あなたの周りに「怒ると怖い人」とうわさされている人はいませんか?
- なにかをきっかけに、普段はおとなしい人が怒りだして手がつけられなくなった
- 優しくて人情深い人が相手の裏切りをきっかけに、執拗にその相手を攻撃する姿が怖かった
など、怒ると怖い、怒らせたら怖い人の話はわりとよく耳にします。あなたの身近にもいるはずです。
実は、怒ると怖い人には「見た目」と「性格」にいくつか特徴があります。
たとえば、自分の感情を必要に抑えすぎていたり、マニュアル的行動を好んだり、計算高く自己愛が強かったりなど。
今回は、ある一線を越えると怒りをコントロールできなくなる「怒ると怖い人」の特徴を解説していきます。
あわせて、怒りの火の粉が自分に降りかからないための対処法、そんな人を怒らせてしまった時の対処法もご紹介します。
怒ると怖い人の見た目の特徴
怒ると怖い人の見た目の特徴は、下記になります。
- いつもニコニコしている
- 無表情
- 笑顔でありつつ目が笑っていない
- 目が据わっている
- クール
いつも笑顔でいることも、無表情でいることも、実は同じ心理的反応で、自分の感情を相手に悟らせないための行為です。
また、クールな印象や目が据わっている表情は「自分に近づくな! 」というサインを相手に送っていることになります。つまり、本心を顔に出さない人、あえて「怖い」といったサインを出している人は、怒ると怖い人の可能性が高いです。
怒ると怖い人の性格の特徴
怒ると怖い人の行動的特徴は、下記になります。普段は誰にでも優しく、愛想がよい
- 誰に対しても無反応
- 筋書き通りに進んでいれば上機嫌
- 計算高く、自分が不利になると表情が変わる
- 理論的であるが、反論されると感情的になる
誰に対しても優しい、もしくは、無反応な場合、自分の感情を抑えている可能性があります。そのため、大丈夫だろうと勝手に判断して、無遠慮な対応をとってしまうと、相手の感情は沸点に達し、怒りをあらわにすることになります。
また、自分がその場のイニシアティブを握っている時は上機嫌なのに、思うように進まなくなった途端に、怒りなどのネガティブな感情をあらわにする人も危険です。普段、隠しているネガティブな感情が一気に吹き出します。
怒ると怖い人の心理的特徴
何かのきっかけで怒りが爆発してしまい、とても怖い人に変貌する人の心理的特徴は、下記になります。
- 自分の感情を抑制しすぎる
- 自分に劣等感がある
- 自分に自信が持てない
- 自己愛が強い
- 損得勘定が大きい
これらの心理的背景の原因のひとつは、「不安」です。
親などから「いつも笑顔で」「誰にも優しく」と過度に教育された人は、自分がそれ以外の対応をとることに不安を感じます。
そのため、理不尽な対応をされたら、怒りや不愉快な思いをもつのは当然であるにもかかわらず、「そうであってはならない」と自分自身で感情を封印しようとします。
さらに、「笑顔でいなければ自分に価値はない」という劣等感も抱いているため、自分の怒りが堆積していることに気がつきすらしません。
その結果、我慢の限界に達したとき、怒りのコントロールができず、爆発的に怒りを吐き出すことになります。
そして、我慢してきた自分を馬鹿にした相手をゆるすことができず、執拗なまでに相手を追い詰めたり、恨んだりすることさえあります。
相手に自分の心を読ませないタイプの人に、この心理が働いていることが多いです。
また、マニュアルを好むタイプ、自分が輪の中心でいたいタイプの人が筋書き通りにいかなくなった時に、周囲から責められたり、馬鹿にされたりした時にも、感情が一気に噴き出すことになります。抑え込んでいた「できない自分」に直面させられるためです。
怒ると怖い人とは、「誰が何といっても、自分は自分」といった安定した自己像がありません。
そのため、ムリに自分を装ったり、理論やマニュアルなどで武装し、自分の弱さや劣等感を覆い隠します。
そして、その鎧が壊れたとき、周囲を巻き込むほどの負の感情があふれだします。
すると、怒りを向けられた人にとっては、普段とのギャップが大きすぎるため、「怒ると怖い人だったんだ」と混乱することになるのです。
怒ると怖い人を怒らせてしまったときの対処法5つ
怒ると怖い人が怒りだすと、すぐには感情をコントロールすることができません。そのため、次に5つの方法で対応することが適切です。
1.謝る
怒らせた根本的な原因が自分にあってもなくても、相手の感情を揺さぶり、怒りを感じさせてしまったことは事実です。
この事実に対しては、すぐに謝ることが大切です。
この時に、馬鹿にした態度や投げやりな対応が垣間見えると、さらに相手はヒートアップするため、「謝る姿勢」には細心の注意が必要です。
2.反論しない
怒りはじめた後の相手の思考は、論理的ではありません。
自分を正当化するための言い訳や、相手を非難する言動があふれ出してきても、相手がすべて吐き出し終わるまで反論しないことが大切です。
下手に理論的に対応したり、感情を相手にぶつけてしまうと、火に油を注ぐことになります。
反論は避けることが一番です。
3.黙って見守る
怒ると怖い人の中には、怒りを言葉ではなく「行動」で示す人もいます。
物をけ飛ばす、物を投げる、相手につかみかかる、自分の頭を壁に打ちつける・・・など。
相手につかみかかるなどの暴力であれば、止めに入る必要がありますが、物にあたる程度であれば、自分の感情を収めようとしている行為と考え、落ち着くまで黙って見守るのが無難です。
私の職場にも、上司から不快なことを言われると、机に物を置く時にわざと大きな音を立てて置き、怒りをあらわする人がいます。
この時の対応は、あえて気がつかない振りをし、その行動の原因についても尋ねずに様子を伺うことにしています。
するとそのうちに冷静になり、そんな態度をとった自分を反省し、謝罪することが多いです。
4.十分に落ち着いてから話し合う
感情のコントロールができないうちは、怒り出した相手に何を言っても聞く耳を持ちません。ですから、相手が十分に冷静になったことを確認したうえで話し合うことが大切です。
しかし、その人が我慢に我慢を重ねた上で怒りを爆発させた場合には、話し合いを持ったとしても、怒らせた相手を赦す気持ちが持てないことは十分にあります。
怒ると怖い人は、相手を赦さない意思の強さも、かなりのものがあります。
5.怒る状況にもっていかない
怒ると怖い人とうまく付き合っていくには、怒る状況にもっていかないことが大切です。
そのためには、相手が何に対して激しく反応しやすいのかを理解した上で関わることが大切になります。
怒ると怖い人とは一定の距離感を保つ、それこそが火の粉を被らない最善の方法です。
まとめ
怒りには、大きなパワーがあります。
怒ることで、本人だけでなく周囲も巻き込み、重々しい空気にします。
怒ると怖い人を見極め、相手との適切な距離感を保ちながら、誰も怖い思いをしない人間関係を構築していきましょう。
そのためにも、下記のような相手の心を揺さぶり、怒りの感情を一気にあふれださせるような行動は包むように。肝に銘じてください。
- 誰にでも優しく愛情深い人を傷つける
- 表情を読ませない相手に不用意に近づく
- プライドが高く、アニュアル的行動をとる相手を不用意に馬鹿にする
黙ると怒る方です。
私はキレると何をするか分からなくなり手に負えない事もあります。
許せない怒りがあるからです。
許せない言葉が引きずってしまう為血が上る怒りやあるからです。
私もです。仕事上で当たり前のことを注意され、普通なら受け入れられるところをなぜが急に異常に不快になり、相手を殺してやりたくなるくらい憎くなります。相手はわるくなないのですがどうしても許せなく、涙が止まらなく執念深い状態がずっと続きます
これを読んでほぼ全てに当てはまりなるほど、そう言うことかと思いました。
唯一違ったのが、怒りが爆発したとき、必ず何にそんなに怒ってるのか、本当に怒ることなのか、何で怒ったのかというのを、客観視する様にしていることでしょうか。これもまた、論理思考故なのかもしれませんが(汗
このページを見て、まさか自分が怒るとものすごく怖くなる人だとは思いませんでした。自分に自信がないことが分かり不安ですが工夫していきたいと思います。