『離婚の原因』と聞くと、『浮気』『不倫』『暴力』など、テレビで見聞きするようなワードが思い浮かぶことでしょう。
しかし、離婚の原因はそれだけではないんです。
『うちは、そういうこと(浮気・不倫・暴力)はないから、離婚なんてしないわ』
なんて安心していてはいけません。
離婚の原因は、ひょんなとこから現れて、あっという間に夫婦を壊してしまうのです。
そんな離婚の原因を7つご紹介します。
心当たりのある方は、要注意ですよ!
生活リズムの違い
芸能人の離婚の原因で多いのが『生活リズムの違い』ではないでしょうか?
『生活リズムが違って、家でも顔を合わせることが難しくて……』
なんて言っている芸能人を、テレビでよく見ますよね。
しかし、これは芸能人に限ったことではありません。
一般人のわたしたちにも、生活リズムの違いが、離婚の原因になる可能性はあるのです。
例えば、奥さんは『朝出勤して夜帰宅する』という生活リズムでも、旦那さんは『夜出勤して朝帰宅する』という生活リズムであったら、全く生活を共にすることができませんよね。
『そんな人と結婚するわけない』と思うかもしれませんが、結婚してから、仕事の都合で、上記のように生活リズムが変わってしまったら、どうしようもありません。
時間を共有できないというのは、本人たちが思っている以上に、大きな溝を生んでいってしまうものです。
『結婚したのに、全然会えないし、話しをする時間も持てないなら、結婚した意味がない』
そう思って、離婚してしまう夫婦もいるのです。
ですから、離婚の原因が『生活リズムの違い』というのは、仕事によっては、一般人のわたちたちにもあり得るのです。
同居トラブル
義理の親との同居となると、嫁姑問題が勃発しそうですが、実はそれだけでなく、妻と夫の離婚の原因にもなりうるのが、同居の怖いところです。
例えば、旦那さんの両親と同居することになったとしましょう。
旦那さんからしたら、自分の両親が一緒に住んでいるだけで、結婚する前とさして変わらない生活を送ることができるでしょうが、奥さんからしたら違います。
義理の両親はどんな性格なのか、どんな生活スタイルなのか、家事はどうやっているのかなど、わからないことだらけです。
それを、旦那さんが理解して、妻と両親の関係を良好に保てるよう架け橋になってくれれば良いのですが、残念ながら、そこまでしてくれる旦那さんは、なかなかいないのが実情です。
その結果、奥さんはストレスを溜めこみ、それに気づかず、実家にいるように平然と過ごしている旦那さんに怒りを覚えて、離婚となってしまうこともあるのです。
同居トラブルとは、嫁姑だけの問題ではないのです。
同居トラブルは、妻と夫の問題にも発展してしまうものなのです。
些細なケンカ
周りが理解しにくい離婚の原因の一つが、『些細なケンカ』です。
『そんなことで離婚したの!? 』
なんて、聞く人みんなが驚くようなことで離婚をする夫婦は、少なからずいます。
しかし、周りからみたら些細なことでも、当人たちからしたら、大問題だったりするのです。
ケンカというのは、どんなに仲の良い夫婦でも一度はするものです。
例えば、
- 掃除機のかけ方
- 洗濯の仕方
- 洗濯物のたたみ方
- 食器の洗い方
など、生活を共にする上で、毎日やることにおいての、やり方の違い一つでも、ケンカが始まることもあります。
そんな小さなケンカが、離婚の原因になることも、残念ながらあるのです。
性格の不一致
『性格なんて、結婚する前からわかっていたんじゃないの? 』
なんて思う人もいるかもしれませんが、結婚している人には理解していただけるでしょう。
結婚してからわかる性格もあるのです。
結婚する前は、お互いに良いところを見せようと必死です。
ですが、結婚できてしまうと、安心して、見栄を張ることをやめてしまうのでしょう。
素が出ることで、相手を幻滅させてしまうこともあるのです。
『結婚前は優しかったのに、結婚してからは亭主関白で、わたしを家政婦のように扱う』
なんてことも、あるようです。
こんなギャップだけではなく、ほんのちょっとの価値観の違いでも、毎日一緒にいると、違和感を覚えて、受け入れられなくなってしまうこともあります。
性格とは、なかなか変えることができないものですから、一度、性格の不一致を感じてしまい、それに耐えられなくなってしまったら、離婚になるまでに時間はかからないでしょう。
クセが直らないことへの不満
クセというのは、自分では気づきにくく、人に指摘されて初めて気づいたりしますよね。
そして、指摘されても直せないクセというものもありますよね。
そのクセが、相手を不快にさせていると、やっかいです。
結婚して毎日一緒にいると、嫌でも相手のクセを見ることになります。
『そのクセ直してよ! 』と言っても、簡単には直りません。
- 『トイレのドアを閉めない』
- 『見ていないのにテレビがつけっぱなし』
なんて小さなことでも、気になる人は気になります。
そういうクセが原因で、離婚になってしまうこともあります。
ケンカが起こらなくても、クセの一つで離婚にまで発展してしまう可能性があるのが、実情です。
子育て観の違い
『子どもは、二人で育てていきたい』と思っていても、子育て観が違うと、困りますよね。
お母さんとお父さんで、言っていることが違うと、子どもも混乱してしまいます。
同じ目標に向かっている子育て観であるのなら、多少の違いは大目にみることができるでしょうが、全く違う目標だった場合はやっかいです。
子育て観の違いで離婚してしまうというのは、子どもにとっては悲しいことです。
できれば話し合いで解決してほしいものですが、実際はなかなか難しい問題なのでしょう。
愛情がなくなった
もはや、どうしようもない離婚の原因と言えるでしょう。
愛情たっぷりで結婚したのに、時が経つにつれて、その愛情は薄れていき、最後にはなくなってしまうこともあるようです。
しかし、愛情がなくなってしまうのには、理由があるはずです。
- 『優しくしてくれなくなった』
- 『やってくれるのが当たり前と思われるようになった』
- 『ありがとうを言わなくなった』
など、いて当たり前、やって当たり前なんて、『当たり前』と思うようになってしまっていたら、それはもう愛情を失っているということでしょう。
愛情がなければ、なにか些細なことをきっかけに、離婚となってしまう可能性が大いにあります。
熟年離婚などが、まさにそうでしょう。
愛情がなくなってしまったら、離婚はすぐそこに迫ってきていると思ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
離婚の原因を7つご紹介しましたが、『もし、わたしが夫と離婚するとなったら、これが原因かな』と思い当たるものがありましたか?
離婚するということは、ほとんどの場合が喜ばしいことではないため、離婚の原因に思い当たることがない方が、本当は良いのです。
しかし、自覚がなくて旦那さんを傷つけているなんてこともあるかもしれませんので、これを機に、旦那さんとの結婚生活を振り返ってみてください。
旦那さんとの溝や旦那さんへの不満を離婚で解決するのではなく、きちんと話し合いで和解して、夫婦円満でいられるのが一番です。