような行動を取ることがあるようです。

うつ病や不安障害のような精神疾患の発症

更に、前述のような適応障害をそのまま放置してしまうと、うつ病や不安障害などの精神疾患を発症するリスクが上がります。

そうなってしまうと、もはや有給休暇などでは対処できなくなってしまうため、会社を休職したりするなどしてきちんと専門医の診断を受けるようにしましょう。

精神疾患を患ってしまったままその状態を放置すると、最悪の場合には自殺まで考えてしまうようになる可能性もあります。

休めば治るなどと楽観視せず、きちんとした対応を取るようにしましょう。

出社拒否症への検査・診断・治療法

このように出社拒否というのは、ただの甘えなどといって放置してしまうと大変なことになってしまう場合もあります。

自分自身や周りの協力で対処できない時には、きちんと専門医を受診して診断を仰ぐことをおすすめします。

出社拒否症などで精神科や心療内科などの専門医を訪れた場合には、まずなぜ会社に行きたくないのか?などといった問診を行います。

問診をきちんと行うことで、出社拒否の症状でとどまっているのか、うつ病などに悪化しているのかが分かります。

はっきりとした診断が出たら、会社にきちんと説明して治療に専念するのが一番です。

専門医が処方する薬を服薬しながら十分な休息を取り、定期的にカウンセリングなどの精神療法を受けることで徐々に症状が改善していくでしょう。

出社拒否チェック

最後に、あなた自身が出社拒否の状態に陥っていないか、また出社拒否になってしまう危険性をはらんでいるかをチェックしていきましょう。

以下の質問にはいかいいえで答えてください。

  • 夜なかなか眠れない
  • 目は覚めているのが朝布団から出るのが億劫である
  • 出勤まで時間がないのが分かっているのに、ダラダラとしてしまう
  • 会社へ出かけるときに、気持ちがどんよりと沈んでやる気が出ない
  • 自宅を出る前になると、頭痛や腹痛に襲われる
  • 仕事のある日の朝は、お腹を壊しやすい
  • 通勤途中に、めまいや動悸を感じるときがある
  • 朝食を食べようとすると吐き気を感じる

このような症状に対してはいの回答が多い時には出社拒否症の可能性があります。

そうした結果が出た人は、早めに精神科や心療内科を受診してみてくださいね。

また、上記のチェックだけでなく、こちらのサイトも参考にしてみてください。

あなたの心のメンタルヘルスチェックやストレスチェックができますよ。

まとめ

仕事に行きたくないという気持ちだけでは出社拒否症と断言することはできません。

そうした仕事に行きたくないという気持ちに加えて、実際に身体的な症状が表れてしまうと出社拒否症だと言われます。

そのような症状に気づいたときには、決して無理をしないようにしてください。

自分で自分を追い詰めたりせず、会社や家族へきちんと状況を伝えて相談してみましょう。

あなたが置かれている状況を理解してもらえれば、あなた自身も気持ちが楽になるはずです。

ぜひこの記事を参考に対処してみてくださいね。

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